■ 後藤茂之が語る


後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 【平成21年6月号】 

ソフトパワーは、日本の力

1.

補正予算の話になると、民主党は、ハコモノである『マンガ喫茶』に117億円も無駄遣いしていると批判を繰り返しています。

2.

しかしながら、
(1) アニメ、ポップアートなどコンテンツ産業のソフトパワーは成長力を高める期待の分野です。(コンテンツ産業の市場規模は国内で14兆円、世界では150兆円。)現在、欧米において『ジャパン・クール』と呼ばれ、日本の文化として評価が高いのは、第一に、和食、日本庭園、盆栽、禅、書といった伝統文化、第二はアニメ映像文化です。日本では所詮『マンガ』とされているアニメを映像文化としてきちんと認識し、世界に発信することは国家戦略として意味のあることです。

(2) 現在、アジアを中心に日本アニメの偽物が流布しており、国際的な連携により著作権を保護し著作権による収入を確保することで、アニメ産業で苦労して働く人々を応援することができます。

(3) センター建設は、長らく検討されてきたもので、補正予算で急きょ決定されたものではありません。建設することが方針なら、100年に一度の危機で内需創出が最大の課題である今やることは有意義です。建設候補地の『お台場』はアジアの人々のあこがれの地となっており、メディア芸術の国際拠点として多くの集客や国際会議が期待されています。また、センターの運営は完全に民間委託し、効率的に行われます。

3.

 今、『100年に一度』と呼ばれる危機を脱するには、内需を拡大させることがどうしても必要です。無駄をすることなく、知恵の限りをしぼる必要があります。批判ばかりをするのではなく、皆で助け合い、支え合ってこの危機を乗りこえなければなりません。

厚生労働部会長

行政改革推進本部事務局長
  衆議院議員  後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 【平成21年5月18日号】 

小沢前代表の去就に思う

1.  小沢代表はなぜ代表を辞めざるを得なかったのか。公設第一秘書の起訴、西松建設等の『カネの問題』への説明は十分なのか。国民は小沢前代表の政治手法に対する不信を持っている。

 そんな中で民主党は、なぜこれらの問題を明確にしないまま、小沢前代表を選挙対策担当の筆頭代表代行に改めて起用するのか。これでは事実上小沢代表代行が党内支配力を持ち続けることは明白である。常日頃の党の言動とは全く相いれない対応なのではないか。
2.

 小沢前代表が抜けると
(1)選挙態勢がとれない。
(2)小沢前代表が強い力で抑え込まないと横路グループ、菅グループ、前原グループ、小沢チルドレンなど党内がバラバラになる。
などと言われているが、それは党内事情でしかない。

3.  今後、鳩山代表は、これまで見られたような『なんでも反対』『あげ足とり』『耳ざわりがよいが整合性のない矛盾ある主張』『審議ひきのばし』など政権戦略のためのデモンストレーションに陥ることなく、責任ある政策論争をきちんとすべきだ。一方で、与党も緊張感をもってしっかりと襟を正し、よりよい政策実現のため正すべきところは正すのは当然のことだ。麻生総理には大きな責任がある。

 『100年に一度の危機』を乗りこえ、国民生活を防衛するためには、党利党略でなくみんなが力を合わせ、よりよい政策をつくりあげ、すみやかに実行に移すことが、今なんとしても必要だ。

厚生労働部会長

行政改革推進本部事務局長
  衆議院議員  後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 【平成21年4月号】 

中小零細企業を応援
〜経済危機対策・補正予算(15.4兆円)〜

資金ぐり>
1. 危機を乗り切る資金をつなぐ。
(1) 緊急保証枠の拡充       (20兆円 → 30兆円)
(2) セーフティネット貸付枠の拡充(10兆円 → 15.4兆円)
(3) マル経融資の限度額拡充          (1,000万円 → 1,500万円)
働  く>
2.

支え合いで雇用をまもる。
(1) 雇用調整助成金の助成率の9割への上乗せ等(6,000億円)
(2) 緊急人材育成・就職支援基金の創設(7,000億円)
(3) 緊急雇用基金の積み増しによる地域雇用の創出(3,000億円)

仕 ご と>
3. ものづくり、商店街、観光サービス業を伸ばす。
(1) ものづくり技術力、試作品開発、販路開拓(700億円)
(2) 地域事業を可能とする地域活性化交付金を創設(2兆4,000億円)
(3) 21年度社会インフラ事業の前倒し執行(過去最高水準8割)

 後藤茂之代議士は、連日の明け方までの作業を通じて、厚生労働部会長、中小企業調査会事務局長、日本経済再生戦略会議事務局長等として、過去最大の『経済危機対策』(56.8兆円)のうち、雇用対策、中小企業対策、金融対策、社会保障対策の作成を担当、中心となって活躍しました。
 今や政策通のニューリーダーとして大きな注目を集めています。

厚生労働部会長

行政改革推進本部事務局長
中小企業調査会副会長兼事務局長、金融調査会副会長兼企業会計委員長
  衆議院議員  後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 【平成21年3月12日号】 

小沢代表の秘書逮捕

1.  小沢民主党代表の秘書の逮捕に始まったゼネコン疑惑が大きな問題となっています。事件の真相の解明自体については、司直の手にゆだねるしかないと考えます。
2.

 今回、多くの民主党幹部が、小沢代表の秘書逮捕が『政治権力による陰謀』、『国家権力による謀略』『国策捜査』だという反論を行っています。しかしながら、これらの発言には、民主党の前原副代表自身も指摘しているとおり、大きな問題があります。こうした発言をしている人は、政治権力を握ることができれば、検察や司直の捜査に影響力を行使できると思っているのでしょうか。本当にそんなことを思っているとしたら、政権担当者となろうとする者としては不適切で恐ろしいことです。もし、時の総理や権力者の捜査への関与が行われるならば、田中元総理の外為法違反という形式犯による逮捕、周辺におきた贈収賄事件による細川総理の退任、議員引退などは、おこらなかったはずです。検察による逮捕という事実そのものは、公人としてまず、正面から冷静に受けとめるべきです。政治家としての見識と責任が問われています。

3.  今回のような政治とカネの疑惑を放置したまま、国民の政治に対する信頼を回復することはできません。与党への拡がりもうわさされる中、徹底的な政治とカネの透明化、浄化が必要です。混乱した古い政治に責任ある新しい風を起こしたいと考えます。


◆ みんなで支え合ってこの危機をのり越えよう 

厚生労働部会長

行政改革推進本部事務局長
  衆議院議員  後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 【平成21年3月号】 

『1・2・3の会』発足

1.  麻生総理の度重なる不用意発言とその撤回、財務大臣の記者会見での失態等、政府幹部には緊張感が欠けているとしか言いようのない失敗が続いています。これでは国民生活を守るため何日も徹夜も辞さず景気・雇用対策に必死になって取り組み、国民の信頼回復のため各省庁の抵抗をうけつつも苦労しながら公務員制度改革、ムダ遣い撲滅などをすすめる我々の真剣な思いが国民には伝わりません。自覚をもってしっかりやってほしいと思います。

 当面、まずは『百年に一度』と言われる経済危機・雇用危機から国民生活を守るため、政策執行に空白をつくらず予算・景気対策関連法案の一日も早い成立、実行をめざすことです。国民を第一に考えれば、国会審議の妨害や党内外の政争などは許されません。

2.

 この度、危機意識をもった自民党の当選3回生から1回生が集まり、『自民党を刷新し、日本を再生する会』(通称『 1・2・3の会』)を立ち上げました。第1回の会合は、3月4日に開かれ、80名を超える衆議院議員本人が集まりました。私自身も数人の仲間と発起人となり、会の代表世話人となっています。国民生活、国民意識を敏感に受けとめ、国民に対して新しい清新な感覚で政治姿勢を明確に提示し、大胆な政策提言を行います。3月の下旬には、議員本人が泊まりがけでセミナーハウスに集まり、カン詰め会議を通じて直接提言をまとめることにしています。混乱した政治に新しい風を起こしたいと考えます。新しい力が動き始めます。

厚生労働部会長

行政改革推進本部事務局長
  衆議院議員  後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 【平成21年1月13日号】 

定額給付金とは?

1.  定額給付金は、昨年来の食料品や日用品の物価高や景気の急激な悪化による雇用不安により、打撃を受けている家計の不安や痛みをやわらげるための緊急生活支援措置です。
2.

 定額給付金を使ってさえいただければ、少なくともGDPを0.2%押し上げる効果があります。経済危機を打破するための内需拡大措置でもあります。

3. 米国、オーストラリア等諸外国でも同様の緊急生活支援措置を実施しています。
4.

 民主党が主張している「給付金付き税額控除」の制度も納税者ばかりでなく、税金を払っていない人にも同額の給付が行われるという意味では、定額給付金と実質は同じことです。給付金の方が、税金を今後控除して減額調整する方式より、迅速な実施が可能です。

5.  定額給付金を理由に、第二次補正予算の成立を遅らせ、反対することが本当に景気や雇用に不安を持つ国民のためと言えるのでしょうか。今後、一日も早い21年度予算、予算関連法案の成立をめざします。
6.  更なる経済・雇用情勢の悪化に対しては、『100年に一度』の危機を打破するために更なる経済対策、雇用対策、生活防衛のための社会保障対策、地方対策などを果敢に追加します。

厚生労働部会長

行政改革推進本部事務局長
  衆議院議員  後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 【平成21年1月号】 

気迫と覚悟をもって景気対策・雇用対策を実行

 新年明けましておめでとうございます。

雪のないおだやかな天候の正月でありましたが、『100年に1度』とも言われる厳しい経済・雇用情勢の中 緊張感のある新年を迎えました。

1月5日から開かれる国会でも、予算・予算関連法案・景気対策関連法案の一日も早い成立をめざします。政治が今こそ気迫と覚悟を示す時です。

危機に際して、不信や不安を乗り越えて新しい時代を切り拓いていかねばなりません。みんなで温かい手を互いに差しのべあい、支え合ってこの危機を乗り越えましょう!



<至急連絡>

通常国会冒頭の1月8日(木)(予定)の衆議院予算委員会総括質疑において、ニューリーダーの1人として、石原伸晃、小池百合子、後藤茂之の3人で質疑に立ちます。
その模様は、NHKでテレビ中継放送されますので
是非御覧ください。
                         

厚生労働部会長

行政改革推進本部事務局長
  衆議院議員  後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 【平成20年12月29日号】 

地方に手厚い予算の早期成立が最優先

1. 政府・与党は、大変に厳しい情況に追い込まれた地方を元気にするため、経済対策・雇用対策に加え、第二次補正予算では6,000億円の臨時交付金、来年度予算では何でも使える地方交付税1兆円を増額するなど思い切った『地方再生のための景気対策予算』を編成しました。
2.

衆議院を解散するための政略抗争に熱を上げる前に、まずは、地域経済や国民生活を守るため一日も早い予算、予算関連法の成立こそが最大の景気対策であり、政治の責任だと考えます。

■   地方への具体的な景気対策の例

 (1) 「地域活力基盤創造交付金」          9,400億円

 (2) 「地域活性化・生活対策臨時交付金」      6,000億円

 (3)  雇用創出などのために地方交付税を増額       1兆円

 (4) 「ふるさと雇用再生特別交付金事業」      2,500億円

 (5) 「緊急雇用創出事業」               1,500億円

 (6)  食料自給率向上対策                 630億円

 (7)  高速道路料金の大幅な引下げ         5,000億円

 (8) 「経済緊急対応予備費」(主に公共事業に有効活用)   

                                       etc.

■ 地方交付税 15兆8,000億円(前年度比 +4,000億円)

   うち    法定率分等               11兆円

          国の一般会計加算等    3兆8,000億円

         1兆円の増額               1兆円

みんなで支え合って この危機をのり越えよう。〜
<連絡>

来年の通常国会冒頭の1月8日木曜日(予定)の予算委員会総括質疑において、自民党のニューリーダーとして、石原伸晃、小池百合子、後藤茂之の3人で質疑者に立ちます。NHKで国会中継が放送されますので是非御覧ください。

厚生労働部会長

行政改革推進本部事務局長
  衆議院議員  後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 【平成20年12月25日号】 

21年度予算における行政の無駄削減額

政治や行政に対する国民の信頼を取り戻すため、行政改革推進本部、無駄遣い撲滅PTにおいて、各省庁の無駄遣いを一掃すべく、あらゆる角度から総点検を実施し、歳出改革を推進しています。21年度予算における削減額は
以下の通りですが、22年度予算以降さらに行政支出の無駄遣い撲滅に引き続き懸命に取り組みます。

◆  レクリエーション経費、広報経費、委託調査費、タクシー代 

・ レクリエーション経費を廃止          【▲3.5億円】

・ 広報経費、委託調査費、タクシー代を3割以上削減【▲554億円】

◆ 公益法人の見直し 

・ 公益法人への支出(対18年度比▲41.4%)【▲3,928億円】

・  公益法人の基金を見直し、不要額を国庫返納 【歳入:654億円】

◆ 特別会計の見直し 

・ 特別会計の見直しの対象とすべき歳出を削減【▲1兆2,400億円】

◆ 独立行政法人の見直し 

・ 独立行政法人向け財政支出を削減     【▲1,377億円】

・  独立行政法人保有資産の不要額を国庫納付 【歳入:304億円】

◆  政策の棚卸し 

・  政策の棚卸しについては、既存の事業等について、必要性、有効性、効率性等の観点からゼロベースで見直し。

                            【一般会計:約5,500億円】
                            【特別会計:約3,300億円】

厚生労働部会長

行政改革推進本部事務局長
  衆議院議員  後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 【平成20年12月24日号】 

3年間で2兆円規模  緊急雇用対策! 140万人の雇用維持。

府・自民党は、住宅ローン減税など1兆円の政策減税や手厚い中小企業支援、また地方交付税の1兆円増額など、思い切った景気対策を打ち出しました。

これらの対策を通じて需要を喚起し、雇用の維持・創出を進めます。

(第一次補正予算を含め事業規模で75兆円程度)

1.中小企業等の経営者の皆さんへ!

<1>解雇せずに休業や教育訓練・出向などで雇用を維持した場合、賃金等の4/5(大企業2/3)が助成され、対象者に雇用期間6か月未満の非正規労働者も追加されます。(雇用調整助成金制度の拡充)

<2>39歳までの年長フリーターを正規に雇用すると、1人あたり100万円が受けられます。(大企業は50万円)

<3>内定を取り消された学生等を正規に雇用すると、1人あたり100万円が受けられます。(大企業は50万円)

<4>受け入れている派遣労働者を直接雇用すると、1人あたり100万円が受けられます。(大企業は50万円)

<5>初めて障害者を雇用すると、100万円の奨励金が受けられます。

<6>労働者の離職後に引き続き住宅を無償提供する事業主には、家賃補助として月4〜6万円が助成されます。

〈最寄りの労働局、ハローワークの窓口でご相談ください〉

2.解雇されて住まいにお困りの皆さんへ!

<1>解雇されて社員寮・社宅等を出なければならない方々の、「雇用促進住宅」への年内の入居が可能になりました。

<2>住居確保への新たな支援(貸付)制度が創設されました。

・雇用保険の給付がない方は、最大186万円(50万円の住居入居初期費用、6万円×6か月の家賃補助、100万円の生活・就職活動費)を借りられるようになりました。

・雇用保険の給付がある方も、最大50万円の住居入居初期費用、最大10万円の生活・就職活動費を借りられるようになりました。

<3>ハローワークの職業紹介、職業相談や職業訓練の受講についての支援などの機能も強化されています。

〈最寄りの主なハローワークの窓口(安定就職コーナー)でご相談ください〉

3.雇用保険制度が充実されます!

<1>年齢、地域などによって、特に再就職が困難な方の失業給付の期間が60日分延長されます。

<2>非正規労働者に関する適用範囲が「1年以上の雇用見込み」から「6ヶ月以上」に拡大されます。

<3>契約更新されなかった有期契約労働者の基本手当の受給要件が1年から6ヶ月に緩和されます。

〈雇用保険の適用・給付については、最寄りのハローワークにお問い合わせください〉

(参考)

  民主党が会期末になって提出し審議もほとんどせず参議院で強行採決した雇用関連法案の雇用助成政策は、すでに発表されている与党の雇用対策政策とほぼ同様の内容です。また、雇用促進住宅への入居、貸付制度などすでに実施されたものも含まれています。

4.地方の雇用が創出されます!

<1>雇用創出等のために、地方交付税が1兆円増額されます。

<2>「ふるさと雇用再生特別交付金事業」(2,500億円規模)によって、地域ブランド品開発事業、食品リサイクル事業など安定的な雇用機会が創り出されます。

<3>地方公共団体やシルバー人材センター等が行う事業を支援する「緊急雇用創出事業」(1,500億円規模)によって、一時的な雇用・就業機会が創り出されます。

みんなで支え合いこの危機をのり越えよう。〜

厚生労働部会長

行政改革推進本部事務局長
  衆議院議員  後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 【平成20年12月8日号】 

景気対策、生活防衛に全力を。

1.『生活対策』(27兆円)の早期実現。

(1)世界の金融資本市場の100年に一度といわれる危機の中、深刻化する我が国経済に対応するため、第二次補正予算・補正関連法案・21年度予算の早期成立をめざします。状況に応じて果断に財政出動し、公共インフラ整備を含め対策を追加します。

(2)今回の『生活対策』の特徴としては、その規模の大きさに加え、厚生労働部会長として尽力した結果、従来からの景気対応策の他新しく生活防衛のための社会保障関連施策が盛り込まれたことです。


<1>介護報酬3%プラス改訂のための財源措置(1,200億円)、
<2>子供安心基金の創設(1,000億円)、
<3>子育て応援手当の支給(800億円)、
<4>妊婦健診の公費負担の拡充(800億円)、
<5>障害者自立支援基金 (3,000億円) の補填、
<6>雇用保険の保険料引下げ(6,000億円)etc.


2.中小企業金融の確保(30兆円)。

(1)緊急保証制度をはじめとするセーフティーネットとしての貸付保証枠を30兆円に拡大します。なお、信用保証協会100%保証、別枠保証(8,000万円)を10月31日より既に実施しており、二次補正がなくても、年末(12月)の対策への対応は確保されています。

(2)政争の対象となっている『金融機能強化法案』を成立させ、中小企業を支える地域の金融機関の万が一の破綻に備えます。

3.新たな雇用対策の実施(140万人の雇用下支え)。

(1)失業率が過去最悪の5.5%を突破し130万人以上の失業者が発生する恐れがあり、140万人の雇用対策を講じます。

(2)雇用保険2事業で1兆円規模、一般財源で1兆円規模、総計で2兆円規模の予算を確保し、ふるさと雇用再生特別交付金の拡充、緊急雇用創出事業の創設、雇用保険制度の大幅な機能強化等を図ります。

〜みんなで支え合いこの危機をのり越えよう。〜

厚生労働部会長

行政改革推進本部事務局長
  衆議院議員  後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 【平成20年10月1日号】 

まったく実現不可能な小沢代表の財源論

○ 小沢民主党代表は、代表質問で一般会計と特別会計とを合わせた国の年間純支出 212兆円を抜本的に組み替え、あわせて、いわゆる「埋蔵金」を活用することによって、政策の財源20.5兆円を捻出すると表明しています。

● しかし、国の純支出の8割以上は、国債費、社会保障、地方の財源、貸付の原資である財政投融資です。これらは削減困難であるか、削減しても財源にならないものばかりです。仮に今の予算から20.5兆円の財源を捻出しようとすれば、これら以外の政策経費(約30兆円)の7割をカットすることになります。

● また、「埋蔵金」は、一回限りのもので恒久財源にはなり得ません。

厚生労働部会長

行政改革推進本部事務局長
  衆議院議員  後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 【平成20年10月号】 

長寿医療制度の見直しの考え方

1. 現在の長寿医療制度は、高齢者医療の安定的な確保を図るとともに、昭和58年から続いた老人保健制度が抱える問題点を解決するために、10年に亘る議論を経て、制度化されたものです。

2. 野党民主党が言うように単に制度を廃止し、元に戻すということでは、こうした老人保健制度の問題点が復活してしまいます。また、低所得者の方の負担が今度は逆に上がるうえに、本来の目的である高齢者の方の安定的な医療が確保できません。

3. 従って、今般、新政権の発足に伴い、これまでのご議論を踏まえ、高齢者の方々の心情に配慮する中で、法律に規定されている5年後の見直しを前倒しして、よりよい制度への改善を図ろうとするものです。

4. 見直しに当たっての具体的な視点としては、次のような点が考えられます。

<1>  高齢者医療制度を支える費用負担のあり方について、現役世代と高齢者、事業主と被用者、保険者の財政等様々な要因を検討し、全世代の納得と共感が得られる公費負担の引き上げ等枠組みを検討する。

<2>  高齢者の心情に配慮し、年齢のみによる区分のあり方について、例えば、75歳以上でも現役で働いている方の扱いも含め、検討する。

<3>  年金からの保険料支払いのあり方について、これまでの与党での検討を踏まえ、普通徴収の対象範囲の拡大や選択制の導入等を含め、検討する。

5. 見直しはこれまでいただいた様々なご意見等を踏まえ、高齢者をはじめ医療関係者、事業主や被用者、保険者、地方公共団体等多くの方々の意見を聞きながら、1年を目途に幅広い議論を進めていくこととします。

厚生労働部会長

行政改革推進本部事務局長
  衆議院議員  後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 【平成20年9月22日号】 

総理にふさわしいのは、麻生か小沢か?

1.9月22日の自民党総裁選で麻生太郎候補の地すべり的大勝となりました。当初は、一位・二位の決戦投票になるのではないか、その場合前回のような反麻生連合ができるのかという緊張感で始まったものの、一回目の投票で決着がつきそうな様相になってからは、『勝ち馬乗り』現象で圧倒的な支持が集まりました。麻生新総裁には、強力なリーダーシップを発揮して、危機的な国民の政治不信に真正面から応える果敢な政治を行ってもらえるよう、心を1つにしてがんばっていかねばならないと思います。

2.次は、来るべき総選挙になります。総選挙は、『総理に麻生がよいのか、小沢がよいのか』を国民に決めてもらう決戦です。チェックポイントは色々あります。

<1> 2人つづけて(安倍総理は健康が理由とはいえ)総理が政権を中途で投げ出す結果となってしまい大変申し訳ないと思いますが、今度の麻生総理は大丈夫か。

<2> 小沢代表は、昨年福田総理と自民党・民主党の大連立を合意して、民主党内で了解を得られなかった際、『今の民主党には政権担当能力がないので、まず大連立だ。』『私の決定が受け入れられないなら代表を辞任する』旨公言しました。本当に小沢政権は大丈夫なのか。

<3> 耳ざわりのよいつじつまの合わない政策を政権奪取のために掲げる小沢代表は、実際に国民の前でやってみせなければならない総理になったらどうするつもりなのか。

<4> これまでのさまざまなしがらみや官僚制度、組合との関係をたち切り国民の視線で、行財政改革や国家公務員・地方公務員制度改革に両者とも徹底してとり組めるのか。

<5> 茶番の総裁選と言われても、候補者はそれなりに懸命に政策を語り、麻生−小池(中川)の路線対立は、結構『ガチンコ』です。逆に、党内の政策対立の幅が大きいと言われる民主党の小沢代表は本当に無投票でよかったのか。

3.いろいろ考えると責任ある政治の実現のためには、総理にはやっぱり麻生太郎しかないと考えます。まず国の責任は重大です。しかしながら現在の厳しい社会やおそるべき事件、人間としてあるまじき行動等をみるにつけ、国民1人1人が今立ち上がらなければ、危機的な私達の社会をたて直すことはできないと考えます。みんなで力を合わせてがんばりましょう。

厚生労働部会長

行政改革推進本部事務局長
  衆議院議員  後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 【平成20年9月20日号】 

中国における牛乳へのメラミン混入

1. 中国において粉ミルクが原因と思われる乳児の腎結石が多数発症している旨の報道を踏まえ、9月12日中国からの乳及び乳製品の輸入手続きを保留することとしました。続いて、9月20日には、日本企業の加工食品に、中国のメラミンの混入が確認された製造者からの牛乳が用いられていたことが判明し、自主回収されました。これをうけ厚生労働省は、中国から輸入される乳及び乳製品並びにこれらを含む加工食品の輸入者に対し、メラミンの検査を求め、メラミンが検出された場合には、食品衛生法第10条違反として輸入を認めないこととしました。

2. 引き続き体制を強化するため、以下の対応をいたします。

(1)既に輸入された食品についても輸入者が自主検査する。

(2)食品安全委員会においてメラミンの科学的知見を収集して公表する。

(3)国民生活センターを通じて、全国の消費生活センターからの関連する事故情報や相談情報の収集を行う。

3. また、今後発生することが予想されるさまざまな事態に即応できる一体的な体制の整備も必要です。政府・与党が消費者が主役の社会の実現のため推進してきた消費者庁を一日も早く立ち上げ、事業者も消費者も安心して参加できる、透明で安心な社会や市場を構築することが必要です。

4. 食の安心と安全は国民生活の基本です。そのため、輸入の際の水際検査の体制強化も必要です。より根本的には、地元の安全で安心なよい農産物を地域で消費する地産地消をすすめることによって、生産者の顔の見える農作物、加工食品の食卓への提供をすすめていくことが食料自給率向上のためにも、食の安心のためにも重要です。

厚生労働部会長

行政改革推進本部事務局長
  衆議院議員  後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 【平成20年9月18日号】 

事故米の不正流通の究明と対応策

1.日本人の主食である米について、工業用に出荷された事故米(農薬による汚染米、カビ米)が食用米に混入されるという国民の食の安全・安心をゆるがす事態が発生したことは誠に遺憾なことです。米の流通の監視を十分に出来なかった農水省のずさんな検査や、事件発生後の不誠実な対応等については、大変申し訳なく国民に対し深くおわび申し上げます。

2.多くの反省と見直すべき課題が浮きぼりになってきています。

【1】 過去においてカドミウム米を工業用に出荷した際には米粒をくだいたり、着色したりして混入を防止する措置をとったが、今回どうしてそのような措置をとらなかったのか。

【2】 90回も調査にいってどうして違法な出荷がチェックできなかったのか。(食糧法にもとづく流通チェック機能の欠如)

【3】 国民・消費者の安心の確保のため、事故米が混入した販売先を早急に透明に公開することは適切なことです。しかし、公開されたリストの性格についての国民への的確な説明、調査による実態解明、風評被害への迅速な対応が図られるべきではないのか。

【4】 健康被害が出ていなくても安全基準違反の食品の流通・販売については、厚労省としても食品衛生法上の検査をもっと適切に行うべきではないか。

【5】 輸入検査の監視体制を強化し、違反情報等に対しては検査命令をもっと弾力的に発動すべきではないか。

【6】 三笠フーズ、浅井、太田産業、島田化学工業といった購入目的に反した使用が確認された販売先以外の販売先の調査を早急に進め、一日も早く国民に明確にするべきではないか。

【7】 混入を行った三笠フーズ等の責任ばかりでなく、監視体制の失敗、職務怠慢については厳しい責任追及を行うべきではないか。

【8】 消費者庁など横断的な調査、チェック体制の整備を急ぐべきではないか。

3.こうした諸課題を一日も早く解決し、国民の食の安心をとりもどすことが肝要です。何でこんなことをしてまで、利益を上げようとする人がでてくるのか悲しいかぎりです。しかし、そういう人が出てくる以上、それに対応する制度の整備と適格な執行が必要です。

厚生労働部会長

行政改革推進本部事務局長
  衆議院議員  後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 【平成20年9月号】 

総裁選に関して。

常日頃大変お世話になり、誠にありがとうございます。元気に活動できるのも皆様のおかげと心からお礼申し上げます。

 総理の突然の辞意表明には、正直びっくり致しました。サミット終了後内閣改造を行い総合経済対策を発表したことから、しっかり臨時国会に臨むのではないかと期待された国民の皆様には大変申し訳ないと思っております。しかし支持率が急速に下がった中、総理としてねじれ国会を乗り切る自信が最高責任者としてなくなったということであれば総理の出処進退についての決断を我々としては受けとめざるを得ません。なぜなら総理は国の最高為政者として自信を持って責任を果たすべき立場だからです。今は一日も早く責任ある政策立案と政策実行のおこなえる強力な総理総裁を選任せねばならないと思います。

 この度、石原伸晃候補、小池百合子候補、麻生太郎候補、石破茂候補、与謝野馨候補(受付順)の5人が立候補しております。どの候補もそれぞれ特色ある立派な候補と思いますが、私は個人として石原伸晃候補を支持しております。

1.『心のかよう改革路線』は、私の基本的立場に近いこと

2.石原政調会長に、政調会長室に座席を持つ政調副会長兼事務局長に任命されお仕えするなど、これまでもいっしょに仕事をしてきたこと

3.5人の中で最も若い候補であり、これまでの政治やさまざまなしがらみから一番自由でこれからの難しい政治情勢の中で、清新な党の顔となりうること

等がその理由です。

 日本の政治の閉塞状況を打破するために国民の視線に立って責任ある政策提言をおこない実行していくことが、今、政治の最大の責任であると考えます。政治、経済社会が大変に厳しい状況ですが、ご支援、ご指導のほど宜しくお願い申し上げます。

厚生労働部会長

行政改革推進本部事務局長
  衆議院議員  後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 【平成20年8月号】 

不景気、政治不信をのりこえる。

 暑さ厳しき折、お元気にお過ごしでしょうか。日頃、皆様には大変お世話になり本当にありがとうございます。
 さて、現在、政治、経済、社会の状況は大変厳しくなっております。果断な政治決断を行い、積極的な政策実行を行う時です。
原油価格や食料価格の高騰の影響が直撃している国民、中小企業、農林業等に対し緊急対策を講じ、景気後退に見舞われている経済を成長軌道に戻すための大型の経済対策を早急に実行に移します。財政が厳しい中でも国民生活の安心のための医療の見直し、災害復旧等も含めた大型の補正予算を至急編成いたします。8月初旬、政調副会長兼事務局長として、政調会長、与謝野経済財政担当大臣と直接相談の上、『経済対策』の骨格をまとめ、その道筋をつけたところです。
 また、国民に広がった政治不信を払拭するため公務員の綱紀粛正、政府の無駄遣い撲滅や必要性のなくなった事業の見直しを徹底的に行っていきます。その財源を、医療、経済対策など真に必要な事業に充当します。
 続出する恐ろしい事件や教育の荒廃に対しても、規範性、社会性を確立し、希望のある誇り高い社会を創り出さねばなりません。
 不平・不満を言っているだけではこの閉塞情況を打開することはできません。みんなで力を合わせてがんばりましょう。

行政改革・厚生労働政策の重責を担う。

 当選三回ながら、これまで政調副会長兼事務局長に大抜擢をいただき、中川、石原、谷垣三政調会長を必死に支えて参りました。引き続き今回また、公務員制度改革、特別会計・独立行政法人等の歳出見直し、公益法人制度改革、規制改革、中央省庁再編などをとりまとめる総理総裁直属の行政改革推進本部事務局長、皆様ご承知の通り年金、医療、介護と問題山積の社会保障制度を担当する党厚生労働部会長等の要職を拝命しました。現在、いずれも懸案の各分野の党の責任者として責務の重大さを痛感しております。
 少子高齢化が急速に進む中で、財源問題を含めて持続可能な社会保障制度を構築することは、責任ある政府・与党の最も重大な責務です。そのために歳出・歳入両面にわたる制度の見直しも必要となりますが、それはあくまで本当に困る人に対しては丁寧な配慮を行う『心の通うやさしい改革』でなければなりません。目の前で困っている一人の人を見過ごさないという政治の原点に立って、政策の見直し、実行に取り組みます。

厚生労働部会長

行政改革推進本部事務局長
  衆議院議員  後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 【平成20年5月号】 

-75歳からの医療制度のポイント-

1.後期高齢者医療制度については、その命名の不適切さに加え、小泉政権当時制度を作った厚生労働省(国)、制度運営者(保険者)である広域市町村等から十分な説明が行われないままに4月1日から実施され、国民の皆様に御心配をかけたことをお詫びいたします。

2.新制度になり、一部の収入の多い方や特別の助成を実施していた一部地域を除き、おおかたの基礎年金や厚生年金で暮らしている一般の方の保険料はこれまでと比べ安くなります。

3.全国で200万人いる被扶養者だった方については、保険料の負担が今回制度上発生することになりますが、昨年の補正で当分の間、負担を免除・軽減することにいたしましたので、現在保険料は徴収されていません。

  この改正の趣旨は、これまで扶養家族となっていた高齢者の保険料負担がないのに、そうでない高齢者は保険料を負担していたという不公平をなくすことにあります。このため、これまでの保険料は、特に低かった地域を除き、おおかた引き下げられているのです。

4.これまで被扶養者を除く高齢者のほとんどの方は、窓口で健康保険料を払っていただいておりましたので(注そうでないと健康保険証が交付されません。)、安くなった保険料の年金からの徴収(天引き)は、お支払いの手間を省くためのものと言えます。もちろん、そういうことなら『やらずもがな』であったという批判はよく理解できます。

5.後期高齢者医療制度については、税金から5割、現役世代から4割を負担することになっており、75才以上の方に負担していただくのは1割だけです。けっして、75才以上の方だけで制度が運営され、給付のきりすてにつながるようなものではありません。

6.新制度の下では、医療費の1割負担は変わらず、本人の希望により担当医を持つことが可能になること、保険証が1枚に統一されることなど便利になることもあります。

7.今回の新制度については、以上のような内容のものであり制度改正の基本的考え方自体が必ずしも間違っているとは思いませんが、いかにせん説明不足と思います。また、本当にお困りになるような方等については、丁寧に制度の見直しの検討もいたします。テレビ等には一部誤解を招く表現等もみられるように思いますが、制度の趣旨については以上の通りでございますのでどうぞ宜しくお願いいたします。

  安心して老後の送れる社会こそ国民が安心して暮らせる社会と言えます。将来にわたり持続的で真に安心のできる社会保障制度が実現できるよう政治の責任をしっかりと果たしていく所存です。

自由民主党

政調副会長兼事務局長

社会保障制度調査会副会長

衆議院厚生労働委員会理事
  衆議院議員  後 藤 茂 之
 

(注)後藤代議士は、政調副会長兼事務局長として、制度の周知不足の中で被扶養者の保険料の徴収が突然はじまることを心配して、昨年末の補正で政治決断を行い被扶養者の保険料を免除・減免する激変緩和措置の修正導入を実現しました。しかしながら、そもそも制度そのものの広報がこんなに不十分であったことについては、全く遺憾であり、国民の皆様に対し大変申し訳なく思っております。

                                        自由民主党長野県第四選挙区支部  後藤茂之後援会

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 【平成20年3月3日号】 

-反対するなら責任ある「対案」を-

1. 国会が審議拒否や採決引きのばしにより空転し、ねじれ国会の難しさが痛感されます。道路特定財源の暫定税率をめぐって民主党は、

(1)ガソリンをリットル当たり25円(暫定税率を廃止)安くする
(2)道路特定財源を一般財源化する
(3)地方財政に負担をかけない
(4)必要な新しい道路もつくる

の4つを合わせて主張しています。そんなことが、本当に同時に可能なのでしょうか。どう考えても財源の計算が成り立たず、そんなつじつまの合わない主張は合理的な「政策」とはいえません。政府・与党の法案に反対するなら、民主党は責任ある「対案」を示すべきです。
 政府・与党も議長裁定に基づき、きちんと責任ある一般財源化の内容についての議論をし法案を修正することを拒否しているわけではありません。また、必ず、問題のある特別会計のムダな支出や関連会社の不適切な事業を一掃します。

2. 私たちの生活を守り、景気を良くしていくためには平成20年度予算の一日も早い成立と執行が不可欠です。また、予算の裏付けとなる「歳入法案」を、必ず年度内にいっしょに成立させなければなりません。
 この「歳入法案」をめぐる与野党の大きな争点が、ガソリン税などの暫定税率延長問題です。
 もし、民主党の主張のように暫定税率が廃止されれば、現在の国・地方の財政状況からみて必要な道路もつくれず、今ある道路の維持・管理、除雪などの事業も滞ってしまいます。また、地方財政は、大打撃を受け、教育や福祉などの行政サービスへの影響も避けられません。
 皆さんの暮らしを本当に守る立場から、耳ざわりのよい無責任な政策に同調するわけにはいかないのです。どうぞ御理解頂きたいと存じます。  

自由民主党

政調副会長兼事務局長
 衆議院議員  後 藤 茂 之
 

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 【平成20年2月号】 

-障害者自立支援法を抜本的に見直し-

〜1200億円特別対策に加えさらに310億円の緊急措置〜

1.現在、『心の通う改革』を推進する政調副会長兼事務局長として、また社会保障政策に取り組む障害者特別委員長代理として障害者対策に真剣に取り組んでいます。
障害者の人間としての尊厳が守られ、真に自立し、地域の中で共生できる社会を目指してつくられたのが障害者自立支援法です。一方、同法を実行に移す際の、特に重度の障害をもつ弱い立場の方々に対する急激な負担増を緩和するため、昨年、総額1,200億円の特別対策を実現しました。さらに、みなさんの切実な声にこたえ、同法の抜本的見直しをスタートさせました。昨年末、310億円の緊急措置を決定し、引き続き、見直しを進めていく方針です。障害者福祉の充実は社会保障の原点です。障害者の方々が人間としての生きがいをもって暮らせるよう、すべての人に開かれた社会を実現できるよう、今後も全力を挙げる決意です。

(1)低所得障害者の負担が軽減
居宅・通所サービスの負担の上限がこれまでの半分以下に。例えば、通所サービスの負担上限は1,500円に引き下がります。

(2)大半の家庭が軽減措置の対象に
障害者が障害福祉サービスを利用するときの負担上限額の算定は「世帯単位」から「個人単位」に変更することによって、ほとんどの家庭の負担が軽くなります。

(3)障害児を抱える家庭の負担も軽減
負担が軽くなる家庭は、従来の年収600万円程度までから890万円程度までに拡大。障害児のいる8割以上の家庭の負担が軽くなります。また、これにより負担の上限もこれまでの半分以下になります。


2.以上に加え、地域において福祉サービスを行う事業者の方々も強力に支援していきます。みんなでお互いを支え合うやさしい社会を作りたいと思います。

自由民主党

衆議院

政調副会長兼事務局長
社会保障制度調査会副会長・障害者特別委員会委員長代理
厚生労働委員会理事
 衆議院議員  後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2008年2月19日号より 

1.地域の中小企業の回復なくして、我が国経済の真の内需中心の景気回復は達成し得ません。そのため、政府・与党は、厳しい地域経済の痛みを感じている中小企業対策を重視し、様々な中小企業関連施策を講じてきたところです。平成20年度予算案において、農商工連携の促進、小規模企業支援策の強化等の施策を講じ、中小企業対策費を増額しました。税制面でも、ベンチャー対策、人材育成等の中小企業対策を講じたほか、長らく中小企業関係者からの要望が強かった事業承継の円滑化については、抜本的かつ総合的な支援策を講じることを決定ました。さらに昨年末には、原油価格の高騰に伴う中小企業等への緊急対策を取りまとめ、平成19年度補正予算においても、金融・原油高騰対策などの中小企業対策を措置し、当初予算と合わせ約2100億円の原油高騰対策を講じています。

2.しかしながら、昨今の原油価格の高騰や建築着工件数の減少等により、中小企業の収益が圧迫されたり、資金繰りに苦しむなど、中小企業の経営環境は厳しくなっています。こうした中、中小企業の景況感も悪化の一途をたどっています。このように景気の下振れリスクが表面化しつつある中で、我が国経済の基盤を形成する中小企業に対し、きめ細かく対応することは、緊急かつ最重要の政策課題です。特に、年度末の資金需要期を迎えるにあたって、政府は、中小企業に対する金融の円滑化や下請取引の適正化等、中小企業対策に万全を期すべきです。

3.本日(2月19日)党の中小企業調査会で中小企業四団体からのヒアリングを行った上で決議文をとりまとめました。
 早速本日6時半に中小企業調査会金子一義会長と私(中小企業調査会事務局長)が福田総理に直接お目に掛かり、年度末の中小企業対策に向けた決議文を手交するとともに中小企業の窮状について特に説明させて頂きました。福田総理からも、中小企業対策についてしっかりやっていく必要があり、政府としても緊急に対策を講じていきたいとの発言がありました。

4.今後、政調副会長兼事務局長として、谷垣政調会長とよくご相談をし、党の各調査会、各特別委員会の経済対策関連の議論を集約し、政調全体として今後の経済対策を至急とりまとめてまいります。政府・与党からもっと中小企業・地域経済に対する強いメッセージを発信していきたいと考えております。

自由民主党政調副会長  衆議院議員  後 藤 茂 之


後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2008年1月15日号より 

1.揮発油税等の道路特定財源は、道路整備の目的のために徴収される税金です。確かに道路整備をやめることとし、道路特定財源の暫定税率を廃止すれば2.6兆円、ガソリン1リットルあたりで25円の価格が引き下げられることになります。しかし本問題は重大な政策課題であり、慎重な判断が必要です。

2.ガソリン価格が150円を超えて高騰し、人々の生活や経済を圧迫しています。ガソリン価格を引き下げたいと考えることは至極当然のことですが、ガソリン価格の一時的異常な高騰は、世界的原油価格の高騰により現在世界中で発生しているものです。

それに対し政府・与党は原油価格高騰対策として、

 (1)20年度予算、19年度補正予算合わせて2,100億円以上の予算を計上した他、1:生活にお困りの家庭に灯油券を配布する際にその半額を国の交付税措置により対応することや、2:高速道路料金の引き下げによるユーザーの負担軽減を図るなどの対策を講じるとともに

 (2)原油の高騰を抑えるための投機マネーの調査、OPECとの原油増産交渉などの国際的な対応を図っています。

3.道路特定財源の暫定税率が廃止されると、地方の道路整備、地方財政に対して非常に大きな問題が発生します。

 (1)地方の道路整備は本当にもう十分なのでしょうか。『道路整備は必要だが財源は心配しない』というのでは、現在の国、地方の財政情況を考えると無責任な議論と言わざるを得ません。もちろん必要でない道路整備を見直す必要もあるでしょうが、今回作成した道路整備の10カ年計画は、各市町村の整備要望に必ずしも十分に対応できるといえる規模とも言えません。しばしば『道路財源があまっている』ように言われるのは、予算要求にシーリングがあり、毎年度の要求限度額と税収との間にギャップが生じるという議論であり、要求水準からみて必ずしも財源が十分とは言えないのです。

 (2)暫定税率相当の税収は、国の財源ばかりでなく、地方の財源にも充てられます。地方の市町村の財源にとっても固定資産税、住民税に次ぐ貴重な独自財源であり、特に小規模の市町村にとっては重要です。暫定税率が撤廃された場合には、道路の改修工事などがとまるだけでなく、民生に関する費用を含め予算全体の組み替えが必要となり市町村の財政にとって大打撃となります。

道路関係諸税(地方分)の自治体別税収額    (単位:千円)

(A)暫定税率による
かさ上げ分

(B)地方道路整備
臨時交付金(国費)

減収額計
(A)+(B)

岡谷市

117,795

5,170

122,965

諏訪市

144,517

8,250

152,767

茅野市

275,753

63,179

338,932

塩尻市

211,513

38,492

250,005

下諏訪町

45,747

0

45,747

富士見町

116,535

23,650

140,185

原村

67,821

0

67,821

上松町

31,153

0

31,153

南木曽町

33,849

20,000

53,849

木曽町

40,916

43,314

84,230

木祖村

29,156

0

29,156

王滝村

23,852

0

23,852

大桑村

84,713

334,862

419,575

4.現在世界的に環境問題の重要性が言われ、本年の洞爺湖サミットに向け大きなもり上がりを見せております。ヨーロッパ諸国においては、ガソリンなどに税を課すことによってその価格を上げ消費を抑制することによって、CO2(二酸化炭素)の排出量をおさえ、地球温暖化を防ぐ環境税(炭素税)が導入されています。そのためもあってヨーロッパ主要国のガソリン価格は現在1?230円前後まで上昇しています。『環境』という点からいうと、ガソリン価格にしめる税金の割合が低い日本において、ガソリン価格が150円を超えたからといって減税をすることは地球温暖化対策に逆行するといわれても仕方がありません。

自由民主党政調副会長  衆議院議員  後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2008年1月11日号より 
新テロ対策特別措置法の成立を受けて

 インド洋でのテロ封じ込めの国際社会の活動にわが国が参加するための補給支援活動特別措置法(新テロ特措法)が成立しました。二度にわたる国会会期の延長、14年ぶりの越年国会、56年ぶりの再議決など、紆余曲折を経ての成立ですが、昨年11月1日の一時撤収以来、再び国際協調活動に日本が復帰することとなります。

 新テロ特措法のような外交、国際貢献の法案や政策は、日々の国民生活との関連がわかり難いため、その必要性がなかなか理解されません。しかし、日本の国際貢献の上に日本への国際社会の信頼があり、その信頼の上にわが国の国際的な貿易、金融取引等がスムーズに行われ、国民の日々の暮らしが成り立っていることを考えれば、その重要性は明らかであると考えます。

 この間、参議院では、衆議院を10時間以上も上回る審議時間を費やしたにもかかわらず、参議院で議案の事実上の決定権を有する参議院第一党・民主党は、責任ある政党としての考えを明らかにすることもなく政府案に対する対案を会期末ぎりぎりに提出し、共産、社民両党の批判により結局裁決をしたものの党内事情から裁決を回避しようと法案を審議継続にしようとするなど、国民不在の国会戦術に終始しました。国民生活の安心・安全を第一に考えるべき立法府の一員がとるべき態度としては、誠に遺憾であったと指摘せざるを得ません。

 政府、与党としては、わが国の繁栄の基盤である国際社会との協調・協力の責任を積極的に果たし、今後ともテロとの戦いにできる限りの協力支援活動を行っていく決意です。国民の皆様のご理解をお願い申し上げます。

自由民主党政調副会長  衆議院議員  後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2008年新年号より 
心の通う改革路線を貫く。

社会・政治・経済を建て直す。

 新しい年を迎え、今年1年が皆様にとってよりよい年になりますことを心からお祈り申し上げます。
 現在、大都市と地方の格差が拡大し、地域経済は非常に厳しい状況にあります。政府としては、地域経済の建て直しのための地域活性化プランを推進するとともに、東京をはじめとした大都市圏から地方への財政調整など地方財政のテコ入れを積極的に行っています。地域の諸資源を生かした地方の中小企業が元気になってこそ日本全体の経済の建て直しが可能になります。
 又、続出する恐ろしい事件や教育の荒廃などからも目をそむけることはできません。私達は、規範性、社会性を確立し、希望のある誇り高い社会を創り出さねばなりません。社会を構成している一人一人が自ら立ち上がらねばなりません。政治も、失われた信頼を回復し、原点に立ちかえって、その本来の責務を立派に果たさねばなりません。現在の混迷を切り拓き確実に前進する年にしたいと考えます。

要職で『心の通う改革』を推進。

 後藤代議士は、当選三回ながら、中川、石原、谷垣三政調会長の下、三期連続して政調副会長として政策立案の中枢で活躍しております。特に現在、20年ぶりに新設された政調事務局長をも兼務し、政調会長室に事務局長席を持ち、常時重要案件について政調会長を支える枢要なポストにあります。従来から変わらず主張してきた通り、とり残された地方や弱い立場の方々にやさしさと温もりのある丁寧な心配りを行う『心の通う改革』を推進しています。政治活動の幅も広がり、今や次世代を担うリーダーとしてめきめきと頭角を現しています。これもひとえに皆様の御支援のおかげと心から感謝申し上げます。今後とも、国のため地域のためにますます懸命に働かせていただきたいと決意を新たにしております。

自由民主党政調副会長  衆議院議員  後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2007年9月25日号より 
  1. 9月25日に、福田新政権が新たに組閣されました。突然の安倍総理の辞任以来、政治の空白が生じたことは大変に申し訳なく思っています。今後は、国民の政治への信頼が回復されるよう、国民生活の安定と将来への希望のもてる政治の実現を図っていく覚悟です。とり残された地方や立場の弱い方々に丁寧にやさしさや温もりのある心配りを行う『心の通う改革』が必要です。
  2. そのためには、7月末の参院選挙で示された国民の意思をしっかりとうけとめ、野党とも率直に本音の議論を行い、責任ある政策を実現して参ります。
    @ 年金資料問題への確実な対応はもちろん、年金制度そのものについても財源の問題も併せ検討する。
    A 来年4月施行予定の後期高齢者医療制度、高齢者の医療費自己負担の引き上げなど本当に困る方がいないか丁寧に見直す。
    B 地域経済や中小企業などに生じている格差を是正するため、地域に恒久的な雇用を創出し、地域を再生する。
    C 大都市部の都府県に偏在する財源を地方の市町村に配分する。
    D 地方の医師不足問題に対応する。
    E 政治とカネの問題について透明性を高める。etc
       
  3. これまでも、政調副会長として私自身、政府・与党の場でやさしさと温もりのある『心の通う改革』路線を強く主張して参りました。そのこともあってか、石原前政調会長下から引きつづき新しい谷垣政調会長のもとにおいても、政調副会長を続ける(三期連続)とともに、新設された政調事務局長を兼務しております。党政調会長室に事務局長の机もおかれ、常時全般にわたって政調会長を支える非常に重大な役割です。今後とも懸命に国民のために働かせていただく覚悟です。    
  4. 地元選出の衆議院議員として、地域の諸課題にもしっかり取り組みます。国のため、地域のため、皆様からの本音の意見、率直な意見や希望を聞かせていただきたいと存じます。   常日頃の御指導や御協力誠にありがとうございます。力を合わせて明るい希望のもてる社会を作っていきたいと存じます。
自民党政務調査会 副会長 兼 事務局長 衆議院議員  後 藤 茂 之



後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2007年6月15日号より 
  1. 年金資料問題の発生については、社会保険庁のずさんな資料管理によって国民の皆様に多くのご迷惑をおかけしておりますが、政府は責任をもって支払いを行うべき年金の給付を実行致します。そのために以下のような対応を国民に約束しています。
    @ 1年以内に名寄せの行われていない5000万口の年金記録について名寄せを実行します。     
     平成9年に基礎年金番号が導入された際、それまで国民1人1人が複数の年金番号や年金手帳を保持していました。この3億口の年金記録を当初は急ぎ名寄せをする予定にしておりましたが、社会保険庁の対応がまずくて今まで統合できていない年金記録が5000万口残っています。この5000万口について名寄せを1年以内に行うことを総理が国民に約束しています。
    A 国民への確実な年金の支払いを保証するため、従来5年経つと年金の時効の成立によって過去5年分の支払いしか行われない制度を改め、年金時効撤廃特例法を急きょ国会に提出し、5年以上遡って支払いを行います。
    B 過去の保険料の領収書がなくても雇用の記録や同僚の証言などから、客観的な第三者委員会の判断により、年金保険料の支払いを認めることと致します。
    C 大切な年金記録の管理や保険料の徴収、年金給付の支払い、国民からの申し立てへの対応等の業務について的確な業務の行えない社会保険庁を廃止、解体し、新組織において的確な業務を行います。悪しき労働慣行等は一切認めません。
  2. 以上のような具体的で実効性のある解決策を安倍総理、自民党は示しています。5000万口の残っている年金記録を『消えた年金』などと称し、不安を煽るばかりの野党の言動は誠に無責任といえます。確かに年金時効撤廃特例法案は2日で作成し、4日で衆議院を通過させたのは事実です。しかしながら、国民の不安に対応するための政府与党のすばやい対応が、審議時間不足の政府与党の暴挙などとは、国民の立場からみれば到底考えられません。また社会保険庁問題については、管理をしていた政府にも責任のあるのは当然のことでありますが、信じられないような労働慣行やこの期に及んで不熱心な仕事しかしない社会保険庁の体質を抜本的に改めるため廃止、解体することにどうして反対するのかもよく理解できません。ただいたずらに国民の不安をかきたて反対をしているだけでは、結果として現在の諸問題を先送りするだけに終わってしまいます。
  3. 年金問題を政党間の政争の具にすることなく、国民の皆様の不安を沈め、一日も早く的確な年金資料の管理や運用を行える体制を整える前向きな対応が何よりも求められていると信じます。
自由民主党政調副会長  衆議院議員  後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2007年6月12日号より 
6月12日、ホテルニューオータニにおいて『後藤茂之を励ます東京の仲間の会』が開催され、800人を超える友人、支援者が集まりました。御多忙の中をかけつけて頂いた中川秀直幹事長、中川昭一政調会長、丹羽雄哉総務会長、石原伸晃幹事長代理、河村建夫政調会長代理、塩崎恭久官房長官、尾身幸次財務大臣、甘利明経済産業大臣、渡辺喜美内閣府規制改革担当大臣、若林正俊環境大臣等から丁重なる御挨拶と、日頃がんばって仕事にとりくんでいることについて身に余るお褒めの言葉をいただきました。3期生とはいえ要職を数多くこなす後藤代議士の実力がうかがわれる会となったと思います。代議士もますます国のために懸命に働いていく覚悟を新たにしております。これもひとえに皆様にささえて頂いているおかげです。本当にありがとうございます。今後とも宜しくお願い申し上げます。               
後藤しげゆき後援会・ 自民党長野県第四選挙区支部

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2007年6月号より 
拝啓 初夏の候、日頃皆様方には大変お世話になりまして、誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。   さて御承知の通り大都市部や先端産業等を中心に日本の経済は、国全体としては回復してきておりますが、地方経済はまだまだ厳しく、給与、消費の低迷のために特に建設産業、観光産業、商業などにおいて引き続き低迷状態にあります。  
 昨年自民党の経済産業担当の政調副会長、政調全体会議事務局長に就任して以来、地域経済対策に私自身懸命に取り組んでまいりました。昨年11月には地域経済関連担当の各省に対し地域活性化関連の法律を必ず1本以上通常国会に提出することを指示し、9本の地域活性化関連法が成立いたしました。大型補正予算に加え、19年度予算編成では地方関連の予算に最大限重点をおくことと致しました。地方税収と交付税を合わせた地方財政の一般会計ベースの支出も5000億円増となるように、地方財政計画もつくられております。こうした従来からの公共事業、社会保障、教育、その他の諸施策を、引き続き苦しい財政状況の中でも何とか地域に確保していくことが肝要だと考えております。  
 それに加えましてこの度新しい地域活性化のスキームを取りまとめました。本スキームの基本的考え方は、地域の資源、地域力を生かすやる気のある地域に対して、過去の全国における成功例、補助金・交付金等の支援施策メニューをお示しし、加えてそれぞれの地域でつくられるビジョンに対し、各省縦割りにならずに窓口を一本化してプロジェクト推進のご相談にのりお手伝いをするものです。このことは、私がこれまで地元で皆さんにお話ししてきたことでありますが、この度政調の担当者として国全体のシステムとして確立を致しました。
 財政力の特に弱い町村については、「頑張る地域応援プログラム」において取組経費等支援500億円を計上し、3000万円を3年間全市町村に特別交付税として配布することとしており、この分は新施策のための地元財源となります。その他にも例えば『企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律』においては、新法のターゲットとする産業集積事例には基盤的技術産業集積地の代表例として長野県諏訪地域等が挙げられております。  
 現在地域活性化推進会議を企画し、政調会長と共に各県で開催し説明に廻っておりますが、地元においても本施策の内容につきましては早いうちに丁寧に具体的な説明をさせて頂きます機会を設けますので、是非その折にはおいで頂きたいと思います。政府与党として、安倍総理の『地域に活力、成長で活力』と言う目標に向けて、最大限の努力をしておりますので、地域活性化のためにみんなで力を合わせて頑張りましょう。
敬具 衆議院議員 後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2007年6月4日号より 
昨年7月の豪雨災害の際、混乱の中で重機派遣要請がスムーズに行われなかったとの反省から、国土交通大臣政務官として対応を国土交通省に指示しておりましたが、この度国土交通省各地方整備局、都道府県間で現行防災に加えて要請を待たずに重機派遣を行なえる上乗せ協定の締結を進めております。災害復旧事業査定の効率化、円滑化、連絡体制の整備なども併せて見直し中です。  また、引き続き連続堤防によるハードの治水事業を推進していくことに加え、相手が大自然であることから万が一に災害が発生した場合、ハード・ソフトの両面からどうしたら災害の被害を最小限にくい止められるかを国土交通省と連携しながら自民党内に検討チームをつくり、私自身が中心となって議員立法を検討中です。 (注)記事の中にある国土交通大臣政務官に直接要請を依頼したのは、正確には岡谷市長に加え諏訪市長からはポンプ車の直接要求がありましたので付言しておきます。また、岡谷市長、下諏訪町長からは国土交通省の特別な専門家チーム派遣要請も即刻受けております。

尚、復旧対策諸事業、激甚災害特別事業については、各地において事業が着手しております。


自由民主党政調副会長  衆議院議員  後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース  『お元気ですか』 2007年5月24日号より 

金融政策運営についてのインタビュー7月利上げは時期尚早
◆ 景気の現状どう見るか。
経済を総体として見た場合、大局的には安定した方向に進んでいると思う。一方、IT(情報技術)の在庫などは足元で調整が進んでおり、一時のような活気はないのではないか。今後の需給動向が踊り場に向かうとの懸念もあり、丁寧にフォローする必要がある。また、消費は火が付いておらず、その前提には給与が増えていかないという状況がある。因果関係を注意深く見ていく必要がありそうだ。特に地方経済についてはまだまだ景気の回復を実感できる情況ではない。 海外経済については、米国で不動産市場の調整やインフレ問題があるほか、中国ではバブル的な状況が続いており、不透明要因が相当ある。
◆ 景気の現状どう見るか。
日銀は昨年10月に公表した経済・物価情勢の展望(展望リポート)で、2007年度のCPI上昇率を0.5%と予想したが、このほど0.1%に下方修正された。足元の物価の伸びは相当低いと言える。日銀は、団塊世代の大量退職で賃金の低い若年層に入れ替わる就業構造の変化や、需給ギャップの物価への感応度低下などを理由に挙げるが、しっかりと検証してもらいたい。
◆ 足元の物価がマイナスのときに利上げは可能との立場か。
今の超低金利状態は正常ではないと思う。日銀が政策金利を上げられる状況なら上げて、政策的な金融の手段を確保したいという気持ちは理解できる。ただ、足元では物価が先行き上昇していくというシグナルが出ているわけではない。物価がマイナスのときに利上げするには、よほど説得力のある理由がないと難しい。為替がユーロとの関係で円安がさらに進むとか、日本を起点に世界規模で過剰流動性が起こるとかが重大なチェックポイントになると思うが、常識的に考えると物価マイナス下での利上げは厳しいのではないか。仮に日銀が中長期的な物価上昇によるリスクシナリオを考えているのであれば、政府・与党に対してきっちり説明するのが筋だろう。
◆ 日銀が掲げる前年比上昇率0−2%程度の中長期的な物価安定の目安をどう見ているか。
あえて中長期的に見た場合、安定的な物価の範囲を0−2%で運用していること自体に異を唱えるつもりはない。しかし、あるべき物価の水準について、国民から負託を受けた政治家が中長期的に展望した場合、0%を目標に掲げる人はいないだろう。もう少し高いところに、国民にとって好ましい水準があるのではないかと発言していくことは大いに必要なことだ。日銀は政治の側の意見をよく受け止めてもらいたい。 ただ、私は一定のインフレ率を揚げて金融政策に当てはめるような、硬直的な意味でのインフレ目標論者ではない。経済状況をよく見て、中長期的な視点も織り込みながら、弾力的な対応をするべきだと思う。例えば過去の経験で言えば、バブルが始まっても、足元のインフレ率が低かったこともあり、バブルの前兆をうまく見極めることができなかったこともある。丁寧に足元と中長期的な物価の流れを見ていくことが必要だ。
◆ 第3次利上げの時期をどうみるか。7月利上げの是非は。
データ次第だ。7月の金融政策決定会合で展望リポートの中間評価を行うことから、1つの区切りであるとか機械的な議論ではなく、丁寧に生きた経済を見てきくべきだと思う。判断すべき指標は決して物価だけではなく、他の指標や雇用の動きなども重要だ。また、為替による過剰流動性の問題や、急に物価上昇の動きが出た場合には弾力的に対応しないといけない。しかし、政府と日銀が一体的に経済政策を運営するに当たり、現時点では7月に利上げを強行するような状況になく、条件もそろっていない。仮に利上げする場合には、相当説得力のある説明を要するだろう。 さらに、懸念材料となっている精密機械やITの動向を点検する意味でも、8月公表の4‐6月期国内総生産(GDP)を点検した後に利上げの是非を検討すべきだ。7月の段階ではまだ見極めることができず、日銀には政策変更を慎重に判断してもらいたい。 日銀が足元の物価が0%近傍でも、将来の景気上振れリスクを持ち出すとすれば、相当説得力のある説明が中央銀行の当局者からあって然るべきだ。
◆ 参院選は利上げ時期に影響するか。
原則として、中央銀行が経済・物価を中心に考えて機動的に金融政策を運営することに何の異も唱えるつもりはない。必要なときに日銀がどんな制約も受けずに動くことは否定されるべきでない。しかし、7月22日に参院選の投票が行われる見通しで、政府と日銀が一体となって経済政策を進める上で対話が難しい時期に当たるのは確かだ。
◆ 来年3月に日銀総裁が交代するが、後任にはどのような資質を持った人が望ましいか。
出身が官とか民ではなく、経済の実態を的確に把握できる人がいい。現在は金融政策を正常化しないといけない難しい時期に当たり、一方で経済に不確定要素がある。実体経済の潮目を感じ取り、弾力的に政策を運営できる能力を備えた人が望ましい。私は硬直的な意味でのインフレ目標論者を日銀総裁に選ぶ立場は取らない。また、政策決定過程の透明性を重視することも条件になろう。人選については、あまり早い時期から興味本位に議論すべきでない。福井俊彦総裁には任期いっぱいまでレームダック(死に体)化することなく、しっかり務めてほしい。
◆ 今後の小委員会の活動の方向性は。
為替の観点も含め、幅広い運営を行っていきたい。次回会合では財務省も交え、「円キャリー取引」など国際金融の状況などについて議論する予定だ。さらに、ファンドの運用問題などについても検証していくつもりだ。
このインタビューは、5月23日時事通信の取材に対して後藤代議士が自民党金融政策小委員長として答えたものを起こしたものです。 この内容については時事通信から全国の新聞社等に配信されています。

 自民党政調副会長              
金融調査会事務局長・金融政策小委員長
衆議院議員 後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2007年5月号より 

皆様には、連休をいかがお過ごしでしたか。  私も例年、連休中は地元におりまして親しく皆様とお目にかからせていただいておりますが、本年は初めて日本を離れ中川政調会長、河村政調会長代理といっしょにロシア、カザフスタンに8日間の出張に行ってまいりました。ロシアの石油・サハリン天然ガス・カザフスタンのウラン・レアメタルなどの資源確保、シベリア抑留日本人墓地への墓参、文化交流、議員交流など要人との面会を含め超多忙なスケジュールでした。ロシアの日本に対する投資期待、中国への複雑な思い、復活してきたロシアの経済成長への自信と国際政治の現状への苛立ちなど、行ってみて、要人と話をして肌身に感じることがいろいろあり、外国へ出ることも政治家として非常に重要な勉強になることを改めて感じさせられました。翌5月7日からは早速に党の公約づくり、『骨太の方針』の準備など多忙な日程に忙殺されています。  皆様のおかげでこうして頑張らせていただけることを、心から感謝申し上げます。どうぞ、お体ご自愛下さい。  それでは、また。
衆議院議員 後 藤 茂 之

後藤しげゆきニュース  『お元気ですか』 2007年4月号より 
法案の作成に特に尽力させていただいた『企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律案』が国会を通過しました。地域の特性を生かした産業集積事例がいくつか挙げられておりますが、その1つに基盤的技術産業集積型として長野県諏訪地域があげられています。【裏面 法律説明参照】 適切な企業立地・事業高度化計画をつくり、ますますものづくりの力を高めていきたいと考えます。ものづくりは、日本にとって、地元にとって戦略的産業であり、国家戦略をもって対応すべきものです。  

衆議院議員 後 藤 茂 之

(1) 政務調査会副会長(経済産業担当、道路特定財源担当)
三期生として大抜擢を受け、中川政調会長を補佐
(2) 政調全体会議(予算合同)事務局長
『予算編成方針』、『進路と戦略』、『骨太の方針』の取りまとめを行う要職。
(3) 財務改革研究会事務局長    
党の財政再建戦略。上げ潮戦略等といった難しい課題を担当。
(4) 税制調査会幹事
税制の見直しを担当する中堅政策通の登竜門ともいわれるポスト。
(5) 政策金融機関改革に関する合同部会事務局長
昨年末には、地方六団体、財政当局間の交渉を見事にまとめ具体案を作成。
(6) 金融調査会事務局長・金融政策小委員長
微妙な時期にある日銀の金利政策、金融政策のかじ取りを担当。
(7) 中小企業調査会事務局長・副会長(兼)
格差是正、地域活性化などの中小企業政策立案を担当。
(8) 独禁法調査会 企業統治に関する委員会事務局長
(9) 総合農政調査会副会長
(10) 行政改革推進本部事務局次長・公益法人委員会主査
(11) 組織本部情報通信関係団体委員長
(12) 党改革実行本部コンプライアンス小委員長
石原本部長の下、党組織や政治活動の透明性、規律の向上を推進
(13) 衆議院国土交通委員会理事
たくさんの法案をかかえる国土交通委員会の運営に尽力。


後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2007年3月18日号より 

日本青年会議所(日本JC)124回総会での挨拶
  1. いつの時代も若い力が国をかえ、社会を変えます。皆さんの『国づくり』、『人づくり』への思いに敬意を表します。
  2. さて、経済、国民生活の状況は不透明であります。大企業を中心としてトータルの経済の姿はよくなっても、企業部門から家計部門への波及、投資から消費への波及がおくれ、地方経済や中小企業には、景気回復の実感はまだないという状況にあります。少子高齢化と相まって多くの国民がいらだちをもっています。  今こそ、日本は明確な国家戦略に従って行動するべきと考えます。
    (?@) まず厳しい国際競争の中、構造改革をすすめ、イノベーションを実現することが必要です。イノベーションとは単なる技術革新を意味するものではなく、社会のしくみ、人々の暮らし方までかわる社会システムの変容を伴うものです。過去の歴史の例でいえば蒸気機関の利用、電気の利用などがそれにあたります。世界に先がけてイノベーションを実現するために、【新成長戦略】【イノベーション戦略】【知財戦略】【科学技術創造立国】【U―Japan】などに必死に取り組んでいます。
    (?A) しかし、構造改革は、同時に、社会的弱者、中小企業、元気のない地方などに対するきめ細かな配慮を行う心の通う改革でなければなりません。そうした観点から現在、【地域活性化計画】【再チャレンジ支援】【障害者自立支援】【底あげ戦略】等を推進しています。将来に向けて持続可能な社会保障制度を構築していくことも大きな課題です。
  3. 次に社会情況をみると凶悪な犯罪、教育の荒廃など多くの病める社会の問題があります。私達は規範性(すなわち人間性・社会性)を確立し、心と心の絆をつなげる社会を作らねばなりません。ここで1つエピソードを紹介させていただきます。昭和初期に日本にフランスから大使がやって参りました。この詩人であるフランス大使は日本が大好きになってフランス本国にもどりました。御承知の通り昭和16年、17年、18年と戦況が厳しくなり、アメリカやヨーロッパにおいて日本たたきが激しくなりました。その時この元大使は、なんとか日本人を守ってやりたいと思いました。そしてナショナリズムの嵐おこる中で勇気をもって以下の通り発言してくれたのです。「日本人は貧しい。しかし、慎ましやかで高貴である。世界で最後まで生き残ってほしい民族、それは日本人である。なぜなら日本人が、そしてその日本人の社会が美しいからである。」と。さて、今の日本人がそのように美しいのかと思うと考えさせられます。けっして昔にもどろうというのではありません。ただ、個人主義のすすんだフランスの詩人の目に映った「美しい日本人」「美しい日本の社会」とはどんなものであったかを思うのです。  この「美しい日本人」こそが、『美しい国』の原点だと思います。
  4. めざすべき日本の『国のかたち』、国家像についてお話しします。それは【美しい国】についての具体的説明でもあります。
    (?@) 多元的価値観が尊重される国。 職人の心意気、匠の技、技能、起業、文化、スポーツなどが大切にされる国では誰もが自分の人生に誇りをもって生きられる社会が実現できます。個々の国民の力が最大限に引きだされる国となります。
    (?A) 規範性をもった『美しい日本人』の住まう国。慎ましくて高貴な精神性・規範性を持った日本人が求められています。
    (?B) 伝統文化が大切にされ守り継がれる国。 伝統が守り継がれればその背後にある伝統的文化が育ててきた『道』を究めるこころ、大和心、わび侘さび寂の心、もったいないの思想、木のぬくもりを大切にする心、自然との共生などといった精神性を国民が共有することになります。【文化創造立国】
    (?C) 多くの国家戦略としてのツール、コンテンツをもつ国。 これまで日本の競争力を支えてきた『ものづくり』の技術、アニメ等のコンテンツ等に加え、日本の伝統的文化や伝統社会の発想を世界の伝統社会をもつ国に発信することが可能となります。真の意味での【主張する外交】が展開されることとなります。
    (?D) 重層的コミュニティーをもつしなやかで強い国。 重層的コミュニティーのもとでは個人が孤立しない相互関係のつよい社会が実現されます。地域・職能・文化等の重層的コミュニティーによる【分権型社会】がこれに当たります。
  5. そして、すべての基本は『人』にあります。『人づくり』こそが『国づくり』にとって、根本的課題になります。「人づくり」のためには、精神的基盤作りの教育、個人の特性を生かす教育をすべての人に保障することが必要です。【教育再生】こそが最大の課題だと言われるゆえんです。
  6. どうぞ、次代を担う若い皆様にも、日本の『人づくり』『国づくり』について根本に立ち返って骨太の議論をしていただきたいと思います。私達、政治家もいっしょに考え、果敢に行動して参りたいと存じます。
自由民主党政調副会長  衆議院議員  後 藤 茂 之


(注)本稿は、3月18日に東京ビッグサイト国際会議場で開催された(社)日本青年会議所 第124回総会に自民党を代表して出席し、パネルディスカッション冒頭において行われた日本の国づくりの課題についての基調講演の概容をおこしたものです。

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2007年元旦号より 

心の通う改革を。
  新年明けましておめでとうございます。 新しい年が皆様にとって幸多き明るい年となりますことを心からお祈り申し上げます。
 景気が全体として回復していると言われる一方で、企業部門から家計部門に、東京から地方にその効果の波及が遅れているため、地方経済は未だ厳しい情況にあります。  こうした不透明な情況を克服するため、人々のやる気を引き出し、意欲的な開発や投資を通じて、世界に先駆けて次世代に向けたイノベーションを実現する新成長戦略が求められます。そのためにも構造改革を引き続き進めていくことが必要です。同時に、その改革は、格差が生じてしまった地方、 中小企業、ハンディキャップを持った方などに対して暖かな心配りを行う『心の通う改革』でなければなりません。 また、恐ろしい犯罪、教育の荒廃など、病んでいる社会を立て直すことが急務です。人間性や社会性を取り戻し、人と人との絆を回復することが何より大切だと考えます。
 
 常日頃は、皆様にはご支援ご指導を賜り誠にありがとうございます。現在党の要職をいただき懸命にがんばっておりますが、これもひとえに皆様のおかげと感謝申し上げます。今後とも『責任ある改革』『心の通う改革』の実現のために、保守改革路線を貫き、全力を尽くしてまいる所存です。 今後とも宜しくお願い申し上げます。
 

後藤しげゆきニュース 『2006年12月5日号』より 

12月、1月は時期尚早〓追加利上げで日銀けん制

(問1) 日銀が追加利上げを模索しているが、日本の経済・物価情勢をどう見ているか。
 回復した企業収益の家計への波及が遅れており、賃金上昇から消費につながる姿が見えない。時期の遅れの問題なのか、構造的な問題を含んでいるのか見極める必要がある。地価はまだ全国的に下落傾向で、地価上昇は東京をはじめ大きなプロジェクトがある地域に限定されている。日銀は将来的に投資が過熱して景気拡大が長期安定的に続かなくなるリスクを懸念しているが、足元の景気回復の水準はあまり高くなく、現在は将来の過熱を気にするより足元を心配すべき状況だ。
(問2) 海外経済をどうみているか。
米経済に関しては、住宅バブル崩壊による消費への悪影響に警鐘を鳴らす声が強い。米経済の状況が一段と厳しくなれば、日本経済にじかに関係する上、中国や欧州を通じた間接的な影響も出る。日銀の一部の人が言っているような「米経済が駄目でも欧州や中国もある」という説明は、国際経済の状況から見れば気楽すぎる。
(問3) 今年3月に日銀が導入した新たな金融政策の枠組みをどうみているか。
まだ国民に十分理解されていない。しかし、「第2の柱」が想定している中長期的な経済リスクを念頭に置くことは理論的には間違っていない。ただ、どのように実体経済に適用するかが問題で、足元の経済・物価情勢が強くないのに、日銀が将来の景気過熱シナリオを持ち出し、利上げに踏み切ろうとするのは理解できない。量的緩和政策やゼロ金利政策が正常でなかったことは認めるし、実体経済の見通しが良いときに、ゼロ金利を脱却するために金利水準を少し引き上げて金融政策の幅を確保するということは政策運営のツールを復活させるという意味でも理解できる。しかし、日銀が金利水準を早く正常化したいとの一心から(物価など)経済の実態を見誤ったり、拙速に利上げすることは厳に慎むべきだと思う。
(問4) 市場には早期追加利上げ観測があるが。
もう少し景気・物価情勢を見極めてから利上げを実施すべきだと思う。金融政策は日銀の権限であることは承知しているが、自民党・金融政策小委員長として、今の実体経済の下では12月や1月はまだ実施できるようなタイミングではないと思う。利上げは、いくつかの実体経済の論点をクリアしてから行うべきだ。「何となく方向が大丈夫そうだから」というのではまずい。IT(情報技術)在庫は積み上がりの懸念が出ている。    政府が成長路線や再チャレンジ政策を繰り広げようとしているときに、利上げのメッセージを送ることがどういう意味を持つのか。安倍晋三首相も金融政策については日銀の独立性を尊重していると思うが、経済運営は政府・日銀が一体となった枠組みの中で連携してやっていくべきだとの考えがある。自民党として、日銀には政策的なバランスを求めたい。
(問5) 日銀にインフレターゲット(物価目標)導入を求める考えはあるか。
金融政策を透明化するためのツールとして物価目標の導入は検討課題だと思う。ただ、物価目標を適用している英国でも、実体経済や金融市場の状況に応じて弾力的な政策運営を行っている。政策の透明性を高める議論には賛成だが、数値基準に基づいて強い拘束力で政策を縛るような機械的な物価目標の導入を日銀に強要すべきではない。金融の世界では政策当局の弾力性をある程度確保することが重要だ。
 [このインタビューは、時事通信の取材に対して答えたものを起こしたものです。]

後藤しげゆきニュース 『2006年10月22日号』より 

『諏訪圏工業メッセ2006』の成功
  1. 去る10月19日(木)から21日(土)までの3日間、第5回を数える『諏訪圏工業メッセ2006』が、260余の企業・研究機関の参加と27000人の来場者の参加を得て、盛会裡に開催されました。関係者、参加者の皆様のご尽力に心から感謝するとともに、『諏訪圏工業メッセ』の大成功を心から喜びたいと思います。
  2. メッセが、5回という1つの節目を迎えるに当たって大変感慨深いものがあります。6年前に山崎前実行委員長とメッセの開催についてお話しをし、関係者の御理解を得つつ苦労して6市町村にまたがる諏訪圏の工業メッセを手づくりしてきたこれまでの過程を振り返ると率直に言って、よくここまで定着してきたものだと思います。本当に皆様に御尽力をいただきましてありがとうございました。 工業メッセを開催することとしたねらいは、当初以下の3点でした。   
    @ 6年前、諏訪地域を含め全国のものづくりが元気を失い意気消沈している中で、『技術の諏訪』のブランドを全国、全世界に発信する。併せて、諏訪の各企業が誇りを取り戻すことを目指す。
    A 諏訪圏の各企業が自分の持っている技術の特性や特徴を自ら差別化し、より広い技術の利用が行えるよう視野を拡大し、意識改革を図る。
    (注) 当時日本開発銀行、関東通産局の実態調査により諏訪圏の企業は、与えられた規格やコストの目標を達成する潜在的力は世界的レベルにあるが、自分の持っている技術のどこが優れ、どういった分野でニーズがあり、どのような利用が可能か、といった技術に関わる視野が狭いことが弱点であると指摘されていました。
    B メッセを何度か継続していく中で、全国、全世界からバイヤーが集り商談が成立するような機会とする。

    上記?@〜?Bのような明確な問題意識をもって、単なる参加者に風船を配布するだけに終わるような地域のお祭りイベントとならないように、目的意識を持ったメッセの実行を企画したものです。今回のメッセの状況を見ると当初の意図が十分に達成されているばかりでなく、会社の従業員を始め、ご家族の皆さん、地域の皆さんに対する大きな発信になっていることを大変嬉しく思います。
  3. 諏訪圏工業メッセは、国の地域クラスター、産業クラスター施策の中でも特筆すべきものとして位置づけられております。我が国にとって『ものづくり』は、国家戦略の基本です。その日本の『ものづくり』を支えているのは、大企業の生産ラインを支え、新しいシステムの開発を可能としている中小企業の高度部材加工や摺り合わせの技術です。政府ではこうしたものづくりの技術を支援するため、ちょうど本年で5年目の節目を迎える地域クラスター政策について、やる気のある集積の高い地域について施策の深掘りをすることや、産学官連携の技術開発支援をさらに一層すすめていこうと考えております。私自身も経済産業を担当する政調副会長、中小企業調査会事務局長等としてこうした政策の推進に全力を傾けてまいります。この地域においては、これまでも、新しい事業の提案を国に対して行うことも含め、いくつものコンソシアム事業や共同研究のプロジェクトが立ち上がっており、国においても中小企業の技術集積が行われ、中小企業の活発な活動が行われている地域として注目しております。今後ともより多くの地域プロジェクトをおこし、より多くの企業にそうしたプロジェクトに参加して頂きたいと考えております。
  4. 今回の諏訪圏工業メッセの成果を踏まえ、塩尻や上伊那を含めた諏訪圏域の各企業が産学官の連携、国際間の連携をますます強めることによって、『ものづくりの諏訪』、『技術の諏訪』を大きく発信されることを強く期待するものです。この地域の一つ一つの中小企業、事業者が、今後とも大きく御発展されることを心からお祈り申し上げます。

後藤しげゆきニュース 『2006年10月6日号』より 

党政調副会長、税調幹事に大抜擢
  1. 国民の大きな期待の中、安倍新内閣が発足しました。今後とも責任ある改革、各地域や国民生活にも丁寧に目配りしたやさしく、温かい改革を勇気を持ってすすめていくことが必要です。安倍総理自身もめざすべき『美しい国』として以下のような説明をしています。
    (1) 文化、伝統、自然、歴史を大切にする国。
    (2) 自由な社会を基本とした規律を知る、凛とした国。
    (3) 未来にむかって成長するエネルギーを持ち続ける国。
    (4) 世界に信頼され、尊敬され、愛されるリーダーシップのある国。
    安倍新総理のもと、国民の期待に応えるべくしっかり頑張ってまいります。
  2. 私自身も小泉内閣の退陣により、国土交通大臣政務官を退任いたしました。国土交通大臣政務官在任中は、災害対策、道路特定財源問題、公共事業に関する特別会計の見直し、公共事業の執行の適正化、国土交通行政に関わる税制改正、住宅基本法制の見直し、まちづくり三法・都市計画法の見直し、地域・都市再生対策、バリアフリー法の制定、アスベスト対策、構造計算書偽装問題等山積みする課題に取り組ませていただきましたが、これもひとえに皆様に支えていただいたおかげと心から感謝申し上げます。特に7月に発生し、地元も大きな被災を受けた豪雨災害に対応するため懸命に働かせていただけたことは、感慨深いものがありました。
  3. 1
    (1) 新内閣の発足に当たり、大抜擢により通常は少なくとも副大臣経験後の4期生以上が務めることとなっている自民党政務調査会副会長(政調副会長)を拝命いたしました。中川政調会長を全般的に補佐するとともに、経済産業政策を担当いたします。
    (2) また、中堅政策通の登竜門と言われている税制調査会幹事に任命され、大変名誉に思っております。与謝野税調会長の下、大蔵省主税局勤務以来の蓄積を生かして、少子高齢化社会における税制問題に取り組んでまいります。
    (3) これまでの行政改革の経験を買われて、党総裁直属機関である行政改革推進本部事務局次長に就任いたしました。国民の強くもとめる行政改革、政府のムダの排除のために懸命に働いてまいります。また、昨年私自身が主査として苦労して改革案をまとめた公益法人改革を担当する公益法人委員会主査にも再任されました。
    (4) 金融政策立案のかなめとなる金融調査会事務局長として働かせていただきます。
    (5) 総合農政調査会副会長として、今般の農政改革が適切に実行されるようしっかりフォローしてまいります。
    (6) 衆議院にあっては、国土交通大臣政務官にかわり国土交通委員会理事を新たに務めさせていただきます。
    (7) その他、この度新たに就任した主たる役職は以下の通りです。
    @ 中小企業調査会副会長
    A 石油等資源エネルギー調査会副会長
    B 科学技術創造立国調査会副会長
    C 地域再生調査会事務局次長
    D 非営利組織(NPO)特別委員会副委員長
    (8) なお、議員連盟の関係では、スーパーコンピュータ推進議連事務局長、未来光科学技術推進議連事務局次長、ナノテク推進議連副幹事長など引き続きやらせていただいております。
  4. 今後も、あるべき国の政策の実現のため、地元のため懸命に働いてまいる所存でありますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
皆様におかれましては、季節の変わり目に当たりお体ご自愛いただき、御活躍いただきますようお祈り申し上げます。 それでは、また。

後藤しげゆきニュース 『2006年10月3日緊急号』より 

河川激特事業、河川災害復旧助成事業の 採択について
10月4日に、諏訪湖・天竜川について、以下の内容で採択される予定ですので、お知らせ申し上げます。
1.河川激特事業(平成18年度〜平成22年度)
  全体事業費 約142億円
2.河川災害復旧助成事業(平成18年度〜21年度)
  全体事業費 約34億円(補助)
3.合計事業費 約176億円

後藤しげゆきニュース 『2006年9月18日号』より 

敬老の日に当たって、敬老会での挨拶
  1. 敬老の日にあたり、改めて人生の大先輩である皆様に若い世代を代表して、心から御礼を申し上げます。皆様は戦中、戦後の本当に厳しい時代を乗り切り、現在のこの地域や我が国の発展・繁栄を築いてこられました。私達若い世代がこうして今いられるのも皆様のおかげと、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
  2. 本日は、3点についてお話しをさせていただきます。
    @ 第一は、このところすすんでおります年金・医療・介護についての制度の見直しの問題です。多くの皆様にご心配をおかけしていることについてはよく承知しております。 まず、なぜ制度の見直しが必要なのかといえば、世界史上でも例を見ない急速な少子高齢化を日本が迎えようとしているからです。現在、日本の全人口に対して65才以上の人口の割合はおおよそ5人に1人ですが、あと20年もすると65才以上の人口は全人口の3人に1人になることが見込まれており、財政的にも制度運営は急速に厳しくなります。こうした人口構成の変化に対応して、将来的にも持続可能な社会保障制度を構築することが避けて通れない課題といえます。年金・医療・福祉の制度が将来に向けて財政的にも制度的にも心配ないと思えることは、安心な国民生活の基本であると考えます。しかし、このように制度の見直しは必要であったとしても、決して制度のための制度見直しであってはなりません。暮らしている一人一人の国民にとってどういう状況であるのか、どういう影響が出るのか丁寧な検証や対応が前提となる温かな制度見直しでなければなりません。今後、心の通う丁寧な制度の見直しを行うことが政治の使命であると考えます。
    A 第二は、最近の世の中の問題です。最近テレビ・マスコミなどで毎日のように信じられない事件が報道されています。これが本当にこの日本で起きていることなのか耳を疑います。私達は、もっともっといたわり合う気持ち、支え合う気持ちをもって心豊かに生きねばならないと思います。子供達に対しても、大人がよい後ろ姿、お手本を示すとともに、人間の心の絆や社会との関わり合いについて、もっともっと正面から向き合うべきだと思います。 1つ、いい話を紹介します。昭和初期に日本に赴任したフランス大使クローデル(彼は詩人でもあったのですが)は、日本が好きになり、フランスに帰国しました。昭和17、18、19年と日本の敗色が濃くなり、アメリカ、欧州における日本への風当たりが強くなったときに彼は、次のように言って日本を勇気を持って守ろうとしてくれました。『日本人は貧しい。しかし高貴である。全世界で最後まで生き残ってほしい民族はといえば、それは日本人である。なぜなら日本人は、日本社会が美しいからである・・・』と。 果たして、今の日本人が美しいかどうか。つつましやかで誠実な社会であるのか考えさせられます。そこで、お願いでありますが、どうぞ皆様方には私達若い世代や子供達を自信を持ってしかっていただきたい、地域の中でこれまでの人生の経験にもとづいて御指導いただきたいと存じます。
    B 第三は、現在の日本の社会もまんざら棄てたものでもないという話です。本年7月には、豪雨災害が発生し、大きな被害が出ました。被災された方々に改めて心からお見舞い申し上げます。私も地元の代議士として災害復旧を行うばかりでなく、できる限りの関連事業の整備も併せて行うなど万全の対応をして参ります。 ところで7月19日には、3000戸近い床上下浸水が発生致しました。諏訪湖近くの私の自宅も床上浸水となりましたが、水位がジリジリと上がってくる間、地区内のお年寄り世帯や男手のないお宅等の荷物を2階に挙げる作業をご近所で助け合い、くたくたになって続けました。また、7月19日の夜には、ボートに乗って各家をまわった区の役員の方々により、水に浸からなかった区内のお宅で炊き出したおにぎりが各家に各家の人数分だけ配られ、励ましの言葉がかけられました。我が家は5人家族ですが、私の分を除いた4個のおにぎりが配られました。私が東京の災害対策本部につめて指揮をとっていることも町内はちゃんとわかっていたのです。こうした助け合いが可能なのも、常日頃のおつき合いや公民館活動等を通じて地域の連帯が確立されているからです。 近頃、地域福祉、地域教育などと『地域コミュニティー』の重要性が強調されますが、まさにその基本をここに見る気がします。今後とも引き続き皆様方に地域社会の中での諸活動において、できる限りの御指導をお願い申し上げる次第です。
  3. 本日は、敬老の日に当たってのお祝い、御礼の御挨拶を申し上げておりますのに、お願いばかり申し上げてしまいまして失礼をいたしました。どうぞ、皆様におかれましては、今後ますますお元気にお過ごしいただき、各々に御活躍をいただきたいと存じます。本日は、敬老の日、おめでとうございました。改めて、本当にありがとうございます。

後藤しげゆきニュース 『2006年9月13日号』より 

梅雨前線豪雨に伴う災害について
  1. 9月中旬になり、ぐっと秋らしい時候となりました。改めて今回の豪雨災害にあわれた皆様に対し、心からお見舞い申し上げます。 地元の衆議院議員として、災害を担当する国土交通大臣政務官として、考えられる最大限の対策(復旧事業及び関連事業)を講じて参ります。これまでのニュースでもお知らせしている通り、災害復旧等の事業採択を逐次すすめておりますが、これまでのところ国にあがってきている要望については全箇所対応済です。
    【参考】これまでに採択した事業[地元関係分]
    事 業 名 箇 所 数 事 業 費 概 算
    災害関連緊急砂防等事業 18 約48億円
    直轄河川災害復旧事業 7 約12億円
    災害関連緊急治山事業 24 約16億円
  2. 9月8日には、今回の豪雨災害による河川、道路等の公共土木施設等の災害復旧事業について、国庫負担率の嵩上げを可能とする激甚災害制度の指定(本激)をうける閣議決定を行いました。
  3. 激甚な災害に対して、単なる被害箇所の復旧だけでなく、広範に関連整備の事業をおこせる激甚災害対策特別緊急事業については、採択要件が厳しく、県における事業計画作成や被害調査の整理作業が難航しておりますが、何としても激特事業の採択を行いたいという固い決意で、現在国土交通省において直接、事業採択要件の整理、事業計画作成を強力に後押しする作業を行っております。激特事業が採択できれば、5年間の期間内で実施可能な諏訪湖水位の上昇に対応するための天竜川の改修、諏訪湖への流入河川の整備、床上浸水対策事業の推進、河川周辺整備等が、通常事業とは別枠で、有利な条件で大規模に実行できることとなりますので、何としても採択にこぎつける所存で作業をすすめております。   その他、災害対策復旧助成事業災害関連事業床上浸水対策特別緊急事業なども今後積極的に事業を採択していくことと致します。河川、砂防ばかりでなく道路についても同様です。なお、今回、災害関連事業については、第1回目の事業採択にもれた場合でも、採択要件がクリアされるものについては2回目の事業採択を検討いたしますので、各被害について要望を再確認していただきたいと存じます。
  4. 農業については、農地復旧事業、融資事業、機械設備については支援事業があり、国としてもできるだけの対応をして参ります。また、学校の土砂災害等についての文部科学省の調査についても10月初めまでにはできるよう手配しています。 
  5. 以上、国、地方公共団体からの復旧・復興支援事業をとりつけることはもちろんのことではありますが、地域コミュニティーの連携と助け合いにより何とか厳しい事態を乗り越えていかねばなりません。お互いに助け合ってがんばりましょう。
[追伸]   私儀のことにて恐縮ですが、床上浸水をした我が家についても、先週で台所をフローリングに直したり、壁の補修をしたりやっと一段落したという感じです。被害にあわれたそれぞれのお宅では本当にお疲れのことと存じます。心からお見舞い申し上げます。皆様におかれても季節の変わり目であり、お疲れが出ませぬ様お体ご自愛下さい。


後藤しげゆきニュース 『2006年8月11日号』より  

平成18年7月の梅雨前線豪雨に伴う災害について
  1. 8月11日に災害関連緊急砂防等事業等として下記35箇所(長野県分)がまず採択されました。地元分だけで18箇所48億円近くになります。 この他に河川砂防、道路等について災害復旧事業として多くのメニューがありますが、その他の事業についても今後遂次採択をしてまいります。ちなみに地元・長野県から国に上がって来た要望箇所はすべて国土交通省により採択されています。

    長野県 (砂防26箇所)
    所在地 箇所名 事業採択額 主な工種
    事業費 国費
     岡谷市 湊3丁目  小田井沢川 768,960 512,640 砂防えん堤工
     岡谷市 川岸鮎沢  本沢川 480,960 320,640 砂防えん堤工
     岡谷市 川岸橋原  志平川 423,360 282,240 砂防えん堤工
     岡谷市 上の原  横河川左支川 288,000 192,000 砂防えん堤工
     岡谷市 湊2丁目  八重場沢川 115,200 76,800 砂防えん堤工
     岡谷市 駒沢  的場川 414,720 276,480 砂防えん堤工
     岡谷市 川岸三沢  待張川 259,200 172,800 砂防えん堤工
     岡谷市 駒沢  中村沢川 192,960 128,640 砂防えん堤工
     岡谷市 駒沢  原沢川 192,960 128640 砂防えん堤工
     岡谷市 川岸西  唐沢 164,160 109,440 砂防えん堤工
     岡谷市 川岸  毘沙門沢 155,520 103,680 砂防えん堤工
     岡谷市 湊 花岡  ウノキ沢川 152,640 101,760 砂防えん堤工
     諏訪市 北真志野  中ノ沢川 308,160 205,440 砂防えん堤工
     塩尻市 床尾  上ノ木原沢 86,400 57,600 砂防えん堤工
     塩尻市 折戸  贄川沢 336,960 224,640 砂防えん堤工
     塩尻市 下西条  矢沢川 97,920 65,280 砂防えん堤工
     松本市 和泉  くずれ沢 144,000 96,000 砂防えん堤工
     伊那市 西春近  前沢川 403,200 268,800 砂防えん堤工
     伊那市 松倉上  松倉川 241,920 161,280 砂防えん堤工
     上伊那郡 箕輪町 中村  中の沢 161,280 107,520 砂防えん堤工
     上伊那郡 辰野町 赤羽  沢底川右支川 106,560 71,040 砂防えん堤工
     上伊那郡 辰野町 下雨沢  雨沢川 144,000 96,00 砂防えん堤工
     上伊那郡 箕輪町 たきの沢  たきの沢 270,720 180,480 砂防えん堤工
     上伊那郡 辰野町 山口  飲み川 97,920 65,280 砂防えん堤工
     木曽郡 木祖村 薮原  寺の沢 115,200 76,800 砂防えん堤工
     東筑摩郡 波田町 新田  中沢 192,960 128,640 砂防えん堤工
    26箇所 6,315,840 4,210,560

    長野県 (地すべり6箇所)
    所在地 箇所名 事業採択額 主な工種
    事業費 国費
     長野市 上松  地附山 109,440 72,960 杭工、水抜工
     長野市 七二会  定谷 144,000 96,000 杭工、水抜工
     佐久市 志賀  駒込 259,200 172,800 杭工、水抜工
     大町市 八坂  上篭 129,600 86,400 アンカー工、水抜工
     大町市 八坂  菅の窪 83,520 55,680 杭工、水抜工
     上伊那郡 箕輪町 上古田  上古田 74,880 49,920 杭工、水抜工
    6箇所 800,640 533,760

    長野県 (急傾斜地3箇所)
    所在地 箇所名 事業採択額 主な工種
    事業費 国費
     諏訪市 上諏訪  湯の脇 72,960 36,480 法枠工、アンカー工
     伊那市 諸町  諸町 27,648 13,824 法枠工
     上伊那郡 辰野町 飯沼  小野中村 110,448 55,224 法枠工、土留工
    3箇所 211,056 105,528
     ※急傾斜地崩落対策事業採択額は補助基本額

    長野県 (合計)
    所在地 箇所名 事業採択額 主な工種
    事業費 国費
     砂防  26箇所 6,315,840 4,210,560
     地すべり  6箇所 800,640 533,760
     急傾斜地  3箇所 211,056 105,528
    35箇所 7,327,536 4,849,848

  2. 今回、このような異例な速さで事業が幅広く採択されているのは、国土交通省が通常は行わない災害調査団による事前相談、事前査定を特に行っていることによります。また、財務省に対しても早期査定について十分な協力要請を行っています。8月10日には、天竜川上流の堤防の被災箇所についても、記録的速さで7箇所12億の直轄河川災害復旧事業が採択されています。 浸水対策としては、今後河川事業【災害対策緊急事業推進費・激甚災害対策特別緊急事業・床上浸水対策特別緊急事業・河川事業災害復旧助成事業・河川等災害関連事業】の他下水道事業の手法も含めて検討し積極的に事業を採択していくことといたします。

後藤しげゆきニュース 『2006年8月7日号』より 
  1. あらためて今回の豪雨被害にあわれた皆様に対し、心からお見舞い申し上げます。また救助活動、復旧活動に御協力いただいた御一人御一人に感謝申し上げます。
  2. 私自身も河川、砂防、道路等の公共施設全般に対する災害復旧を担当する国土交通大臣政務官として全力を傾注しております。国土交通省として、速やかに被災施設の復旧工事や緊急的な砂防施設の整備に着手し、被災地の迅速な復旧、復興を図るため、最大限の措置を講じております。因みに防災担当大臣は、防災施策全般の企画・広報、各省調整を行なうことになっており、河川、砂防、道路等の公共施設全般に対する災害復旧、災害復興事業は国土交通省の所管です。
    @ 市町村から強い要望のある激甚災害の政府指定、激特事業の採択については、『国として最大限前向きな対応を行いたいと考えているので、県は必要な調査や対応をしっかりするように』県に対して強く要請しています。7月28日の地元からの聞き取りに際し、テレビカメラの前で私より直接県知事に対し明言いたしております。
    A 今回の災害の被害が激甚で、台風シーズンを迎え再度の被害の可能性があることから省内で対応を検討し、通常行われない特別な措置として、河川、砂防、道路等の公共施設全般について国土交通省の『緊急災害調査団』を8月2日〜3日に県、市町村に派遣しました。これにより、応急工事が迅速に着手できるようになり、本省担当官による現地審査、災害査定を事前に行うことで災害申請までに要する期間を短縮いたします。【災害復旧補助事業については3ヵ月(通常)→2ヵ月(今回)、災害関連緊急砂防等事業については1〜2ヵ月(通常)→2週間程度(今回)、国の直轄災害復旧事業については、3ヵ月(通常)→1ヵ月(今回)の短縮】。専門家として災害復旧計画の策定の助言を行う他、多岐にわたる復旧事業のメニューの中からどの事業を選択するのが最も有利か等といった相談にのるなど、最大限の復旧事業・復興事業への対応を図るとともに、国土交通省として十分な事業査定と予算措置を行って参ります。
    B 農業については農地復旧事業、融資事業、機械設備については支援事業があり、国としてできるだけの対応をして参ります。
  3. 地元だけでも悲惨な土砂災害、3000戸を超す床上下浸水、車・家財の損害等多くの皆様に大変な被害と御心労をかけた今回の『梅雨前線豪雨』でありますが、国・地方からの復旧・復興支援等は当然としても、地域コミュニティーの連携と助け合いにより何とかきびしい事態を乗り越えていかねばなりません。 先だって、インドネシアに国土交通省の地震・津波災害の援助調査団長で行った折、5000人近い方がなくなったバンツールの町を訪問しましたが、資金のない中で人々が共同して仮住宅を建設する姿、テントしかない学校で目を輝かせて勉強する明るい子供達の姿を見て、そのたくましさとコミュニティーの強さに逆に勇気づけられました。私達もお互いに助け合って頑張りましょう。
  4. 8月6日の知事選挙で、村井新県政が誕生しました。災害発生時の大変な選挙、皆様本当に御苦労様でした。村井新知事には、県から県内81の基礎的自治体(市町村)への権限と財源の移譲による真の地方主権の確立、災害に対し安心で安全な長野県づくりのために創造的な県政改革をすすめていかれるものと期待いたします。

後藤しげゆきニュース 『2006年7月緊急号』より 
  1. 長野県観測史上最大の雨により、各地で各種の災害が発生しており、被災されました皆様に対して心から御見舞申し上げるとともに、救助活動、復興活動にご尽力いただいているすべての関係者御一人御一人に感謝申し上げます。 テレビ、マスコミ等に報道されている岡谷市湊、川岸東の土石流、諏訪湖周辺の床上浸水、天竜川の堤防決壊等以外にも各地で土砂くずれ、出水、道路の遮断、地区の孤立化等が起きており、地元との連携を図りつつ、国としてもできる限り支援を行ってまいります。
  2. 私自身も18日に被害が発生し始めて以来、災害を担当する国土交通大臣政務官として、非常体制をとった国土交通省本省につめ、災害対策連絡会議や災害派遣の指示等を行うなど忙殺されております。岡谷市、箕輪町等への土砂災害・河川の専門家の派遣を行ったほか、県市に、ポンプ車、照明車の派遣要請を行う様積極的に働きかけ、早速に国土交通省だけが持っている特別なポンプ車、照明車等を関東整備局、中部整備局より集結して派遣をしました。
  3. 20日には、国土交通省の調査団の団長として、本省、関東整備局、中部整備局の幹部を率いて、地元を含む長野県内の状況を視察しました。各地にて皆様のお話も伺い、役所に対応を指示いたしております。悲惨な被害状況に言葉をなくしましたが、疲労の極限の中で救助活動に取り組まれる皆様、黙々と片づけに取り組んでいる皆様に心から感謝申し上げます。二次災害に十分に気をつけて、今後とも宜しくお願い申し上げます。避難所ですごされている方には、不安な生活と思いますが、どうかがんばっていただきたいと思います。行政としてできる限りの対応をしてまいります。調査から翌21日の未明に車で東京に戻り、21日の10時40分から30分近く総理官邸において、小泉総理に対し、直接私から長野調査の報告、各地の被害状況等の報告を行いました。熱心に報告を聞いた総理からは、『できる限りの対策を講じるように』との指示もいただきました。国土交通省での連絡会議のあと21日の午後には、沓掛防災担当大臣の率いる政府調査団の副団長として再度地元に入りました。
  4. 23日以降も依然として非常体制にある東京の国土交通省の本部で、全国の災害対策の指示にあたりますので地元でのお見舞いなどに時間を割くことができず誠に申し訳ありませんが、地元の災害についても、担当する国土交通大臣政務官としてできる限り万全の対応を行います。激甚災害制度の適用、激甚災害対策特別緊急事業の採択を含め、生活支援体制の推進、河川、砂防、道路、公共施設の災害復旧等々に全力を挙げてまいります。また、今後の防災体制の整備に懸命に取り組んで参ります。
  [追伸] 中浜町の我が家も浸水いたしまして、家内は皆様にお助けをいただきながら片づけをいたしております。東京に家内から電話をもらうたび気にはしておりましたが、特に、19日の夜に『ボートが各戸をまわり、我が家にも4個のおにぎり(ぴったり私を除いて家内、子供3人分)が大部分が水没している中浜区の炊き出しで届いた』との話を聞いた時には、地域社会の暖かさを痛感しました。 大変ですが皆で頑張りましょう。何かありましたら御連絡ください。

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2006年1月号より 
  新年あけましておめでとうございます。新しい年が皆様にとってすばらしい年となりますことを、心よりお祈り申し上げます。
 昨年は私もおかげ様で三期目の当選を果たすことができまして、誠にありがとうございました。今後とも国のため地域のために懸命に働かせていただきます。また、11月の内閣改造で、国土交通大臣政務官を拝命いたしました。ご承知の通り国土交通省は、旧建設省、運輸省、国土庁が統合した大きな官庁で大臣政務官は三人おりますが、私の所掌は、旧建設省にかかわること及び全体の統括です。都市、住宅、道路、河川などの社会資本整備、災害・地震対策、まちづくり対策などに加え、アスベスト問題、構造計算書偽装問題など国民の不安払拭のため懸命に取り組んでまいります。
 さて、2006年は、大変大きな節目になる年と考えます。その意味は、地域経済は未だ厳しい情況にあるとはいえ国全体としては、これまで足かせとなっていたバブル崩壊後の負の遺産を解消するという目標に目途がつき、少子高齢化に対応する体制、制度の見直しに本格的に取り組むことになるということです。行政改革、公務員制度改革、社会保障制度改革、財政改革、三位一体改革など腹を据えて改革に取り組まねばなりません。ただ、改革に当たっては以下のような点に留意することが必要です。
○  第一に制度の見直しは、あくまで個人、国民のためのものであり、一律の数値目標のような制度改革でなく、
国民の1人1人の生活に丁寧に配慮した心の通ったものでなければなりません。
  第二に、現在『三つの格差』(即ち、地域間格差、業種間格差、規模間格差)が拡がっていると指摘されてい
ますが、その格差是正を行うためのきめ細かい地域対策、中小企業対策が不可欠です。
  第三に、改革というと痛みばかりが強調されますが、どんなに厳しい中でも、教育、科学技術といった将来に
向けた夢のある政策、将来のための『種まき』を大切にせねばなりません。
 また、地域に目を転じますと地域間競争の激しい時代になりました。 地域再生、地方都市再生につきましては、国の制度も、地域の創意工夫、ヴィジョンを生かす方向でまちづくりの支援策のメニュー化をはかり、自ら意欲をもつ地域に対して重点的な支援を図るように変わってきております。私たちの地域のすばらしい諸資源を生かせるように、新しい活性化計画、再生計画の作成等通じてヴィジョンを発信し、商業、観光、製造業、農業が一体となってみんなで力を合わせましょう。 『ものづくり』についても、『地域産業クラスター』を意欲ある地域に重点化することになっております。諏訪、塩尻地域もその有力な核となっており、積極的な地元からの提案を引き続き進めましょう。   最後になりましたが、本年一年の皆様のご健勝とご活躍をお祈り申し上げまして、新年の御挨拶とさせていただきます。

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2005年6月7日号より 

『後藤茂之を励ます東京の仲間の会』開催
  1. 6月7日、上記政治資金パーティを東京で開催しましたところ、お陰様で900人近い支援者にお集まりいただきましたこと、心から御礼申し上げます。
  2. 『東京の仲間の会』を代表して、政府の規制改革・民間開放推進会議議長 オリックス(株) 宮内義彦会長、(株)キッツ 清水雄輔会長からご挨拶をいただいた他、党三役、安倍幹事長代理、細田官房長官、財務大臣、文部科学大臣、科学技術・IT・食品安全担当大臣、防衛庁長官などからも心のこもった激励の言葉をいただきました。
  3. 今後とも、『責任ある保守改革』を実行するとの政治家としての志を大切にして、国のため、地域のために懸命に働かせていただきたいと存じます。

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2005年6月2日号より 

諏訪圏ものづくり推進機構発足
 1. ものづくり推進機構発足の意義
 6月2日、これまでの関係者の努力が実って、NPO法人『諏訪圏ものづくり推進機構』の発会式が開かれた。諏訪圏(諏訪六市町村)のものづくり戦略を提言し、産学官の連携によるネットワーク形成、中小企業の人材の育成、コンソシアム事業の推進、諏訪圏工業メッセの開催など今後の活動が多いに期待される。以下のようにその意義は大変大きい。
(1) 国においては、昨年新産業創造戦略(重点4分野:燃料電池、情報家電、ロボット、コンテンツ)が策定されたが、その具体化を図るために、先端的産業分野の競争力の源泉となる高度部材産業の集積とそれを支える中小企業を強化する戦略をたて、重点的に支援することを決めた。高度部材の創成と擦り合わせの連鎖を誘発する中小企業のネットワーク形成こそ諏訪地方がめざしてきたものであり、真にこの地域のための戦略なのである。
(2) 諏訪地域については、15年来、日本初の多摩活性化協議会による多摩の地域クラスターにつづく中央道ヴァイタライゼーション計画の提示を、当時の関東通産局から受けながら、総論賛成、各論反対のまま、みすみす機会をのがし続けてきた。しかし、15年の反省から学んだために、平成12年補正から地域クラスター、コンソシアム政策が開始されたときには、やる気のある中小企業を中心として、たとえ異論が一部に出ても、DTF研究会、レーザー研究会、医療機器の研究会、多業種連携といったグループ化を進めることができた。そのことで数多くのコンソシアム事業の採択、ナショナルプロジェクトである『Focus21』に例外として地域発の事業の採択、地元発の事業提案などが可能となり、全国の産業クラスターの中でも中小企業のグループ化が成功している地域との評価を得ることができた。(地域性からみると驚くべきことである。)全国的にも評価の高まった諏訪圏工業メッセも関東経済産業局、長野テクノ財団の当初の支援をうけ、地域産業界が育ててきたものである。今回の『ものづくり推進機構』はこうした努力の1つの目に見える成果といえる。
(3) 期待された諏訪圏の合併ができなかったことは、戦略的地域づくりの観点からは、大変残念なことであった。しかし、少なくとも『ものづくり』の分野については『諏訪圏ものづくり推進機構』が、広域戦略の担い手となることが期待される。
2. 今後への期待
(1) 『ものづくり推進機構』として、産学連携のネットワーク情報の提供、中小企業における知的人材育成、『目きき』の発見、諏訪圏の技術力と企業集積の発信、諏訪工業メッセの持続的開催など関係者の力を合わせ、強力に推進することが大切である。『諏訪のものづくり』が立派にやっていけないようなら、『日本のものづくり』自体に将来の展望がないと言わざるを得ない。
(2) 『ものづくり推進機構』の任務は重要だが、『ものづくり』はすべからく1つ1つの技術やプロジェクトが基本である。多くの中小企業グループの形成によって、近年急速にすすんできたこの地域の技術開発、事業化へのエネルギッシュな流れを大切にし、自律的競合を助長させることを忘れてはならない。組織自体が、組織原理で硬直することがあれば、かえってブレーキになってしまう。
(3) エプソン、日本電産三協精機、京セラ、コダックなど地元に拠点のある大手との連携も視野に入れながらものづくり戦略に敏感に反応し続けることも重要となる。次代のナノテクにつながる新産業の技術開発マップの中に確固たる『居場所』を確保しなければならない。今後とも引き続き国の支援も強力に受けていきたい。

以上、地域の創意と工夫で諏訪圏のものづくりの未来を拓いていこう。

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2005年5月号より 
 1. 社会保険庁の解体と新組織設立
 本年2月以降、社会保険庁の組織改革について集中的に議論が行われてきたが、5月31日、社会保障制度調査会、行政改革推進本部、厚生労働部会の合同会議で『社会保険庁の解体的出直しと新組織設立について』がとりまとめられた。国民の信頼を回復するため、
@ 政府管掌健康保険については、医療費適正化等の保険者機能を十分に発揮し、被保険者等の意見を反映した自主性・自律性のある保険運営が行われるようにするため、全国単位の公法人が保険運営を行う方向で検討する。
A 公的年金制度については、現行組織が抱える問題の深刻さを踏まえ、現行の社会保険庁は事実上廃止し、これまでの外局と異なる新しい組織、機能、形態を再構築することが必要であり、国会、与党の十分な監視の下に、この点を十分踏まえた新たな政府組織において公的年金制度の運営を担わせるものとする。
B 社会保険庁の今後の在り方については、新組織の発足から概ね一年を経過した時点において、収納率の向上、サービスの改善、人員の削減の状況を総合的に評価し、改革の進捗が不十分で国民の信頼が回復されないと判断される場合には、独立行政法人化の可能性を含め更なる組織改革の方向性を再検討する。
という内容がとりまとめられた。スケジュールとしては、17年末までに、年金実施新組織の名称、位置づけ等について決定し、18年の通常国会に関連法案を提出することとなる。(実際の実施は、コンピューターシステム開発終了後の平成20年秋)
2. 留意すべき点
(1) 社会保険庁の不祥事や深刻な勤務実態等が明らかになり、国民の社会保険庁に対する不信感が、年金制度そのものに対する国民の信頼を失わせる程にまでになってしまった。何としても国民の信頼を回復するために社会保険庁を解体し、組織改革を徹底的に行うことが急務であり、この改革を確実に実現することが何よりも重要である。
(2) 新しい組織としては、独立行政法人とするのか、新たな政府組織とするのかについては激しい議論があったのは事実だが、要は制度の原理、機能が変われるかどうかが問題であり、形態そのものが本質なのではないといえる。独立行政法人とした方が国民に分かり易かったのではないかという点は、確かにそうかもしれない。しかし、人員をそのまま引き継ぎ、組織原理や機能が変わらないままに独立行政法人が設立されれば、かえって手のつけられない事態の悪化が起こることも考えられないわけではない。年金の徴収事務、管理制度などがその業務であることを考えればなおさらである。この点からも、漫然と新組織の職員に現在の職員が移行しないために講ずることとされている措置は、特に徹底して実施されねばならない。
(3) すでに年金福祉施設については、5年を目途に独立行政法人による売却等の整理合理化を進めることが決まっている。今回の社会保険庁の組織改革と合わせ、確実な実施を図っていくこととしたい。
 また、国民の理解を得て、年金、医療制度の見直しの議論も今後責任を持って進めていかなければならないと考える。

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2005年4月号より 
 1. 中国の反日デモ
 マスコミ報道で連日、中国における反日デモが報道されている。それぞれが整理された政治スローガンを掲げ、治安当局も落ち着いた対応をしている様子を見るにつけ、政府もある程度黙認した秩序だったものとの印象を受ける。急速な経済発展を続ける中国において、沿岸部を中心とした一部の富裕層と経済発展の恩恵に預かれない内陸部、農村部の貧困層(若くてまじめな共産党員を含む。)の国内の対立を融和させるため対日批判にはけ口を求めることを政府が容認しているとの指摘もある。しかし、もしこうした姿勢をとり続けるとすれば、若いエリートや富裕層、学生が秩序正しく行っているデモが、労働者、農民を中心とした激しい社会的運動となり、反日運動から体制批判運動に転化する可能性もあり、中国自身にとっても有益なこととは考えられない。デモに対して厳しい姿勢をとらない中国に対しては日本以外の国からも、カントリー・リスクのある国との評価が世界経済からくだされるおそれもある。こうしたナショナリズムをばねとして国内政治を乗り切ろうとする姿勢は、近年特に中国ばかりに見られることではなく、警戒すべき政治姿勢と言わざるを得ない。
 いずれにしても日本政府としては、中国政府に対して今回のデモによる被害について、うやむやにすることなく適切な謝罪と賠償を冷静に求めていくことが肝要である。
2. デモの底流にある問題
 今回のデモの底流には、中国における反日教育による反日感情の再生産とインターネットによる増幅という深刻で重大な問題があるように思う。
 第一に、中国におけるインターネットの普及は急速であり、新聞、テレビ等のマスコミ規制とは異なり、政府の規制も相対的に緩やかである。こうしたインターネットで近年注目すべき動きとして、反日サイトの急増がある。先だってこうした反日サイトの分析を聞いたが、『軍国主義日本』を扇動するような過激なもの、合成写真を使った残酷なもの等、一般の中国人がアクセスできるサイトにおびただしい量の反日を内容とするものが立ち上げられている。日本製品の不買を訴える日本製品ボイコットのサイトもアメリカに対するものに比べ、10数倍もあるというのである。若い世代にこうしたサイトが急速に過激に拡大していき、サイトの呼びかけで人が集まり、一つの社会的運動にまで成りうる状況になりつつあるにも拘わらず、中国政府は明らかに違法なものを除き取り締まりをする姿勢がない。 第二に、現在の若い世代は、江沢民以降の徹底した愛国教育のもとで育ってきた世代である。戦争によって死者2000万人、負傷者1500万人合わせて3500万人の同朋が日本によって傷つけられたとする誇大化された内容など『日本帝国主義に対する恨みと怒りを風化させることなく胸にきざみつける』ように教育が行われてきたとされる。中国においては、戦争を知っている70代以上の人の親日感情が一番高く、若い世代になるにつれ益々反日感情が高まっていくとの調査結果が出ている。20代、30代の若者の反日感情が驚くほど高いことはおそろしいことだ。今後の両国間のことを考えれば、こうした事態を放置することは将来のために有益なこととは考えられない。
3. 日中関係
 中国の経済は、沿海部に1億人の中産階級をうみ出し、現在でもアメリカの5倍、日本の10倍にもなる市場だが、今後も急速に拡大することが予想される、資源消耗、国内のアンバランス、環境問題等多くの矛盾や構造問題をもちながらも発展していく可能性が高い。加えて軍事的、政治的にもアジア地域における存在感は圧倒的である。日本にとっては、今後アジア地域における最大のライバルであり、アジア地域における重要なパートナーである。日米関係、日中関係は、経済的にも政治的にもますます重要となり、三国間の戦略的関係のかけ引きが続くことになる。
 こうした中で、日本として中国に対して敗戦という経緯を背負ったいわゆる『土下座外交』をすることは、かえって真の友好関係の確立のためにはならない。これまでの日中関係の外交原則を踏まえながら、『スジ』の通った主張をぶつけ、一つ一つ対話を強めながら解決していく努力をすることが重要である。領土問題についていえば、尖閣諸島などは果たして日本の実効的な支配が続いていると言えるのかという重大な局面の中で、日本として強い主張を行っていくことは主権国家として当然のことだ。東シナ海のガス油田開発についても、もし、?@中国側が共同開発のための折衝を時間稼ぎの口実としながら一方的開発を既成事実化しようとしたり、?A中国の開発は、『日本の主張の中間線の中国側で行われており、中国主張の沖縄トラフ線から見れば、中国は遠慮しながら譲歩した立場でガス油田開発をしている』などいうような主張をもし正式に続けるとすれば、国際司法への提訴や日本側の独自開発の即時着手を行うべきだと考える。
4. 留意すべき点
 大変難しい局面を迎えている日中関係だが、これまでの両国間の外交関係も踏まえて十分配慮すべき点もあるように思われる。最近、王毅中国大使の話を伺ったり話をする機会が何回かあったが、大使からは、『日中関係には多くの課題があるが、対話を通じて一つ一つ前向きに解決すればよい。その際、日中関係の原点を確認し、過去の共通の教訓から双方で総括したこと即ち日中共同宣言の歴史認識と台湾問題という2つの原則を忘れないでさえもらえばよい。』という発言を再三聞いた。靖国問題についても、A級戦犯合祀が問題になっていた。
 日中共同宣言については、中国政府は、日本の一部指導者の誤った戦争遂行により、中国、日本双方の国民は共通の被害者になったという論理で議論を総括したのに、A級戦犯をその後合祀して、総理が参拝されるのでは日中共同宣言の原則を放棄したことになるのではないか。ヨーロッパでも同じ敗戦国のドイツは、ドイツ国民とナチスを明確に分けて、EUとうまくやっているのに日本はどうしてうまくやってくれないのか。中国のいらだちも中国の立場にたてば確かに理解できる。(日本はドイツと違い1億総ざんげという道を選ぶしかなかった事情もある。)
 他方、日本側から見れば靖国神社は日本の国のため、民族のため、家族のために尊い命を捧げた250万の英霊をまつる神聖な場所であり、A級戦犯はほんの一部の問題であって、駆り立てられて国のために命を落とした英霊をおまつりし、参拝することは、世界各国どこでも行われているような当然のことなのである。しかしこのままの状況では、今後この問題は、象徴的な政治問題として国際関係、日中関係に大きな影響をひきおこす可能性が大きい。
 確かに、中国に言われたことを理由に小泉総理が参拝をとりやめることは立場上できないだろうと私も考える。しかし、少なくとも?@『内政干渉をすべきでない』とか?A『日本と中国では死生観が違い、日本では死後は罪は許されるので中国の議論は通用しない』とか、突き放した対応を続けることが両国の外交関係にとって好ましいこととも思えない。A級戦犯の分祀問題にも多くの問題があり、極東軍事裁判の正当性については東京裁判史観の問題もあり、事は重大であるが、参拝を前提としてでもとるべき道はあろう。A級戦犯については、個人としては必死に国のために働こうとされたこと、その家族や遺族に対して補償など国としての責任を果たすべきこととは別として、 国のリーダーとして問われるべき結果責任というものもあるはずであり、そのことはA級戦犯の方々達が自ら最も自覚されていたことではなかったのかと思う。A級戦犯は77年までは合祀されていなかったし、現在合祀されているのは全員ではなく14人のみであり、その手続きも必ずしも明確でなかったことも事実である。ものごとには、時間の経過とともに歴史的に評価がなされることと、戦略的判断が求められることがあるように思われる。

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2005年3月号より 

M&Aルール化について
 1. 商法改正の経緯
 今回の商法改正において三角合併が認められることとなった。三角合併が導入されてもライツプラン等の導入により、敵対的買収に対する手だてが講じられれば、そもそも問題があるわけではない。ところが、おりしも発生した『ニッポン放送VSライブドア』『ソトーVS SPJ』の買収の例も相まって、党内議論の過程で米国の時価総額が日本の時価総額の約4倍であることから、三角合併が認められれば敵対的買収に日本の企業がより多くさらされるのではないかという疑問が、反対派から提起され、商法改正の施行時期が1年延期された。  また、その際、企業価値に関する議論、M&Aのルール化等につき党としても改めて企業価値に関するプロジェクトチームをつくって検討することとされた。
2. M&Aをめぐる現状
 この10年間で株式持合の解消がすすみ、安定保有比率は46%から24%に低下【外国人持株比率は6%から21%に上昇】し、米国の時価総額は日本の約4倍になり格差が拡大する中で、買収に対する意識変化、株主主権の定着など日本の企業社会の構造変化がすすんでいる。こうした中、敵対的買収に関心が急速に高まったわけだが、日本ではこれまで敵対的買収に関する公正な攻撃ルールや防衛方法についてのコンセンサスがなかった。敵対的買収に対抗する手段を確立する一方で、過剰な防衛によって株主の権利や株式市場での企業価値がかえって損なわれることのないような公正なルールの確立が必要であることは言うまでもない。
 世界各国をみると、80年代米国では敵対的買収増加のなか過剰防衛策がとられた時期もあったが、司法判断や機関投資家のチェックによって過剰防衛策が見直され、現在のライツプランを中心とした敵対的買収に関する公正なルールが形成されている。   EUは、90年代にTOBルールを中心とした敵対的買収に関するルールを形成し、防衛策は英国型、ドイツ型等の諸類型が形成されている。
3. 日本の企業防衛という観点からみた評価
商法改正証取法見直しの議論を通じて、私は、日本の市場インフラが敵対的買収に対して制度的にみて特に弱いとは考えていない。確かに敵対的買収に対して日本の経営者が十分な準備をしてこなかったことは事実であるが、TOBの制度をみてもTOB期間が20〜60日に限定されていること、TOB条件の変更が禁止されていること、TOBの撤回がみとめられていないことなどアメリカに比べ、買収者側にとって不利な制度となっており、ライツプランと日本のTOB規制のもとでは、逆に強力な防衛力をもちすぎないのかという点にも配慮する必要があると考える。
4. 公正なルールづくり
早急に日本の企業価値を防衛するためのルールづくり、企業価値を基準とした合理的な防衛ルールづくりを行っていく必要がある。株主平等原則や資金調達目的の有無のみで判断することは妥当ではない。防衛策の合理性を高めるためには、?@平時に導入し、内容をディスクローズする ?A有事における取締役の恣意的判断が行われないように社外取締役によるチェック、株主総会による授権、客観的解除要件の設定など的確な条件設定が不可欠となる。また、併せて税制の整備も重要な課題である。
 日本のこれまでの議論は、アメリカと英国のTOB制度の中間的なTOB規制を持ちながら、アメリカ型のライツプランへ議論が既に大きく進んでしまっている感は否めないが、日本の株式市場、企業風土の特徴等を考えれば、本来は全部買付義務がかかり、マネーウォーに巻き込まれないTOB制度のもとで、より安定的な制度設計を行うことが日本的であったかもしれないという気もする。現実的な早急な検討と併せこうしたそもそも論としての制度論も重要である。
【参考】
    米国 日本 英国
TOB規制 規制対象となる
株式の取得割合
5%超 5%超
1/3超
30%以上
  全部買付義務 なし なし あり
50%超取得条件 なし なし あり
TOB期間 20営業日
上限なし
20〜60日 21〜74日
TOB価格 規制なし 規制なし 過去12ヶ月の
最高の取引価格
条件変更 可能 株主に不利な
方向で禁止
可能
TOBの撤回 可能 原則不可能 原則不可能
TOB終了後の
取引規制
なし なし あり
第三者割当増資   ×
ライツプラン
黄金株など平時導入の防衛策
ライツプラン
黄金株など

ライツプラン
×
 (追補)その後、自民党総合経済調査会に『企業統治に関する委員会』が設置され、後藤代議士も当委員会の幹事  として、この問題に取り組んでいます。


後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2005年3月中旬号より 

日銀の量的緩和製作jについて
 1. 長期金利の動き
 最近、長期金利が1.3%から1.5%に0.2%上昇する事態が生じている。ペイオフについて冷静に受けとめられている中で、金融情況も安定しており、このこと自体について何ら心配はいらないと思われる。そんな中で量的緩和政策をめぐって思惑的な議論が聞かれるのも事実である。背景としては、2月28日の内外情勢調査会での日銀総裁発言の中で異例の緩和水準のもとでの『行き過ぎ』に言及されたことがある。確かに長期にわたる低金利、小さい信用スプレッドによるリスクテーキング行動(=リスクに対する認識の希薄化)の進行、長期まで含めたイールドカーブのフラット化も緩和の長期継続を過度におり込むような結果ではないのかということがいえる。しかし、発言の中でも、『もっとも一部にこうした現象がみられると言っても、現状は経済全体として前向きの動きが十分に強まっているという状況ではないように思われる』と結論づけられている。また金融マーケットの事情を考えれば、2月に手形買い入れオペが『札われ』になった中で、3月は資金不足期であり当座預金のターゲットが守れないのではないか。これを理由に量的緩和をする可能性がないのか。こうした思惑を生んでいるのだろう。
2. 量的緩和政策について
 私は、現在、日銀が量的緩和の変更を意図しているということは全くないと考えている。また、私自身としても政策変更のタイミングではないと考えている。その理由としては、
@ 論理的には、当座預金残高ターゲット30兆〜35兆と金融緩和は同義ではないのは当然のことだが、これまで両者が関係づけられてきたこと, 現実にそう関係者に認識されてきているのではないか。
A 『札われ』でもオペができないわけではない。
B 何よりも経済の情勢は、『踊り場』的状況であり、未だ経済の実態が変わったとはいえない。潤沢な資金供給は消費者物価指数の前年比上昇率が安定的にゼロ%以上となるまで継続することとされている。
ということが、挙げられる。  
 今後、経済の実態をみて、当座預金残高ターゲットの見直しを行うことも本年中にあり得えないとは断言できないが、政策変更は十分に慎重に対応すべきものと考える。

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2005年2月号より 

改革の2007年問題
1.2007年問題
 現在、総理が『改革の本丸』と位置づけられている郵政改革の議論が活発に行われているが、実は社会保障制度、税制改革など様々な分野の改革が目白押しになっている。当初目標年次が設定された際には、『先送り』の感さえ否めなかった諸改革の期限も目の前に確実に近づいてきており、与党・政府として国民に明確な改革のヴィジョンを示すことは重大な政治責任となっている。
 諸改革について、その目標年次を挙げてみれば以下の通り。[別表参照]
(1) 財政構造改革 ?@一般歳出規模の対GDP比は、2002年の水準を上回らない程度を目指すとともに、『2006年度までに』必要な税制上の措置を判断する。?A『重点強化期間内に』歳入歳出を一体とした改革の検討に着手し、結論を得る。?B2010年初頭における国・地方合わせた基礎的財政支出の黒字化を目指す。
(2) 税制改革 ?@平成17年度、18年度において、個人所得課税の抜本的見直し、?A『平成19年度を目途に』年金、医療、介護等の社会保障給付全般に要する費用の見直し等を踏まえつつ、あらゆる世代が広く公平に負担を分かち合う観点から消費税を含む抜本的税制改正を実行する。
(3) 社会保障制度 ?@社会保障制度全般についての一体的見直しの中で制度体系のあり方についても検討。?A介護保険制度改革の実施(平成17年通常国会)、医療制度改革の実施(平成18年通常国会)【=概ね2年後を目途に新しい高齢者医療制度の創設を含む制度改正に順次着手。】
(4) 三位一体改革 ?@『17年度、18年度』の2年間にわたって三位一体改革の実行。
(5) 金融改革 ?@改革プログラムにより『重点強化期間』の実行。
(6) 郵政改革 ?@『2007年4月』の民営化を内容とした法案が審議中。   実は言うまでもなく、『2006年度(18年度)中』、『2007年(19年)3月』、『2007年度(19年度)には』、『重点強化期間内』等々、言い方は違ってもその意味する時点は全く変わらない。足音をたてて近づいてくる諸改革の期限の重みを肝に命じなければならない。
2.改革の意義
(1) 高度成長の頓挫後、国民は長寿社会の到来の中で1人1人が安心して暮らせる安定的な福祉社会を将来とも引き続き享受できるかという不安を持っている。政治の課題は、年金・医療・福祉介護をはじめとする制度の見直しとその財源確保の道を明らかにすることである。
(2) 又、経済成熟化の下で、経済の安定的成長を図るためには行政改革をすすめ、自由な競争により日本の社会の活力を一層高める必要がある。

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2005年新年号より 
  1. 昨年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。年末年始と大社前宮に2年参りに伺いましたが、雪に覆われた真っ白な境内は誠に美しく、とても清々しい、清らかな気持ちとなりました。美しい日本の伝統、文化、人の和を大切にする心など原点に立ち返って、新しい年がより良いものとなるよう過ごしたいものです。
  2. 経済については、ものづくりが上向くなど一時『景気回復』と政府も宣言し、地方経済の実感とのギャップが指摘されておりました。昨年後半には製造業が在庫調整局面に入り、なかなか回復しない消費の現状とあいまって経済も踊り場的状況となっており、丁寧な金融政策、地域対策や中小企業対策を講ずる必要があります。
  3. 政治・社会情勢については、うち続く自然災害、イラク・北朝鮮問題といった外交上の懸案、信じられないような犯罪が多発するなど、不安定感がますますつのっております。特に政治についてはスキャンダルや重要課題の先送りが続き、国民の信用を全く失っています。国民の不信・不安を払拭する大胆な政治改革がどうしても必要です。政治の信用をとりもどすことなく、社会保障制度改革をはじめとした政策制度上の議論すら望めないというのが現在の実感です。保守改革の志を貫いて大胆な改革にのぞむ覚悟です。   現在、党改革実行本部幹事として政治とカネの問題、派閥政治の克服に積極的に取り組んでおります。私自身も、自民党の中にあって無派閥として活動しておりますが、政策中心の新しい政治を実現するために若手改革派の力を結集してゆきたいと考えます。
  4. 昨年は、三位一体改革、郵政改革、公益法人改革、農政改革といった政府与党の重要な改革課題、金融問題、税制問題を直接担当し、大変多忙な1年となりました。これもひとえに皆様のおかげと心から感謝を申し上げます。本年も引き続きこうした課題に必死に取り組んで参ります。どうぞ皆様方からも、国の政策、地域の課題などにつきまして忌憚のないご意見やご指導をいただければ大変ありがたいと存じます。地元選出の衆議院議員として、地元の発展と国の政策実現の両面で精一杯頑張る所存です。
  今年一年の皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2004年末号より 
  衆議院議員 後藤茂之は、自民党中堅若手の実力派として三位一体改革、郵政改革、公益法人改革、農政改革などといった政府与党の難しい課題を直接担当し【財務金融部会長代理、自民党郵政改革に関する合同部会事務局次長、党行革本部公益法人委員会主査(事務局長)、農林水産部会副部会長】として縦横無尽の活躍中です。保守改革の志を忘れることなく、政治改革、党改革にも熱心に取り組んでいます。
 郵政改革についての申入れについて
1.郵政改革論議のこれまでの経緯

(1)本年9月10日、政府は自民党の了承を得ないまま独自に「郵政民営化の基本方針」を決定した。その際、自民党としては「今後、政府の民営化方針を含む郵政事業改革問題について、国民生活・国民経済に資する視点に立って積極的に議論したうえで結論を得、政府がこれを尊重することを求めていくことにする」という基本的な考え方をとりまとめた。
 一方、昨年の衆議院選挙に当たって、自民党は「郵政事業を2007年4月から民営化するとの政府の基本方針を踏まえ、日本郵政公社の経営改革の状況を見つつ、国民的議論を行い、2004年秋頃までに結論を得る」という公約を発表している。
 また、御承知のとおり小泉首相は、『郵政民営化は小泉構造改革の本丸』と位置づけ、断固推進の決意を繰り返し表明している。

【郵政改革に関する党案を
竹中担当相に。】
 
 以上の経緯を踏まえ、自民党は特命委員会及び後藤代議士が事務局次長を務める合同部会の場で議論を重ねてきたが、その基本的な立脚点は、郵政改革が真に国民の利益に資するものでなければならないということであった。この基本的立場に立って、国民に対する責任を果たすため、今後改革を進めるに当たっての自民党の方針をまとめ、申入れを政府に12月21日行った。
 また、合わせて公社が発足してまもないなどこれまでの経緯を含め郵政改革の意義・必要性について、明確な形で国民に対する説明責任を政府が果たすことを求めたところである。

(2)今回の申し入れは、まず国民にとって最も関係のある郵便局窓口での郵便、預貯金、保険の各事業の果たす機能に着目し、何が国民のために必要であるかを明確にした。党としては、政府にこうした条件を満足する政府の具体案を作成することを求め、1月後半には提示される予定の具体案について、政府と協議をすすめ、賛否を含めた最終的な党としての判断を行うものである。

2.政府の『基本方針』と党の『申入れ』の違い

 政府の基本方針と違い今回の申入れでは過疎地まで含めて郵便局の現行水準並みの設置を義務づけることとしている。また、郵便局の窓口において郵便ばかりでなく、金融、保険のサービスについても現行の水準のサービスを義務づけることとしている。
  政府の基本方針が、郵便の事業についてのみユニバーサルサービスを義務づけたことと大きな違いがある。多くの国民が郵便局の果たす機能について信頼していることを踏まえた判断である。

3.郵政改革の留意点

(1)金融については、イコールフッティングに十分に配慮しつつ、国民の利便性の向上に寄与するとともに自由な金融市場と調和したものであることが求められている。民営化をする以上は最終的に『民―民』後の金融機関が、特殊な性格を残しつつ何でもできる金融機関として市場の攪乱要因となることは許されない。その意味では中途半端な民営化は、我が国の金融市場にとってかえって悪影響が大きいとさえいえる。

(2)経営形態論も含めて、今後の対応については1月中旬以降示される予定の政府の具体案をみて再度国民の立場に立った透明な議論を行う必要がある。


後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2004年12月号より 
 
  介護保険制度改革について
  1. 平成12年4月から導入された介護保険制度については、利用者も150万人から300万人へと倍増し、保険方式にもとづく自立支援という考え方も定着してきている。しかし今後高齢化の急速な進展の中で、持続可能な制度とするための見直しを行なうとともに、?@介護予防の充実、?A高齢者自身による自助、地域で支え合う共助、公的制度による公助の適切な組み合わせ、?B介護・年金・医療の重複や空白の解消による総合的設計等新たなサービスの質の向上、社会システムの再構築が強く求められている。
  2. 具体的な見直しとしては以下の通り。
    1. 要介護、要支援になる前の段階から介護予防を推進するため、現行の老人保健事業等を介護保険制度にもとづく事業として一体化するとともに新たな予防給付を創設する。
    2. 痴呆性高齢者や一人暮らし高齢者に対応するため、身近な場所で地域の特性に応じた多様で柔軟なサービスを行なえる小規模拠点を創設する。
    3. 医療機能を強化した新しい事業を創設する。
    4. ケア・マネージメントについて専門性の観点から再検討を行なうとともに、地域における総合的相談体制を整備する。
    5. 施設については生活の場としてふさわしいかという観点から見直しを行ない、市町村の創意工夫が生かせるよう補助金を交付金化する。
    6. 実態に応じて適正で柔軟な介護報酬の見直しを行なう。
    7. 保険料や利用者負担(食費等)の見直しを行なうに当たっては、低所得者の負担が重くならぬように十分に留意す。

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2004年11月号より 

1、 イラク特措法の派遣期間の延長問題等について
  1.  12月には自衛隊の派遣期間の期限が到来します。現在の北朝鮮情勢、日米関係等の国際情勢を鑑みれば、イラクから今直ちに自衛隊を撤退させるべきとは考えません。よって、自衛隊の派遣期間の延長はやむを得ないと思います。
  2.  しかし、その前提としてイラクから自衛隊を撤退させるための手立て、条件の整備等について我が国独自の戦略を持っていることが重要であると考えます。ただ無限定に米英両国に追随することは我が国憲法、イラク特措法の考え方からみて問題です。 また、来年3月に現在、自衛隊の駐屯しているサマワ周辺の軍事的治安維持活動を行なっているオランダ軍が撤退することになっています。オランダ軍のかわりにアメリカ軍がその役割を担うことになるとすればかえって治安が悪化する可能性があります。国会の審議というチェック機能を国内的にも外交的にも有効に働かせるためには、1年間の延長を単に自動的に決めるのではなく、こうした情勢変化の分岐点と考えられる時期を念頭において期間の設定を行なうということも検討すべきと考えます。 アメリカにも十分に日本の立場と協力姿勢を理解してもらわねばなりません。
  3.  現在、現地から日本のマスコミは引き揚げており、政府・自衛隊は適切な情報開示や画像を含めた透明で正確な広報活動を行なうことが求められています。これまでのところは、国民が思っているほどに現地は緊迫している情況でなく、自衛隊は現地住民と交流会を開いたり、竣工式やセレモニーも友好的に開催されているようですが、だからと言って今後迫撃砲その他による攻撃、自爆テロにさらされないという保証はありません。十分な警戒が今後とも必要です。
2、中国潜水艦の日本領海侵犯について
  1.  中国潜水艦が日本の水域を侵犯したことは誠に遺憾であり、日本としても中国に対して厳しく外交的に対応する必要があります。中国の意図は未だ正確にはわかりませんが、
    1. 日本の対潜水艦対応能力のチェック。
    2. 小泉総理に対するあからさまな牽制。
    というような意図があると思われます。中国の説明の言うように間違って日本の海域に入ってしまったとしたら、あの様に長期間に渡り日本の水域中の航路をとることなどあり得ません。 衆議院議員後藤茂之は、自民党中堅若手の改革派として、三位一体改革(財務金融部会長代理)、郵政改革(党郵政改革に関する合同部会事務局次長)、公益法人改革(党行革本部公益法人委員会主査事務局長)、農政改革(農林水産部会副部会長)等といった政府与党の難しい 課題に直接取り組み、縦横無尽の活躍中です。保守改革の志を忘れることなく、政治改革、党改革に積極的に取り組んでいます。
  2.  日中関係は、経済関係の深化もあり、日中双方にとってますます重要となっています。それだからこそ中国も日中関係、米中関係に微妙な外交カードを切ってきているのです。日中関係が双方にとって重要になっているからこそ冷徹な外交戦略にもとづく国家として日本の独自の判断が必要だと改めて痛感します。

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2004年10月号より 
 衆議院議員後藤茂之は、当選2回生ながら若手中堅実力派として、政策見直し、政治改革の両面にわたる実務を精力的にこなしております。改革派若手議員として現実を踏まえた責任ある改革の実現をめざして活動しています。実質的に活躍している現職の例を紹介します。

【党の主な役職】
1.財政金融部会 部会長代理
   緊急の課題である三位一体改革の扱い、中小企業・地域金融の機能強化、新しい金融の重点政策の確立などに取り組んでいます。
2.農林水産部会 副部会長
   これまでの農業政策を抜本的に見直し危機にある日本農業を再構築するための来年に迫った新農業基本計画の策定、食の安全・安心、食文化確立のための新施策、林政の見直し等に取り組んでいます。
3.郵政改革に関する政調関係合同部会事務局次長
   党としての郵政三事業民営化問題に対する考えをまとめる難しいかじ取りの実務を政調会長等とりまとめ側の一員として担当しています。
4.行政改革推進本部 事務局次長 公的法人改革委員会 主査
   大蔵省での行政経験も生かして行政改革に積極的に取り組んでいます。主査として公益法人改革の法案をまとめます。
5.党改革実行本部 幹事
   政治とカネの問題、透明性の確保、派閥政治の克服等の課題に取り組んでいます。
6.その他
   経済産業部会、関連調査会の委員、衆議院経産委理事としてこれまで懸命に取り組んできた日本のものづくりの活性化のための政策立案に引き続き取り組んでいます。これまで地域産業クラスター政策の確立、『諏訪圏工業メッセ』の開催、産学官連携コンソシアムの拡充、本来ナショナルプロジェクトである『Focus21』の中に地元発中小企業との連携コンソシアム案件を採択、大学の知的クラスターとの連携など毎年、地域の中小企業にかかわるものづくり政策の拡充に中心的に関わってきました。引き続き本年も『ものづくり革新事業枠』の創設による地元の超精密部品、材料加工のナノ化高度化プロジェクトの採択、『新連携枠』の創設による地元中小企業連携モデル事業の採択など地元に根ざした新施策に挑戦しています。来年度予算における新事業枠の採択のための予算当局と強力に折衝中です。

【衆議院の役職】
1.衆議院決算行政監視委員会 理事
2.衆議院農林水産委員会委員
3.衆議院沖縄・北方問題に関する特別委員会委員

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』2004年9月号より 
 党内改革派若手の騎手として、新しい政策を競う透明な政治をめざして後藤茂之はがんばっています。党改革タスクフォースの責任者として、政治とカネの透明化、脱派閥、新人公募制の実現、シンクタンクの創設など改革に積極的に取り組んでいます。
 政治改革・世代交代を通じて新しい政治を実現しよう。
 それでは、また。

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2004年8月号より 
三位一体改革論について
  1. 8月24日に、地方六団体から、平成17、18年度における3兆円規模の税源移譲を行なう前提として、国庫補助負担金等の廃止リストが提示された。
    1. 義務教育は、国がナショナルミニマムを保障するもので、子供の教育機会の均等の点からも、国家戦略としても地方に任せるべきではない。
    2. 広域的な事業調整も必要であり、災害の発生によって県毎の毎年の支出が大きく変動する治水、砂防、治山などの補助金を廃止すべきでない。建設公債発行対象経費は地方債でまかなうのか。
    3. 廃棄物処理施設は、国の後ろ盾なく本当に地方で対応できるのか。
    などなど、各項目に全国や各省から個別の大反対が出ている。それぞれに大きな問題があるのも事実だ。
  2. そもそも、今後の日本のあるべき地方主権の哲学、すなわち基礎的自治体を基盤にしてその地域の住民の歳入、歳出両面にわたる自主的判断により、多様性が確保される中で意思決定されるべきであるとの方向性に照らして、三位一体改革が必要であることには全く異論はない。最終的には、移譲される地方の事業に見合う財源が移譲されるべきことは自明の理である。しかし、現行制度の枠組みを変えずに単なる補助金カットと財政移譲の同額実施というようなものでは多くの問題が生じてしまうため、内容を精査するとともに抜本的交付税改革、地方税制改革が同時に行われる必要がある。
  3. 実をいうと昨年の骨太方針や年末の議論の中で、17年度、18年度での3兆円の補助金削減の実施は覚悟されていた。その際、3兆円補助金負担金の削減は、(1)多くの個別の補助金の統合化、交付金化(補助金削減分全体を対象と見るので、いわば『真空切り』となる。)、(2)バブル崩壊後に景気対策として地方に追加した事業の見直し、(3)地方がやった方が効率的で好ましい事業の財源付移譲等を対象とすることが想定されており、基本的哲学は行政改革、効率化と言えるものであった。ところが3兆円の財源移譲とセットとなった今回の議論では、地方に移譲される事業は、義務的なものや移譲後も存続するものが移譲対象の中心となることになった。あえて簡潔に言えば、主たる議論の前提が国、地方の事務分担論になったともいえる。
  4. 今回の地方六団体の案、すなわち抜本的な交付税改革、地方税改革を行なわないままに3兆円の財源移譲付きの同額の補助金カットを行なう案では、イカのような問題がある。
    1. 国と地方全体で同額の財源移譲が行なわれても、個別の市町村に補助金カット相当額の財源が配布されるとは限らない。もともと税源のない小さな市や町村には、補助金カットに見ある財源は配布されない。(東京都は6000億円の追加財源を手にすることでよいのか。)交付税の単価改訂や係数補正等で小手先の対応が出来る額なのか。ただでさえ地財計画に投資単独事業などについて実際の執行額を上まわる過大計上が指摘されている時に、不透明な取り扱いが適当か。
    2. 全体としての抜本改革のセット前に実行可能なのは、地方、国を通じた行政改革、歳出の効率化なのではないか。
    3. 地方の税源が一律10%の個人住民税でまかなわれるとすれば、低所得者層に対する大増税になるが、それでよいのか。その分をもし国の所得税で調整するとすれば所得税はなくなるが、それでよいのか。
    4. 建設国債発行対象事業の税原付の事業の移譲は、財源論から言っておかしくはないか。地方債を発行するのか。
    5. また、少なくとも財源移譲額3兆円には昨年の移譲分6000億円が含まれているとの閣議決定はなされている。
  5. 一方で、改革の理論的整合性、税制改革の必要性の議論とは別に、
    1. 補助金カット(財源を伴うかどうかを含めて)、交付税削減が実行されることによって、急激な財政改革を強制される市町村が適応可能か。
    2. 結果として、まだまだ消費が堅調にならず、製造業の景気拡大効果を享受できないでいる地方経済に打撃を与えないか。
    といった重大な地方の問題も忘れてはならない。いずれにせよ「激変緩和」の措置は必須条件となる。
  6. 国民が求める行政改革を断行するためには、少なくとも3兆円の補助金の削減目標を放棄することはできないのではないか。しかし三位一体改革を17年後、18年後に行なうに当たっては、個別補助金交付金のリストアップの押しつけ合いや差し替え論ばかりではなく、そもそも交付税改革、地方税改革の実行と合わせてつじつまの合う枠組みづくりを行なう必要がある。10月中旬までに各省からの反論を聞き、11月中旬には予算編成方針を確定させねばならないが、官邸・与党の連携による一体決着が不可欠である。

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2004年7月号より 
『ワンフレーズ・ポリティクス』の限界
  1. 参議院選挙の自民党敗北、それ以前の小泉人気、最近のマスコミ報道のあり方などを見ると、『ワンフレーズ・ポリティクス』の問題点を痛感する。わかりやすい短い説明だけで、国民の70%が納得できる場合は、『ワンプレーズ・ポリティクス』の力は絶大だが、賛否両論のある大きな政策課題では、丁寧な説明による国民の理解がどうしても必要になる。
  2. 今回の年金改革法の内容・性格は、実質的には年金財政改革法と考えられるにも拘わらず、『この年金改革は、保険料の最高限度額を定め、現役世代収入の50%水準の給付を保障する100年先まで耐えうる抜本的な年金制度の改革である』と強弁するから説明の破綻がおきることになるのだ。
    1. 保険料と給付のレベル両方固定すれば、年金計算の説明上例えば高い成長率と出生率も必要とならざるを得ない。
    2. そもそも論としての基本的見直しの具体論に入りにくくなり、国民の正確な理解を妨げることとなってしまう。例えば民主党などが主張する積立方式、スウェーデン方式[=自分が積み立てた保険料に見合う給付を受け取ることを原則として、最低保障額に満たない分については、税源でまかない国が保障する方式]も、白地に書く案としては合理性のある案といえるものだが、現実に今の時点で導入する場合のハードルは大変大きいことを国民に理解してもらった上での議論でなければ、責任あるものとはいえない。
      1. 給付に見合う未積立債務450兆円を賦課方式により若い世代に背負ってもらえなくなれば、税金により穴埋めが必要になる。それだけでも、利子を除いても消費税3%相当の税収50年分の額になる。それだけの覚悟が本当にあるのか。
      2. 最低保障年金額のレベルが、生きていくのにギリギリ必要な最低限の額なのか、ある程度文化的な生活を保障する額なのかで、『国のかたち』も変わってくる。野党では、党内のコンセンサスもないだろう。
      ただでさえ国民は年金改革のしくみそのものに不安を持っている時にまじめな正面からの議論が必要なことは言を待たない。
  3. イラク問題についての説明も、『多国籍軍に参加しても、人道復興支援しかしないのだから何の問題ではない』の一点張りである。しかし、国民がどうも腑に落ちず、説明を聞きたいと思っているのは、どうして多国籍軍に参加したのかということだ。実は、6月30日(実際は2日前になった。)にイラクに主権国家が誕生することで国際関係の前提が大きく変わるのだ。それまでは占領地であるイラクに、各国が独立した指揮権を持っている軍隊を派遣し駐留する状態であったのに対して、主権国家が誕生した以降は、外国の軍隊が法的地位を確保して駐留するには、(1)二国間の条約か(2)国連の正当化した国連軍、多国籍軍への参加のいずれかが必要になる。自衛隊の法的立場を確立するためには、国連のみとめる多国籍軍に参加するしかないのだ。だからこそ国連からも強く多国籍軍への参加を求められたのである。国連事務総長は、武力行使を行なわない日本の自衛隊の人道・復興支援活動の政治的意味を高く評価している。
     そもそもイラクでの人道・復興支援活動を憲法上の理由等でみとめない人にとっては何の意味もない説明かもしれないが、人道・復興支援活動をみとめる6割の国民にとっては、意味のある説明のはずだ 。
  4. むずかしい政策課題を解決する際には、必ずしも7割の人に簡単に賛成を得られるとは限らない。その場合は、ギリギリもう5%の人に賛成ないしは「仕方ない」と思ってもらえるかで選挙の勝敗も決することになる。謙虚な説明と真摯な議論が重要課題の解決には特に強く求められる。

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2004年6月4日号より 
  1. 年金改革法案の強行採決を行ったことを理由に本日厚生労働委員長に対する解任決議が出されました。衆議院本会議では、1時間半以上にわたって『牛歩戦術』(時間の引き延ばしをはかって、記名投票を行う際に遅々としてすすまぬようゆっくりと投票すること)がとられたところで、河野議長が投票打ち切りを宣言し、解任決議案は否決されました。
  2. 年金問題については、今回の政府提出の保険料と給付の見直しを行った年金改革法案の成立に加えて、年金制度の抜本的な見直し、年金制度の一元化など今後とも制度的一体的見直しが必要と考えます。それゆえに、衆議院本会議通過前に与野党協議が行われ、一旦は一体的見直しの合意もできたはずです。生産的な議論をつくすことは必要です。しかし、『牛歩戦術』をとることにいかなる意味があるのか理解できません。6月16日に迫った国会会期末をひかえ、6月8日から12日までのシーアイランド・サミット前までなんとか物理的に引き延ばしを図り廃案にするとの説明も聞きますが、そのようなことが現実に起こり得るとも、言論の場である国会でそれが許されるとも思いません。民主党も『牛歩戦術』はこれがはじめてです。古い55年体制の遺物と思われてきた『牛歩戦術』が今またとられたことは誠に残念であり、本会議場では『怒り』を感じるというより『むなしさ』を感じました。
  3. 政治はパフォーマンスや一瞬の不満や怒りに感情的に訴えるものであってはならないと考えます。正々堂々と議論すること、最後は多数決による決断を受け入れる勇気をもつことが、議会政治の最低限の約束事です。年金法案が国会を通過し、年金財政の見直しが行われることは制度改正の前提条件を整えるものです。今後とも年金問題の制度論については与野党間、関係者間で徹底的に議論を行い、抜本改革を実行していかねばなりません。

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2004年6月号より 
政治の現状に思う。
  1. 最近の政治にかかわる議論を聞いていると、批判のための批判や、人の不満や屈折した気持ちに感情的に訴えるパフォーマンスや発言等が多すぎると感じざるを得ません。
  2. 政治家には特別な説明責任があることは当然のこととしても、年金の議論が、国民年金の未払い問題、不公平な議員年金問題等にわい小化されてしまい、本来国民にとって最も重要な年金制度そのものの議論が見えなくなってしまっています。本当に国民にとって大切なのは何なのか。
     総理の北朝鮮訪問、拉致家族の連れかえり等についても今後大きな課題を残してはいるものの家族の帰国をまず第一歩として評価する姿勢が必要です。何でも反対したり、批判するのではなく国を挙げて、北朝鮮の核問題、安否不明家族の問題等にとり組み、『対話と圧力』による交渉を積極的におし進めねばなりません。
  3. 本当に重要な政策課題をきちんと議論することが必要です。私は、一般論として言って、国民の諸課題に対する議論が細部にわたっていつも冷静とは言えないとしても、大きな方向は間違えないものだと考えます。だからこそ国のかたち、政治理念を明確に国民に示し、具体的な政策を提言し議論することが政治家、政治の役割であり、その原点にたちかえるべきだと強く考えます。

後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』 2004年5月号より 
年金改革法案について
年金改革法案が大きな議論になっていますが、個人の老後の生活の安定にとって年金問題は非常に重要であり、政争の具とすることなく責任ある対応が必要です。今回の政府の年金改革法案は、政府の年金に対する国庫負担を2割から3割に引き上げ、現行の修正賦課方式の枠内で給付と負担の見直しを行うことによって、100年程度先まで保険料の上限を18.3%とし、給付は現役時代の報酬の50%程度を確保するものです。合わせて配偶者・妻の年金分割などにも新しい視点を導入しています。年金制度の大改革を先送りしながら5年毎の再計算の度に保険料アップと給付の引き下げを展望なく繰り返してきたこれまでの年金改正方式を改めるという点で意味ある重要な改正です。
問1.年金給付が引き下がることは将来の生活に大きな不安となりますが、本当に必要なのでしょうか?
確かに、あてにしていた年金給付額が変わってしまうことは大変なことです。しかし、既に年金を受け取られている方については、スライド調整率(2025年までの平均年0.9%程度)の範囲内ですし、今後年金を受け取られる方についても、年金財政が破綻し、年金が支払えなくなる事態が発生しないように制度を設計することが大切ではないでしょうか。また既に給付を受けている世代については、自分が支払った保険料の6倍程の給付を受けているのに対し、30代の若い世代は自分が支払う保険料とちょうど同程度の給付しか受け取れない事態になっていることを考えれば、子や孫の世代のことを少し考えていただければとお願いする次第です。もう少し早くに給付と負担の調整を段階的に徐々に行わなかったことがくやまれます。
問2.更なる年金制度の一元化・抜本改革は必要なのでしょうか?
今回の制度改正は、修正賦課方式(基本的に現在の年金給付に必要な財源を現在の若い所得稼得世代がまかなう方式)を前提としての改革であり、例えば次のような問題がもう少し国民的な議論とコンセンサスの上で解決されるべきです。
  1. 現在の確定した給付額をまかなうために本来はどれくらい保険料を理論的に積み立てておくべきだったかを推計すると(未積立債務とよぶ)、450兆円程度の未積立が生じています。これを世代間の公平という点から、保険料でまかなうのが公平か、税金でまかなうのが公平なのか検討をすべき問題です。
  2. 国民年金については、一号被保険者の4割が保険料を払っていない現実がありますが、そもそも消費税などの税金として徴収し、制度を運用するという考えも検討する必要があります。
問3.年金の一元化・抜本改革の可能性があるなら今回の改正は意味がないのではないですか?
給付と負担の見直しの問題も、先送りすればそれだけ年金財政を悪化させ、制度が成り立たなくなることを意味します。基本的な制度改正を行うとしてもその前提となる年金の財政がしっかりしていなければ、安定的な改革を行うこともできません。その意味では、年金の一元化、抜本改革を将来行うとしても今回の改正は必要であり、給付と負担の表面的な数値の変更の可能性を理由に、大改革を先送りすることの方が無責任です。
問4.年金積立金を使ってグリーンピアなどに無駄使いをしているのは問題ではないですか?
グリーンピア(大規模年金保養基地)へ4000億円近い投資をし、官のサービス事業として失敗したことは、これまでの政府の大きな責任です。今回、法案の中でこうした事業からの撤退を決めています。
問5.議員年金についてはどう考えますか?
私は、廃止すべきと考えます。党内の若手改革派議員もそのように主張しています。国民年金の国庫負担割合が3割であるのに比べて、議員年金の国庫負担割合が7割であることは説明がつきません。もちろん、歴史的な経緯からいえば、議員年金は、法律で支給されることとなっている退職金にかわるものと位置づけられているわけですが、もし退職金を支払うというなら、そういう制度を新たにつくるというのが正論です。もちろん退職金は必要ないと個人的には思います。
問6.政治家の国民年金の未払いが問題になっていますが、一般の国民に負担を求める決定をしようとしている時におかしいと思いませんか?
まったくその通りで申し訳ないと思います。私については、大蔵省をやめた時から、国民年金の支払を行っており未払い期間はありません。

後藤しげゆきニュース 2004新春号Vol.27より 
改革の志を新たに。
 この度の総選挙において長野四区から二期目の当選を果たすことができました。大変に難しい選挙でありましたが、これもひとえに皆様のおかげと心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。政策中心の新しい改革政治を実現すべきとの当初からの志を忘れることなく、みなさんのご期待に応えて、しっかりとがんばりたいと決断を新たにしております。
 選挙後すぐに政府与党間の予算編成、税制改正の作業が進んでおり、自民党財務金融部会副部会長、農林水産部会副部会長として大変忙しく充実感をもって日々働いております。自分の毎日の仕事の中で改革政策の実現に向け努力する覚悟です。
 衆議院においては農林水産委員会の所属となり、岐路に立つ農政、食の安全の問題、森林をはじめとした環境政策、バイオマスエネルギーなどの諸問題に取り組んでまいります。
 率直な議論を通じて国民一人一人の生活や気持ちを大切にする政治を実現したいと考えています。今後とも皆様の御支援、御指導を宜しくお願い申し上げます。
語 る  後藤代議士Q&A
Q.二大政党制論については?
対立する政策軸によって明確に再編された保守二大政党制の実現は将来の日本の政治が目指すべき姿です。ただし、外交・保安・エネルギー・政府の関与など国の基本政策がまとまらないままで、数のかたまりだけの形式的二大政党論を振り回すことは、国民をかえって惑わすものです。国家の基本政策をつきつめ、既存政党の分裂も含めて一人一人の政治家の考えが明確にされ国民の考えが整理されることによって、本当の意味での二大政党制が動き出します。まずは一つ一つの改革を現実に実行していくことです。
Q.イラクへの自衛隊派遣は?
テロの脅威に屈することなく世界的な連帯の中で活動すべきことは当然です。ただし「非戦闘地域」の明確な選定なく自衛隊派遣を決めることは、憲法解釈のギリギリの限界で成立しているイラク特措法の性格上問題です。
Q.年金制度改革については?
基礎年金の国庫負担の二分の一への引上げは早期に実施すべきです。給付と負担をセットで決着すべきですが、所得の有無といった個人的事由を加味すること、負担の増大によって経済の活力が損なわれないようにすることが必要です。国民負担率は50%程度までに。「大きな政府」には反対です。
Q.地域経済は回復しているか?
経済全体は、設備投資、輸出の好転で回復の兆しはあるものの消費が低迷しており、地域経済は厳しいままです。構造改革と合わせデフレ対策、地域対策、中小企業金融対策などが重要です。
Q.プライベートに目標にしている減量は?
微減です。年末年始とお酒をすすめないでいただけると助かります。(笑)

後藤しげゆきニュース 2003冬季号Vol.26より 
保守改革の志は変わらない。
公約を一つ一つ。
 初当選以来三年私なりに懸命にがんばって参りましたが、これもひとえに皆様に支えて頂いたおかげと心から感謝申し上げます。これまでの政党や派閥といった古い枠組みを超えた政策中心の新しい政治を実現すべきとの保守改革の志は、政治の世界に進もうと決心した時から全く変わっておりません。今私達の目の前にある経済、年金・福祉、犯罪、教育、外交・安全保障などの諸問題について、単に批判や反対をするだけでなく政権内部から一つ一つ現実に改革を進めます。自民党若手改革派の一人として、自民党の国民から批判を受けている古い体質には勇気を持って立ち向かいます。地元の美しい自然や伝統を守り、ものづくり、農業、商業、観光など元気な地域づくりを行うとともに、すべての人に開かれた心豊かな社会の実現のために皆でがんばりましょう。
語 る  後藤代議士Q&A
Q.経済構造改革路線については?
経済構造改革なくして経済の回復が望めないことは、この十五年間の経過やアメリカ・イギリスの例をみても明らかです。ただし、合わせてデフレ対策、セーフティーネット対策など痛みをやわらげることが肝要です。
Q.三十人学級については?
三十人学級を前提とした予算措置を行った上で早急に実現すべきです。教育こそがすべての人に開かれた社会を実現するための第一条件です。
Q.消費税率については?
成就化社会の進展とともに社会保障・福祉の財源として将来的に消費税率の引き上げは避けられないと考えますが、まずは徹底した行革、ムダの見直しを図ることが先決です。安易な引き上げは、行革、歳出構造の見直しのさまたげとなります。
Q.前回民主党だから投票した人への説明は?
民主党だから投票したという方には率直に申し訳ないと思います。しかし、その当時私や多くの人が期待した民主党と政策の基本理念がバラバラで党内もまとまらず批判するだけに終わっている現在の民主党の姿との間に大きなギャップが生じているとも考えます。私は、これまで通りの保守改革の志を貫いて一つ一つ現実に改革に取り組んでいく覚悟です。
Q.今回の民由合併については?
党内の外交・安保・エネルギー政策など国家基本政策に関する違いがますます広がり、党として統一的な方針が出せないことが問題となるでしょう。
Q.プライベートに目標にしている減量は?
微減です。このままこの傾向を続けたい。ご協力をお願いします。(笑)

後藤しげゆきニュース 2003秋季号Vol.25より 
保守改革の志は変わらない。
現状の危機に即応
 日本はかつて経験したこともない危機の中にあります。三五〇万人の失業者、年間三万人の自殺者、二十二万人の自己破産者を生み出す経済情勢ばかりではありません。少子高齢化が急速にすすむ中で、世代間負担の調整に適切に対応していない社会保障制度に国民の不安が極限にまで達しています。凶悪な犯罪が激増しています。教育現場の荒廃に多くの国民が心を痛めています。激変する国際情勢の中で日本の外交、安全保障政策は理念なき漂流を続けています。いったいどうしてこんな状況を放置し続けているのか。こうした危機的状況を打開すべく今すぐ行動を起こす責任が政治家にはあります。

政権内部から日本を改革
 本来は、政界再編成による政権交代の局面だという意見もあるでしょう。しかし残念ながら批判や反対するだけの野党、党内でも理念が違いすぎて外交安保、エネルギー政策など国家の基本政策でまとまらない野党の現状では、政界再編成を実現するまでの間、当分は政権交代は期待できないといわざるを得ないのが正直な現状です。そこでこれまでの経緯はありましたが、自民党に入党し、眼前の危機に今すぐ現実に対応していく道を選ぶ決意をいたしました。政権内部から政策立案を通じて、これまで主張してきた責任ある保守改革路線、国民の視線にたった改革路線を現実に実行するために全力をつくす覚悟です。

自民党も改革
 自民党に対しても古い体質や既得権にとらわれる体制などについて国民から批判があります。自民党に入党しても急速に力をつけている自民党若手改革派の一人として、勇気をもって自民党を改革します。自民党が変われば現実に一つずつ日本の政治が変わります。
 政策軸や理念を確立できないままに野党共闘統一路線により漂流する野党、これまでの派閥の秩序が崩れはじめ若手が動きはじめた自民党など政党も日々大きく変わってきています。しかし、私はこれまでの主張や責任ある改革路線や政治姿勢を変えることはありません。
 政界も大きく激変している中のこととはいえ、多くの皆さんに御理解をいただくには、十分な説明をすることが必要と考えます。又、現実に政治活動の実践の中で改革政治の実現のために働いていくことが肝要です。新たな決意をもって、政治の改革に取り組んでいく覚悟です。
語 る  後藤代議士Q&A
Q.民主党だから投票した人への説明は?
民主党だから投票したという方には申し訳ないと思います。しかし、その当時私や多くの人が期待した民主党と政策理念がバラバラで党内もまとまらず批判するだけに終わっている現在の民主党の姿との間には大きなギャップが生じているとも考えます。私は政党にかかわらずこれまで通りの責任ある改革の政治姿勢を今後とも変えることなく貫いていくつもりです。
Q.政界再編成については?
政権交代可能な二大政党制の実現、政策と理念に基づく政党の再編成は必要です。しかし、現在の与党連立対野党共闘という構図はこうした再編成とは異質なものです。まずは既存の枠組みにこだわらず政策理念に基づいて現実に改革を進めていくことで、政策本位に政治の仕組みから変えていかねばなりません。
Q.自民党の古い体質に埋没しないか?
急速に力をつけている自民党若手改革派の一人として、国民から批判を受けている古い体質や既得権構造に対しては勇気をもって立ち向かいます。行政改革、経済構造改革など国民の視線に立った改革政策を実行します。例えば、地域の住民に自主的に事業の優先度や配分を決めてもらう補助金の一括交付、統合などは、予算配分権を手放したくないという各族議員の抵抗があってもすすめていくべき課題の一つです。
Q.プライベートに目標にしている減量は?
夏の行事で微増です。アルコールをすすめないでいただけると助かります。(笑)

責任ある改革路線は変わらない。  − KEEP GOING − 
後藤代議士Q&A
Q.政界再編成については?
政界を再編成し、政策と理念に基づく保守二大政党制を実現することは今後の日本の政治にとって必要です。政界の現状では、残念ながらその実現に未だ年月を必要とすると言わざるを得ませんが、政策軸による新しい政治の実現のためにも、眼前の危機に立ち向かい諸問題の改革に日々挑戦し続けねばなりません。言うまでもなく透明でクリーンな政治の実現は政党やイデオロギーに関係なくすべての国民がめざしている課題です。どんな場合にも、これまで話してきた責任ある改革の志に変わりはありません。
Q.11月選挙ですか?
11月の選挙と考えています。政局は9月の自民党総裁選の小泉総理の再選を前提として11月の総理の解散権に制約がつけられるかどうかが焦点となっています。
Q.無所属のままで十分な政治活動が続けられるのですか?
政治家はあらゆる形で意見を表明できますから政党の所属に関係なく活動はできます。政党の政策や理念が見えない現状ではなおさらです。ただ『数の力』と言うことからいえば政党所属の意味はありますし、国は議院内閣制が採用されていますから、与党からは大臣・副大臣・二期生でも政務官などが選ばれ政策の立案に関わるという意味で政治活動の内容が変わるのは事実です。

後藤しげゆきニュース 2003初夏号Vol.24より 
危機克服のために。
危機であることの認識
 日本はかつて経験したこともない危機の中にあります。五五〇万人の失業者、年間三万人の自殺者、二十二万人の自己破産者を生み出す経済情勢ばかりではありません。少子高齢化が急速にすすむ中で、世代間負担の調整に対応していない社会保険制度に国民の不安が極限にまできています。凶悪な犯罪が激増しています。教育現場の荒廃に多くの国民が心を痛めています。激変する国際情勢の中で日本の外交、安全保障政策は理念なき漂流を続けています。いったいどうしてこんな情勢を放置し続けているのか。我が国の現在と将来に責任をもつ我々は事態を直視し社会の再生に今すぐ取り組まねばなりません。

危機の時代の政治
 こうした危機を乗り越えるには、理念や戦略を明確にし、国民的議論を巻き起こし、それを確実に実行していかねばなりません。そのために最もふさわしいのは、理念と政策に基づく政権交代の緊張感のある二大政党制という王道を実現することです。その実現に努力していますが、現在の小選挙区比例代表並立制を採用した選挙制度や従来の枠組を克服できない既存政党の体質によって、その実現には残念ながら更に年月を必要とすると言わざるを得ないのが現状です。

改革実現のために
 しかし、ここで問題なのは、今まさに目の前にある危機への対応に間に合うかという事です。このまま五年も判断しない政治、実行しない政治が続けば、我が国は本当に沈没してしまう。この危機を乗り越えるためには、今足元にある諸問題を一つづつ具体的に解決するために心ある者、改革派が結集して責任ある改革を実行するしかないと考えます。政治家には、危機克服に向けた改革のため泥をかぶってもすすむ勇気が求められます。私達国民は既存の枠組にこだわらない理念や政策本位の政治家を一人でも多く現行制度のもとで当選させることが肝要です。みんなでがんばろう。
語 る  後藤代議士Q&A
Q.二大政党制の実現は?
二大政党制の実現、政策と理念にもとづく政党の再編成は絶対に必要です。しかし、単なる野党統一など理念や基本政策の異なる既存政党による連携は、こうした再編成とは異質なものです。国民的議論を諸問題に巻き起こすためにも、既存政党の枠組にこだわらず、足元の改革を一つづつすすめることが必要です。
Q.すべての人に公正であるために何が一番大切でしょう?
すべての人に、教育の機会の実質的平等を保証することです。第一にまず教育です。
Q.総選挙の時期は?
九月の自民党総裁選の後、十一月にもあるのではないかと言われています。いずれにせよ任期満了でも来年六月ですから、気を引き締めて体制づくりをしていきたいと思っています。宜しくお願いします。
Q.プライベートに目標にしている減量は?
五月下旬から六月初旬までは風邪になやまされ、養生のため(?)かせっかく落した体重を元にもどしました。これから夏の行事、お祭りなどもありますが、アルコールをすすめないでいただけると助かります。(笑)

後藤しげゆきニュース 2003春季号Vol.23より 
責任ある改革政治を一直線
イラク問題の早期解決を
 毎日の戦争のニュースに心が痛みます。人類にとって不幸な戦争を一日も早く終わらせるために全力を尽くす責任が日本を含めた各国にあります。
 今回のアメリカ等による国連安保理の新たな決議にもとづかないイラクへの武力攻撃は、国連中心主義をめざすという立場から遺憾なことであり、その事は率直に発言すべきだったと考えます。一方で、イラクのクウェート侵略後十二年間に渡って大量破壊兵器の廃棄を求めた国連決議を無視してきたのはイラクであり、国連がすべての紛争解決に万能ではない中で、憲法によって武力の保持・行使が制約されている我が国が日米安保条約を基本とした安全保障の枠組み(ex.第三国のミサイル攻撃への対応)を現在採用していることを考えれば、不幸にも戦争が起きてしまった以上、アメリカに対してイラクへの人道支援や復興支援を約束しないわけにはいかないと考えます。改めて、日本として国連中心の予防外交に積極的に取り組んでいくことの重要性を再認識します。

経済構造改革の断行
 景気や地方経済の状況は大変に厳しい。経済の立直しのためには、規制改革、既得権の見直し、内外価格差の是正、新産業の創出・技術開発支援、不良債権問題への適格かつ大胆な対応など経済の構造改革、システム改革が不可欠です。その際構造改革が理論倒れにならぬ様併せて金融政策、円安誘導等のデフレ対策を講じるべきことは、これまで申し上げてきた通りです。特に、不良債権の処理については、大企業分は法的処理スキームで早急にすすめるが、中小企業分は経営実態に即した審査ルールによりやる気と能力のある者を直接償却に追い込まないなど的確性が強く求められます。
 一方で最近はデフレの深刻化もあって、まず歳出の追加等によってデフレを克服した後痛みを伴う経済構造改革に取組むべきとの議論もありますが、反対です。 デフレの最大の原因は不況であり、構造改革により経済が良くなってこそデフレ問題は本当に解決されるからです。

改革路線を引き続き堅持
 政治の停滞は許されません。行政改革、制度改革、透明な政治プロセスの確立等は急務です。政治理念や政策を明確に提示し、その実現のために行動する時だと思います。今後とも、責任ある改革のために全力をつくします。
語 る  後藤代議士Q&A
Q.政界再編成についてどう思いますか?
政界を再編成すべきです。政治理念・政策軸により再編された政党が、政権交代の緊張感の中で政策を競う政治を多くの国民が望んでいます。しかし、単なる野党統一など理念や基本政策の異なる既存政党による連携は、こうした再編成と異質なものです。政界再編成を実現するためには、既存の枠にとらわれない責任ある政治家を一人でも多く当選させることです。
Q.すべての人に公正であるために何が一番大切でしょう?
すべての人に、教育の機会の実質的平等を保証することです。第一にまず教育です。
Q.公共事業については?
国民の生活やインフラの整備のために必要な公共事業は大切です。しかし、過去のような景気対策のためのバラマキ型追加などは、かえってひいきの引き倒しになります。十分に議論されていない事業の採択や効率的でない執行などは見直さねばなりません。今後、基礎的自治体に生活関連事業の補助金をまとめて交付するなど地域において事業を採択すれば、地域住民の議論によって優先度や効率性は自らチェックできます。ナショナルミニマム論や政策評価方式など体系的に議論すべきです。
Q.プライベートに目標にしている減量は?
正月、新年会などによる四キロ増分は減らしましたが、後は一進一退。花見や会合などでアルコールすすめないでいただけると助かります。(笑)

イラク問題について
 

 国連安全保証理事会の新たな決議なき米国等によるイラクに対する武力攻撃は、国連中心主義をめざすという立場から大変に遺憾である。そもそも、戦争は人類にとって最も不幸な事態であることは言うまでもない。今後、戦争回避のためにあらゆる努力を最後の瞬間まであきらめるべきではないし、不幸にして攻撃が始まったとしても、一日も早い終結のために全力をつくす責任が日本を含めた各国にある。
 一方で、この12年間、イラクの大量破壊兵器の廃棄等を求めた国連決議(決議678.687.1441)等がありながら、事態が改善されなかったことについては、イラク側に大きな責任がある。また、すべての国際紛争を安保理を中心とした国連で解決できていないことも、残念ながら直視せざるを得ない現状といえる。そうした世界情勢の中で、日本の現在の安全保証の基軸は日米安全保障条約である。そのことに対する将来における是非の議論は別としても、日米同盟の固い絆の上に現在の日本日本政府の例えば、第三国からのミサイル攻撃に備えるといった安全保証の戦略が構築されていることは、認めざるを得ないと考える。今回のイラク攻撃と日米安全保障条約は直接関係のないことはいうまでもないが、アメリカとの信頼関係は日本にとって重要である。
 アメリカ、イギリス等による新たな国連決議のない武力攻撃にこれまで反対してきたとしても、不幸にして武力攻撃がはじまる事態となってしまった場合には、その武力攻撃を前提として今後のわが国の対応を冷静に判断していくことも、平和主義の理想の他に各国の戦略や国家利益などがうずまく国際政治の中では必要といえる。安保理での新決議の採択にさえ拒否権を発動してまで反対をする立場をとっていたフランスでも条件次第でこの戦争への参加の意思を示している。
 わが国としてアメリカに対して、人道支援・復興支援を早急に約束することは必要と考える。さらに、今回のことで権威が大きく失墜したといわれる国連安保理の名誉や信用を回復するために、またこのような事態を繰り返さないためにも、憲法上国際紛争の解決のために武力行使を認められていない日本が、国連中心主義による予防外交に一層積極的に取り組まねばならないと考える。

平成15年 1月19日

後藤茂之


緊急報告
責任ある改革政治をめざす。
民主党離党にあたって。
 明けましておめでとうございます。
 これまで責任ある改革、政策を来そう透明な政治の実現をめざして活動してきましたが、1月8日に民主党に離党届けを提出、無所属となり、今後とも私の信条を実現するために必死に活動していきます。
 私は、これまで民主党のすすむべき道として以下の2点を党内で積極的に主張してまいりました。
1). 外交・安保・防衛・エネルギー基本政策などの国家基本政策について現在の枠組と変わらない『ぶれのない路線』を明示することによって、現在国民の半分以上を占めると思われる無党派的な改革派、保守的な改革派に安心して政権をまかせられる政党だと思われるようになること。
2). 経済政策などについて、政治的思惑や従来型の野党的発想からむやみに反対ばかりせず建設的な政策提言を行うこと。
しかしながら昨年来の現状は残念ながらそうした方向に進んでいるとは言えず、民主党は、行革、構造改革、透明な政治プロセスの実現といった改革を現実的に進めていくことを願う改革層に見放されてきています。今後とも民主党は全野党連携路線により改革の道をすすんでいくことと思いますが、私はこれまで通りの私の信条にしたがって『責任ある改革路線』を追求していく覚悟です。

経済危機に立ち向かう。
 現在、我が国にはイラク危機、北朝鮮問題、教育問題、社会保険制度改革など重要な課題が山積みしていますが、まずもって国を挙げて取り組むべき課題は、経済危機を乗りこえ、国民生活を守ることです。投資や消費が可能となる経済社会のしくみをつくるために経済構造改革をすすめることは肝要ですが、併せてデフレ対策を講じなければ、足元の経済、中小企業は死んでしまいます。以下のような、政策を断行すべきです。
1). 大企業の不良債権処理はすすめつつ、7割を占める中小企業の不良債権については、早期処理を強制しない。
2). 政府系金融機関から『やる気と能力ある中小企業』に積極的に資金融通する。
3). 日銀の外債購入などにより、日米合意を前提に円安に誘導する。
4). バラマキ型の従来型対策とは一線を画しつつ、中小企業金融、雇用対策、必要性の高い公共事業などに最低2・3兆円の補正予算の追加を行う。こうしたデフレ対策をとることが絶対に必要です。

政治に新しい風を。
 今、政治が明確な政治理念や政策を提示することにより、古い政治体質を改革し、国民の常識の通用する政策中心の新しい政治を実現するために、行動する時だと考えます。
語 る  後藤代議士Q&A
Q.自民党に入党するための離党ですか?
自民党入りを前提とした離党ではありません。これまで主張してきた『責任ある改革政治の実現』という信条に従い行動して行きます。
Q.民主党の中でどれだけ努力したのですか?
民主党の中では保守改革路線の急先鋒だったと思います。機会をつかまえては発言してきましたが、皆さんの目に見えるものを以下に例示します。
1). 一昨年のテロ法案に党で一人だけ賛成しました。個人の考えでもありましたし、この法案に賛成しないようでは、国民の五割を占める保守的改革派に安心して政治をまかせられる政党とは思われないと主張しました。
2). 民主党が昨年春、小泉構造改革路線批判に転じた時、公約通りやるべきこと、国民生活に配慮すべきことを指摘しつつ、経済構造改革の考え方は基本的に正しい旨、本会議でも正々堂々と演説しました。
3). 九月の代表選挙では、当初『世代交代』ではなく、『新しい保守改革路線』を掲げた若手候補を立てるべしと発言しましたが、現実化しませんでした。民主党の現状については残念です。
Q.政界再編成についてどう思いますか?
政治理念・政策軸を中心として保守二大政党が将来実現できるよう政界を再編成すべきです。多くの国民もそれを求めています。しかし、野党統一というだけの理念なき連携とこうした再編成とは異質なものと言わざるを得ません。
Q.民主党だから投票した人への説明は?
民主党だから投票したという方には、申し訳ないと思います。しかし、その当時私や多くの人が期待した民主党と現在の民主党との間に大きなギャップが生じてしまったと考えます。私としては、これまで通りの自分の政治姿勢を貫いて行くつもりです。
Q.プライベートに目標にしている減量は?
年末・年始で4キロ増はショック。新年会はアルコールをすすめないようお願いします。

2003/1/8   お元気ですか・・・。
 明けましておめでとうございます。
 本日、十一時、民主党に離党届けを提出いたしました。今後、無所属となって、私が政治信条としてきた改革政治を実現するために一生懸命活動していきたいと思います。
 民主党も基本政策の違いの大きさを克服するために必死に努力をしているわけですが、私はこれまで民主党内において民主党のとるべき道として二点を主張してまいりました。

1). 外交保安・エネルギー基本政策などの国家の基本政策についてぶれのない路線を提示することによって、国民の半分以上を占める無党派的な改革派、保守的な改革派に安心して政権をまかせられる政党だと思われるようになること。
2). 経済対策について、政治的思惑による反対などをせず建設的な提言を行うこと。

 しかしながら、昨年来の民主党の現状は残念ながらそうした方向にすすんでいるとは言えません。
 今後とも民主党は、民主党のやり方で政治の改革の道をすすんでいくことを期待しておりますし、私は、私の信条にしたがって責任ある改革路線を追求していく覚悟です。
 皆様、お体御自愛ください。
 それでは、また。

平成十五年  一月八日
後藤茂之

2002/12/5   鳩山代表の辞任について
 鳩山代表が党の混乱の収拾のために、身を投げ出して辞任されたことは大変大きな決断だったと、鳩山代表の決断を評価するものです。しかし、一言あえて申し上げるとすれば、三ヶ月前に、全国のサポーターに投票をしてもらって代表が選ばれたのにもかかわらず、代表選直後から『鳩山降ろし』の声が党内に上がり、その声におされてこのたび代表が辞任するという事態となったことについて、もっと明確な辞任の理由・経緯の説明が必要なのではないかと感じます。次の代表は、両院の議員総会で選ばれ、サポーターの参加はありません。
 民主党が再生するためには、ただ野党連携をつめよるための新党や統一会派づくりを模索することだけでは足りない。五割を占める責任ある改革路線を指向する国民に明確なメッセージの送れる新しい党の政治理念の確立が不可欠だと考えます。


2002/12/2   緊急提言!
構造改革と併せデフレ対策を。
 秋以降、株価の下落、米国経済の減速、竹中金融ショックなどにより、急速に金融がひっ迫し、経済は危機的です。ものづくりの再興や企業投資を可能とする体制整備、これまでの既得権にとらわれない制度改革、国民が将来に展望をもって消費ができるような医療制度改革、年金改革など構造改革政策の断行なくして将来への展望は望めません。しかし、併せてデフレ対策を講じなければ、足元の経済は死んでしまいます。今、政府が取り組もうとしている常識的な政策の早期実行に加え、(1).日銀等による株・土地の購入、(2).国民公庫・中小公庫に二年間赤字の発生をみとめやる気のある中小企業への資金融通、(3).アメリカとの協調をとりつけ、公的資金を使った外債購入など一五〇円程度の円安誘動など、平時では取りえないデフレ対策を断行すべきです。

国民生活を守る。
 最悪の失業率に対応するための雇用対策、信用保証・制度融資の拡充などの中小企業対策のために一兆円、新しい産業の創出や十分にねられた社会資本の整備などに一兆円、補正予算の追加も必要です。展望なきバラマキ型景気対策の効果は、金融ひっ迫の問題も含め疑問がありますが、国民生活を守るためのピンポイントの補正の追加は不可欠です。
 福祉、教育などの分野については、やさしい心の通った丁寧な対応が不可欠です。

政治に新しい風を。
 国民が納得できない古い政治体質を改革し、政策中心の国民の常識の通用する政治決定のプロセスが求められています。政党は、明確な政治理念や政策を国民に提示する責任があります。改革グループと抵抗勢力がやり合って政策実行の遅れている小泉政権は公約通り改革を進めるべきです。党内で外交安全保障・エネルギーなど基本政策の違いが顕在化し、何かにつけ反対ばかりで、スキャンダル追求ばかりをしていると思われている民主党に、責任ある改革を期待する国民は、政権を安心してまかせようとは考えられません。今、求められているのは、既存の枠組みにとわられず、政治理念を信じて行動をおこす、勇気と決断です。一人一人の政治家が信念に従い行動すべきです。そして、みんなの力で現在の政治を変えなければなりません。

Q.民主党の混乱についてどう思いますか。
外交・安全保障・エネルギー政策など国の基本政策についての考え方の違いが大きすぎるため、基本的な部分で国民に対して明確な政治理念が提示できないことが問題です。国民の五割を占める現実的改革派、無党派的な改革派に安心してもらえる的確な発信を出来れば、政治は動きます。先般の代表選挙は、その意味で最後のチャンスだったと思います。出直しが必要です。
Q.政界再編成についてどう思いますか。
政治理念・基本政策を明確にした責任ある改革政治を実現するために、政界を再編成すべきです。国民もそれを求めています。しかし、野党連携というだけの新党結成や統一会派は、こうした再編成とは異質なものと言わざるを得ません。
Q.教育については?
『ゆとり教育』の本当の意味を考え直すべきです。偏差値偏重教育をやめることは正しいが、子どもをいわゆる『放し飼い状態』にすることが、自分で考える力や創造力につながるとは思いません。集団の中で自らを生かしながら、せり合ったり助けあったりすることも重要な訓練だと思います。週休二日制も地域活動など本来の趣旨に沿うものとなっているか検証が必要です。教育は国の基本です。
Q.福祉政策については?
一人一人の利用者の立場に立った制度の修正や実行が不可欠です。現場の実態を踏まえることです。誰でも参加できる開かれた社会を実現することが目標です。
Q.プライベートに目標にしている減量は?
臨時国会が十月十八日の召集で地元の会合等も多く四キロ増えましたが、国会閉会後三キロ減らしました。年末・年始、美容と健康のためのアルコール抑制に御協力いただけると助かります。(笑)

後藤しげゆきニュース 2002秋季号Vol.20より 
政治・経済の閉塞状況を打開しよう。
経済構造改革の断行。
 経済の先行き不安から株価もバブル経済崩壊後の安値を更新し、九千円の大台割れとなりました。地域経済も大変厳しい状況にあり、一刻の政策の停滞も許されません。経済分野において既得権にとらわれない新しい構造改革を実施することによって、『ものづくり』を再活性化させ、企業の投資や創業を可能にすることが肝要です。国民の将来への不安を払拭することなくして、経済の半分以上を占める消費を伸ばすことはできません。一方で、現下の金融情勢、株式市況等をみると、緊急のデフレ対策も必要です。(1).企業再生のための出融資に政府系金融機関を積極的に活用。(2).「ものづくり」再興のための地域クラスター計画の推進。(3).金融機関から企業への貸出しを増やすという観点から銀行への公的資金の一斉投入。(4).不動産証券化商品、株式投資ファンドなどへの積極的資金供給。(5).円安に向けた為替政策の採用など緊急対策を講ずべきです。

国民生活を守る。
 経済構造改革を断行していく中で、福祉、教育などについては、一人一人の国民生活を守るという観点から、人にやさしい心の通った丁寧な対応が不可欠なことは全く当然です。

政治に新しい風を。
 現在の閉塞状況の中で政治にも新しい風が起きつつあります。国民が納得できない古い政治体質を改め、国民生活にかかわる政策上の重要課題に正面から取り組む勇気と倫理観が求められています。そのためには、一人一人の政治家が、既存の枠組みにとらわれず自分の信念に従い発言し行動すべき時だと思います。みんなで現在の閉塞状況を打開しましょう。
語 る  後藤代議士Q&A
Q.政界再編成についてどう思いますか。
政界は再編成すべきです。小泉総理が改革をすすめれば抵抗勢力との対立は激化し、突然の解散ということもあり得ますし、逆に改革を放棄すれば国民は納得しません。民主党も基本政策の違いが顕在化しており、代表選挙後の党内情勢も不安定さを増す恐れがあります。国民は、政策に基づく責任のある政治、政界の再編成を求めていると思います。
Q.農業政策については?
日本の農業の岐路ともなる大きな課題が山積しています。減反をすすめても米価が下がり続ける現在の米政策をただ無策にこのまま続けることは不合理です。野菜出荷安定法の改正だけで、中国からの野菜の輸入抑制は難しく、新たなセーフガード・貿易ルールづくりも必要です。経営所得安定対策の検討期限も迫ってきます。BSEに対する対応も必要です。また、食の安全の問題をきっかけとして生産・流通・消費を通じた消費者の視点を重要視した農業政策の体系見直しも必要となります。食は国の基であり、国家戦略にもとづく積極的対応が不可欠です。
Q.福祉政策については?
介護保険に続いて、十五年度から障害者福祉についても行政処分から選択と契約を中心とした体系に制度が変わります。一人一人の利用者の立場にたった制度の実行が不可欠です。又、現場の声に耳を傾け、制度や運用を的確に修正することも必要です。誰でも参加できる開かれた社会を実現することが目標です。
Q.プライベートに目標にしている減量は?
夏まつり、地元行事で酒食の多くなるこの時期としては、何とか二キロ増で抑えられました。美容と健康のために会合などでビールや冷酒をすすめないでいただけると助かります。(笑)

後藤しげゆきニュース 2002夏季号Vol.19より 
政治の閉塞状況を打開しよう。
経済の構造改革
 地域経済の現況は危機的です。全国的には半導体をはじめ一部先端産業の投資が回復しているとはいえ、消費は停滞したままであり、地方への好影響の波及はまだまだです。経済が良くなるためには、企業の投資が可能となるような既得権にとらわれない新しい構造政策、国民が安心して消費できるような医療制度や年金制度の改革に取り組まねばなりません。『構造改革なくしては経済の回復なし』という考え方は基本的には全く正しい。要は、実行に移すことです。

恥ずかしい政治の現況
 ところが、国会や政治の現況をみるにつけ、二つの点で大変恥ずかしいと感じます。一つは、スキャンダルが続出していることです。そして、もう一つは、国会がスキャンダルしかやっていないように見えることです。
 透明で公正な政治を国民は望んでおり、それができない政治家が退場すべきことは当然のことですが、今、政治は厳しい国民生活や将来展望の見えない閉塞状況を打開するための政策的な挑戦を行うことが最も重要です。国民の政治への信頼を回復する唯一の道だと考えます。

政治家の信念
 国民が納得できない古い政治体質を改め、国民生活にかかわる政策の重要課題に正面から取り組む勇気と倫理観が必要です。そのために、各政党は、党利党略、党内の権力闘争や足の引っ張り合いをやめることです。与党としてのおごりも野党根性も乗り越えることです。一人一人の政治家が自分の信念に従い発言し行動すべき時だと思います。
語 る  後藤代議士Q&A
Q.政界再編成についてどう思いますか。
明確な政策軸の違いによる政界再編成を行うべきです。小泉総理が改革をすすめれば抵抗勢力との対立は激化し突然の解散ということもあり得るわけですが、逆に改革を放棄すれば国民は納得しません。民主党内も安全保障、エネルギーなど政策の違いが顕在化しています。国民の多くも再編成を求めていると思います。
Q.個人情報保護法、有事法制について?
現在議論されている個人情報保護法等については、取材活動の自由、報道の自由を制約するおそれのある内容となっており反対です。また、一部にみられるマスコミ取材の行き過ぎについては、諸外国のような自主規制や公正な第三者機関によるべきでしょう。有事法制は、一般論としては必要ですし、当然のことだと思います。ただし、今回の法案は不備な点が多く十分な審議や修正は必要です。
Q.すべての人に公正であるために何が一番大切でしょう?
すべての人に、教育の機会の実質的平等を保証することです。第一にまず、教育です。
Q.市町村合併については?
合併したことによってどのような地域づくりができるのかビジョンをつくることが先決です。地域に応じて戦略のカギは、「ものづくり」であったり、「自然・森林との共生」であったり異なります。合併後は分推的な市づくりを行い、旧市町村の単位をコニュニティーとして尊重していく必要があります。人口の少ない山間地については、公的サービスの姿がみえない限り結論ばかりを求められても困るというのが正直なところでしょう。国・県の対応も必要です。
Q.プライベートに目標にしている減量の効果は?
春は、今のところ五キロぐらい減りました。夏祭り、会合などでビールや冷や酒をすすめないでいただけると助かります。(笑)

後藤しげゆきニュース 2002春季号Vol.18より 
構造改革の向こうに! 経済危機を越えて
政治の構造改革
 現在、金銭にまつわる政治家のスキャンダル、不正な口利き、汚職、外務省スキャンダルなど国民の政治不信を招く事態が多発していることは、ゆゆしき事です。制度疲労を起こしている現在の政治のしくみそのものを透明化し、公正なものとすることは、国民共通の願いであり、何としても政治の構造改革を断行せねばなりません。常識で考えておかしいことは、例えそれが長く行われてきてしまったことであっても、変える勇気が求められています。我々国民も、そうした誤った政治体質やしきたりを許容したり黙認することがあってはならないと考えます。

政治家と官僚の関係
 政と官の関係について、まず求められるのは、政策目標を設定し、必要があれば既存の枠組みや各省の制度を変更する政治家の強いリーダーシップと見識です。それを支える強い倫理観が必要です。官僚も政策の企画立案の客観的補助、公正中立で透明な政策執行といった官僚本来の仕事を誤りを持ってやってもらわねばなりません。

経済の構造改革
 一方、経済は危機的状況にあり、一刻の政策実行の停滞も許されません。経済がよくなるためには、企業の投資が可能となるような既得権にとらわれない国家戦略にもとづく新しい構造改革、国民が安心して消費できるような医療・年金制度の改革などに取り組まねばなりません。構造改革なくしては経済回復なし。実行の時です。
語 る  後藤代議士Q&A
Q.政界再編成についてどう思いますか。
政界は再編すべきです。外相更迭で支持率の落ちた小泉総理が、構造改革の実行の実績を国民によりはっきりと示そうとすれば、抵抗勢力との間で混乱が生じます。民主党も、基本政策をめぐり内部の不協和音は収まりません。国民は、政策に基づく責任ある政治、政界の再編成を求めていると思います。
Q.銀行への公的資金投入については?
金融機関から企業への貸出しを増やすという観点から銀行への公的資金の一斉投入に賛成です。経営の一新が前提であり、国有化には反対です。不良債権処理は、土地政策、新規産業振興政策などと合わせて実行すべきです。
Q.食の安全について不安が拡がっているが?
食品の安全についてのプロジェクトチームの責任者として、BSE問題、食品の虚偽表示、遺伝子組換食品、食品安全庁構想などに取り組んでいます。食品の安全は、命に関わるものであり、透明な手続き、国民への適切な情報開示に基づき、消費者が正しい商品選択のできる体制を整備することが必要です。生産から消費までの合理的な取引ルールの確立のためには消費者側からの意識改革も必要です。
Q.新エネルギー、環境で取組んでいる仕事は?
風力・太陽光エネルギーといった環境にやさしい新エネルギー活用のための法案、自動車リサイクル法案の担当者として関係者、与野党調整に忙しく取り組んでいます。環境と経済の両立、地域における環境運動が重要です。
Q.プライベートに目標にしている減量は?
酒の多くなる忘年会、新年会の時期を何とか二キロ増で抑え、一進一退といえます。今後とも夏に向け、美容と健康のためにがんばります。(笑)

 個人情報保護法等について
2002/4/26
 国民には『知る権利』があります。
たしかに、IT化の中で個人情報の漏えい、悪用から各個人を守るしくみは必要ですが、今回の個人情報保護法案では、諸外国では適用除外とされている個人情報を扱うための基本原則がメディアにまで適用されることによって、取材活動や報道の自由を制約するおそれのあるしくみとなっているため、本法案には反対です。
 また、マスコミの取材の行き過ぎについては、まず自主規制によってチェックするのが世界の趨勢です。法案は、もっと慎重に丁寧に作らねばならないと考えます。

 口頭メモ
2001/10/18
 人道と正義に反するテロ行為は、どんな理由をもってしても正当化されない許せない行為であり、国際社会が一致して毅然として立ち向かわねばなりません。またテロ行為に対して「行動する危険より、行動しない危険の方がはるかに大きい。」と私も考えます。
 これまで、党内で長く真摯な議論が行われ、その過程で、異論はあっても、後方支援が「武力の行使」にあたらなければ集団的自衛権の問題を生じない旨の政府解釈を前提として憲法の許す範囲内で、新法の新しい枠組みによらねばできない何らかの後方支援を行うという方針も概ねまとまっていたと思います。事前承認か事後承認かという問題はシビリアンコントロールという点からみても非常に重要な問題であり、与・野党合意が成り立たなかったことは誠に残念ですが、新法の特定性・時限性や国会の承認を必要とする旨の修正が行われたことを前提にすれば、事は安全保障にかかわる国の重大な政治的な課題であり、議論の大きな流れを大切にすべきだと私は考えます。
 現在、日本のとっている国家安全保障の基本的枠組みからすれば、外交努力はもちろんのこと新法の予定する後方支援も含めた対テロの国際的協調活動に参加することは、国際社会・自由主義社会の一員としての責任だと考えます。
 一人の政治家として、責任ある国会における投票を行うという立場から、『テロ対策特別措置法案』の修正案に対して、賛成をいたします。

 経済についての緊急提言
  1. 雇用保険の給付期間の延長。雇用保険給付の対象となっていない自営業者についても雇用教育とセットで雇用給付の制度創設。
  2. 政府系金融機関による中小企業向け融資の積極的振り替え、ベンチャー企業に対する無担保無保証融資制度の創設。
  3. 企業再生制度の弾力的、積極的運用。
  4. 不動産・各種債券の証券化による流動化。株式投資ファンドなどへの日銀の資金供給。
  5. 地域再生産業集積計画の補正による前倒し。
  6. 地域インキューベーターの集中的整備。
  7. 円安容認に向けた為替政策の国際協調。

 後藤しげゆきニュース 秋季号Vol.16より   
Q.政界再編成についてどう思いますか。
政界再編成は、必ず起きると思います。小泉総理が改革を断行すれば、自民党内が改革派と保守派で混乱するでしょうし、逆に公約の改革を放棄すれば、改革を期待した国民は納得しないでしょう。又、経済が極度に悪化すれば大連立内閣ができるかもしれません。マスコミの調査によれば、国民の六割が小泉内閣成立後でも政界の再編成を求めているとの結果も出ていることを考えれば、再編成は時代の流れです。
Q.アメリカの攻撃に対する後方支援についてどう思いますか。
テロリズムに対抗する国際的責任からは、憲法の範囲内で後方支援で協力することは必要です。そのための新法を作り、後方支援の範囲については基本的には周辺事態法で認められた枠組みの議論を参考とすべきです。一方で、我国としてテロリズムを生み出す貧困や差別といった問題に積極的に取り組むことが大切だと思います。冷静沈着でしかも素早い対応が求められます。
Q.医療制度改革についての考え方は?
医療制度改革は確かに必要です。しかし、介護・福祉制度と一体化として考えられてきたトータルパッケージの中から、財源確保のために負担の引き上げだけを先行することは避けねばなりません。
Q.「すべての人に公正であるために」何が一番大切でしょう?
すべての人に、教育の機会の実質的な平等を保証することだと思います。第一にまず教育です。教育が基本になります。
Q.プライベートに目標にしている減量の成果は?
二月から夏までに六キロ近く減りましたが、残念ながら、夏祭り、諸行事の酒のために夏の三ヶ月に五キロ近くもどしました。又、出直して頑張りますから、お酒をすすめないでいただけると助かります。(笑)

 今こそ政界再編成の実現を! 〜参議院選が終わって〜  8月初旬
 全国的な小泉旋風の中で、参議院選挙が終わりました。国民が、聖域なき構造改革路線を支持することが明確になったと言えます。又、マスコミの世論調査によれば、国民の六割近くが政界の再編成を求めているとの結果も出ています。
 選挙後、小泉総理には、自民党内多数派である保守派に負けずに、改革を断行してほしいと思います。構造改革を揚げる小泉総理、抵抗する自民党保守派。どちらが倒れるのか。どちらも倒れなければ、それは何も変わらないということです。今こそ、これまでの政治の仕組みを変える政策と理念に基づく新しい政治、政界の再編成を何としても実現させねばなりません。
 ただ、聖域なき構造改革の実行に当たっては、雇用対策、中小企業対策など改革の痛みに対して十分に対応する必要があります。強いものが何でもやりたい放題のできる改革では、国民生活が破壊されてしまうだけです。
 今、改革の痛みをある程度覚悟してまで改革を支持する国民を政治が裏切ることは、絶対に許されないと考えます。  

 小泉政権誕生!  5月中旬

 

 

 改革を求める国民の期待を受けて、小泉新政権が誕生しました。小泉総理には是非とも、公約通り改革に取り組んでほしいものです。
 しかし、もう既に旧態依然の自民党幹部の中で孤立していると言われている小泉総理に、保守派に抗して改革できるのか、よく見極める必要があります。
 そして本当に改革に着手していくことになれば、今度こそ、経済構造改革、社会保障制度改革、財政構造改革等の各々について、何をどのように改革するのかが真正面から問われることになります。政策と理念に基づく政治、政界の再編成のはじまりです。
 今、改革にむけて歴史の舵が大きく切られようとしています。改革の新しい風を創るのは国民一人一人の率直な声です。  

 国会議員Web数珠繋ぎ より   

 

 

Q.初当選後人間的に変化した事は?
 人間的に変わったとは思っていません。多くの方に応援していただき、選挙で当選させて頂きましたが、その間いろいろな理念や政策を語ってきました。今度はそれを実行する立場にあるという議員としての自覚は充分にもっています。政党政治に身を置くようになって感じることは、政治は数で勝たねばならないが、それだからこそ勝つこと自体が目的とならぬよう、一人一人の政治家が原点である理念や政策を大切にしていかなければならないということです。また、当たり前のことですが私心(わたしごころ)を捨てなければならないと考えています。
Q.自分自身を動物にたとえると?
 ふっくらしていますから、「テディーベア」ですかね。動物ではありませんが、スマイルマーク(ニコチャンマーク)をトレードマークとしています。
Q.今から10年後何をしていますか?
 今後の10年間は、政界の再編成や経済の構造改革も進んでいくと思われます。そして日本型の新しい成熟化社会の姿がはっきりと見えてくるでしょう。皆さんに決めてもらうことですが、10年先ぐらいは政治家として活動させて頂いているのではないでしょうか。いずれにしてもそういった課題にかかわる仕事をしていると思います。
Q.国会議員としての主な仕事内容は?
 具体的な仕事内容といえば、民主党のネクストキャビネット(次の内閣)の経済産業統括副大臣になっているので、経済産業政策の取りまとめや法案の審査をしています。委員会においては、農林水産委員会に所属し日本全体としての農業政策から地域の農業問題、山の緑の問題などを取り扱っています。中でも時間をかけて取り組んでいるのが森林・林業ネットワーキングチーム座長の仕事です。通常国会で森林・林業基本法等の改正の対応を検討しています。また、政治のあり方について若手政治家で多いに議論し、立ちあがる機会を図っています。
Q.今の「政界」で一番おかしなことは?
 個々の議員同士でいろいろなことを議論していると、それなりに個々の理念や政策ははっきりしていると感じます。しかし現実の政治過程で議論すると、過去のしがらみやこれまでの仕組みの中で、それぞれの声が封鎖されてしまいます。これからは、そうしたしがらみや古い仕組みを断ちきっていくことが大切です。

http://www.cvmix.com/realnews.html より抜粋


 新年に思う。   

 

 

 明けましておめでとうございます。いつもこのホームペ―ジをご覧頂きありがとうございます。

新年のご挨拶がたいへん遅くなりましたことをお詫びいたします。

 いよいよ、21世紀を迎え、2001年が動き始めました。1月末には通常国会も始まり、ご存知のように参院選の日程も7月29日に決定いたしました。この新世紀到来と共に、今年は一層の飛躍をしなければならないと、決意を新たにしております。

 昨年は、私にとっても、政界にとってもたいへん大きな意味を持つ一年でした。私個人としては、5年の浪人時代に終止符を打ち、念願の衆議院議員としての第一歩が始まりました。又、政界では自民党内部からの反乱−加藤氏の政変−が起こった訳です。結局この政変劇は、あっけない結末に終ってしまいましたが、自民党の末期的症状を露呈する事件であったことは言うまでもございません。

 又、新年早々、政界を揺るがす事件がテレビのニュースを通じお茶の間に伝わっております。KSD事件で参院議員の村上氏が要職を辞任し、小山氏が逮捕されました。そして、この事件の関連で額賀経済財政担当相が辞任に追い込まれています。今後、この金の流れはかなりの事件へと発展していきそうです。極めとして、元外務省の幹部による機密費流用という不祥事も発覚しました。大切な税金を個人が流用するという問題は、個人の倫理感というよりは政権交代という緊張感の無い今の政治体制に端を発していると思われます。

 政治不信をさらにあおるようなこれらの事件には、本当に憤りを感じます。一刻も早く国民不在のこの政治を変えなければなりません。それでなくも、低迷を続ける景気、介護保険も完成されないままの福祉政策…と、すぐにでも解決しなければならない政策課題が山積されております。80兆円ものばら撒きでごまかしてきた景気浮揚策も結局、一瞬のカンフルにはなったものの持続的効果はありません。何度も申し上げて来ましたように、本腰を入れた経済政策や、真の意味での行政改革を敢行しなければなりません。

 21世紀幕開けのこの一年が暗いニュースで始まったことは否めません。しかし、このままの日本ではまずいと真剣に考えている、みなさんの期待にこたえられる政治家は必ずいるはずです。

そんな方々と連携を深め、今年は新しい日本の実現に飛躍をとげようと心に誓って居ります。

今後とも、変わらぬ応援をお願いします。

 




 あきらめてはいけない。変えられるのは、私達です。   11月27日(月)

 

 

 加藤紘一氏が、土壇場になって決戦の場から逃げたことは、重要課題の先送りをやめて国民本位の新しい責任ある政治に変わるかもしれない、政界の再編成が起こるかもしれないと期待した私達国民を本当にがっかりさせました。
 無党派層を含め国民の八〇%近くが森不支持を表明していたのです。その関心の深さは、当日の夜、各家庭の茶の間ばかりでなく、飲食店でもラジオやテレビの政治番組を店内で放送していたことからもうかがわれます。
  せっかく高まった国民の期待を大きく裏切ったことは、政治に対する国民の不信感を大きくした点、誠に遺憾なことです。
  もし、それだけの腹がなかったのなら、政治改革や政治を一新することについての決意や志をあんなに軽々に国民の前で語って欲しくなかったというのが正直な気持ちです。
  しかし、加藤氏やその仲間がなぜそこまで思いつめたかを考えてみることは大切です。
  自民党の中でさえ、従来型バラマキ型のこれまでの惰性にすぎない景気対策・経済対策、福祉・教育・環境といった大切な政策課題を先送りすることに対する政治責任の欠如に対して、大きな危機感を感じているのです。
  又、選挙におけるいわゆる「しめつけ」や政策決定過程の不透明性に対する国民の幻滅や怒りを大きく受け止めている人がいるということなのです。
  確かに、今回のことは残念ですが、考えてみれば不信任案同調ということは、当初このタイミングで予想していなかったことです。 
 本当は、来たる七月の参院選で与党の過半数割れの実現や森内閣の辞職に際しての混乱から何かが起こると思われていたのですから、今の段階であまり絶望する必要もないと言えます。 
  何より、「今後こうした新しい政治を求める声が、日本の政治を大きく動かしていくことだけは間違いない」と多くの人が考えていることが重要なのです。政策中心のわかりやすい政治を実現するために、政界の再編成を実現するために、私達みんなが、小さな勇気を持つことが必要です。

  今、私達が肝に命ずべきことは、政治を変えられるのは、私達自身であるということです。


 衆議院本会議を終えて  11月20日(月)

 

 

 本日の朝方、野党4党が提出した、森内閣不信任案が衆議院本会議で否決されました。
 私は当然のことながら可決に一票を投じましたが、残念な結果に終わったことを遺憾に思っています。
 国民の期待をふくらませるだけふくらまし最後はしぼんでしまった今回の一連の騒動も、密室政治の中だけで完結してしまったことには、本当に失望せざるをえません。
 世論調査による森内閣支持率は10%台と推移して現状において、森内閣に日本の未来は任せられません。国民は実質、今の森内閣を不信任し、新しい政治を期待しているのです。
 私は新しい政治に挑戦しようとする気構えは当初より変わっていません。
 今こそ政治を変え、日本を変えるため、あくまでも森内閣の退陣と解散・総選挙を求め、古い政治の枠組みを打破していくことが必要です。

以上


 今の政局を睨んで    11月18日(土)

 

 

 ご存じの通り政局は今まさにゆれております。民主党などの野党が提出を考えていた内閣不信任案に対し、自民党内に加藤氏をはじめとする非主流派が賛成の動きを示したことでにわかに、政変の動きが活発化してまいりました。
 常日頃から私も申し上げてきました「政策による一大政党の構築」という観点からみましても、この政界再編成につながる動きは歓迎することと思われます。
 経済状況が大変なこの時期に、政治がごたつくことは、よろしくないと思われる方もいるとは思います。しかし、古い体質が変えられず、権力にしがみついているだけの自民党。そして総理の資質に当初から疑問をなげられていた森首相に、退陣の要求が内容を伴って行われようとする動きは至極当然であり、遅すぎたくらいかも知れません。
 この政変が、単なる茶の間の話題に止まるだけでなく、今後の日本をどう導いていけるかを左右する大きなうねりとなり得るかは、国民皆さん一人一人の意識に関わってくるものと思っています。
 私も一人の衆議院議員として、この大事な政局をしっかりと見つめております。ただ、どう政局が動こうとも、私が政治の世界に入りました当初から掲げて参りました「分かりやすい政治、国民の立場に立つ納得のいく政治」を実現したいと、決意をあらたにしております。


 田中康夫新県知事当選に向けて

 

 

 長野県に新しい若き知事が誕生しました。
 田中康夫新長野県知事当選おめでとうございました。新しい長野県政を目指してがんばってください。
 長野県民の皆様も、新知事に期待するばかりでなく、一人一人が県政に対してできることを行う覚悟を持つことが大切だと思います。新知事、県民の皆さん、ともにがんばりましょう。

 後藤しげゆき最近の決意と実行

 

 

大蔵省から浪人時代を経て、衆議院議員になって4ヶ月が経とうとしています。
自民党の、数で圧倒する政治に審議拒否の抵抗もしてきました。
しかし、実際は、私の好むところの行為ではなかったことは、先にもお伝えしました。
今、政府の重要ポストにつく人間たちの軽率すぎる発言や行動に、政治は混迷をきわめています。
しかし、私、後藤しげゆきは足元を、一歩一歩固め、着実に力をつけさせて頂いております。
そして、皆様のお役に立てる政治家を目指し、頑張っております。
予算の仕事や地域のことは、安心してお任せ下さい。
しかし、決してただの古い利益誘導型の政治家ではありません。新しい政治の仕組みに、果敢に挑戦しようとしています。そして、今、次の役職をうけたまわり、頑張っているところです。

衆議院農林水産委員会委員/大蔵部会委員/商工部会委員/厚生部会委員/党税制調査会事務局次長/ITと税制問題プロジェクトチーム事務局長/森林・林業プロジェクトチーム座長/年金制度改革検討プロジェクトチームメンバー/ミッション日本改革フォーラム代表


 参議院選挙制度「非拘束名簿式」阻止運動と審議拒否について。

 

 

参議院の選挙制度をめぐって、国会では与野党の厳しい対立が続いています。
そして、民主党は、国会の審議拒否に踏み込みました。
私は、これまで国会の審議拒否に反対してきました。
現在の事態は、生活に苦しむ国民には、誠に遺憾な事です。
しかし、与党に一方的に有利なかたちでの野党の意見を全く無視した選挙制度の改正の強行は、民主主義の根本をゆるがすものです。
以前の自民党なら絶対多数の下でも、けっしてこうした常軌を逸したことを強行はしなかったのに・・・・・・残念です。

気候の変わり目お体御自愛を それでは、又  拝2000.10.6

インタビュー形式で後藤が語ります。

 当選後、議員になっていかがですか?

 

 

晴れて議員になれて、感謝の意に耐えません。
5年間の浪人時代からずっと支えてきて頂いた皆さんにここでお礼を申し上げたいと思います。
本当にありがとうございました。
初登院し議員バッチを胸に付けてもらった瞬間、込み上げる感慨で胸が熱くなりました。と同時に、これからの重責に思いを新たに致しました。

 初めての国会の感想は?
  正直申し上げると、初めてで緊張したと言うことは全くありませんでした。
と言うのは、大蔵省を辞める前の10年間は国会での仕事が多かったものですから、初めて見る場所でも、初めて味わう雰囲気でもなかった訳で…。
しかし、議員席に座った瞬間、職員の時とは全く違う気分でした。
それに、国会議員の年齢が若く様変わりしていることに、驚きと力強さを感じました。若い議員がこれまでのしがらみやしきたりにこだわらず、時には超党派で常識の通用する新しい仕組みに挑戦しようと燃えている姿は、まさに新しい時代の幕開けを予感させます。

 初登院、いきなりの国会の一般質疑について、(1年生議員には異例の事とお聞きしましたが…)
  はい。そのとうりです。
1年生議員には回ってこない仕事です。
民主党と言う若い政党ならではの事と思いますが…。
大蔵委員会では、大蔵省時代にやってきた財政、金融、税制などの得意の分野を担当する委員会で、今回は、中小金融問題、ゼロ金利政策の解除、ベンチャーキャピタル等の諸問題についてかなり突っ込んだ質疑をしました。
質疑の内容はこのホームページの「活動報告」にも載せるつもりですので、ご覧ください。

 今、プライベートには、まず何をしたいですか
  では、正直なところで…、子供達と遊んでやれる休みが欲しいですね。
浪人時代は、とても休みを取ろうなんて気分ではなかったですしね…。
1人でも多くの人にあって意見の交換がしたかったし、選挙が始まってからは、ただただ走り回っていました。
その後も、当選、初登庁、特別国会、勉強会、後援会の皆さんとの会合…。
考えれば、休み無しです。
でも、充実した毎日です。心地よい疲れとでも言えばいいのでしょうか…。
でも実際、休みを取ってもどこかで動き回っているような気がします。
元来、僕って働き性なんですよ…(笑)

 政治改革や政界再編成についてのお考えは
  政策で競う分かりやすい政治を実現するためには、政策や理念で競う二大政党が無いと駄目だ、と言うのは私の従来の持論です。
しかし今後、どのような道筋やタイミングでそれが実現されていくのか?難しい問題ですね。
いずれにしても、現在の旧体制の是正を目指す勢力としての民主党もがんばらねばならないでしょうし…。
いかなるきっかけであれ、きっかけさえあれば各党に存在する改革派が立ち上がることで、政界はいつ流動化するか分かりません。
しかし、それもこれも国民の皆さんにかかっていると思います。国民全体でそんな動きが盛り上がってくれば、国会でも当然そう流れるわけですから…。
政界再編成は、機が熟せば、自ずと…・と、思いますが…。

 地方主権について
  地域に住む人たちが、その地域にどんな夢や将来を描いているか、トータルなヴィジョンを作りあげることが大切だと思います。
そして、その実現のためにしっかりとした戦略プランを練り、責任を持って実現してゆく。
明確な地域づくりをすることによって、国からも予算が獲得しやすくするでしょうし、地域からメッセージを発信することによって住民の意識も高まってゆくと思います。
言い換えれば、地方主権というものは私たちの大切な税金はどう使うか自分たちで決めるということだと思うんです。
その点でも、それだけの大きな青写真がかける受け皿を作るということでは、市町村合併も今後の課題となると思うのです。

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